映画『人造人間13号』あらすじとネタバレ感想

人造人間13号の概要:2013年に公開された、科学捜査の訓練生VSゾンビの様子を描いた低予算ホラーゾンビ映画。主演はキャサリン・イザベル、監督はドキュメンタリーやショートフィルムを中心に活動しているロウエル・ディーン。

人造人間13号 あらすじ

人造人間13号
映画『人造人間13号』のあらすじを紹介します。

実地訓練を行うため、第13イーリー地区にやってきたCSI(科学捜査班)の訓練生、パトリック、ジョジュ、ダニエル、ロブ、メグ、ケイトの6人。
そんな中、第13イーリー地区に関する呪われた噂を知る、運転手と雑用を行うラリーが異変に気が付く。
教授トムキンスが置いたはずの遺体が、1体多かったのだ。

やがて全員のトランシーバーが次々と故障したり充電切れになって、携帯電話の電波も届かない場所で、それそれ孤立していく訓練生たち。
ラリーが見つけた遺体の写真を撮りに向かったケイトが、突然動き出した遺体に噛みつかれて大怪我を負う。
ケイトを連れて分析を行っていた小屋に戻ったメグだったが、ケイトはすぐに息を引き取ってしまった。

一方、ラリーはトムキンスに学生を連れて脱出するべきたど直訴する。
彼は囚人管理局から、軍の極秘研究の噂も耳にしていたのだ。
不穏な空気を感じ取ったパトリック、ジョジュ、ダニエルも教授のコテージに集まってきた。

息を引き取ったはずのケイトがゾンビになって目覚め、同じようにゾンビ化したロブと共にメグに襲い掛かる。
彼女は科学知識を駆使して、2人から逃げる事に成功する。
ダニエルと合流したメグはゾンビ化したラリーに襲われるが、バスまで逃げることに成功したジョシュとパトリックに救われ、地区の外を目指す。

人造人間13号 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:87分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:ローウェル・ディーン
  • キャスト:ブレンダン・フェア、キャサリン・イザベル、ブレンダン・フレッチャー、ニック・モラン etc

人造人間13号 ネタバレ批評

映画『人造人間13号』について、感想批評です。※ネタバレあり

2体のゾンビでやりくりする低予算映画

ゾンビ対科学捜査の訓練生たち、という設定は斬新だが、“閉鎖された場所でゾンビに襲われ逃げ惑う若者たち”というゾンビ映画定番の設定の中に見事に納まっている作品。
科学の知識を駆使してゾンビと戦うシーンがたくさん登場すると思いきや、ケイトとロブのゾンビに襲われるメグが簡易爆弾を作ったり、調査に使う薬品を浴びせるだけなので、ちょっとがっかりさせられる。

ゾンビのクオリティはそこそこの出来だが、何体ものゾンビがうじゃうじゃ出てくるのではなく、1~2体しか襲ってこないという気の抜けた印象の作品。
しかし銃も通用せず、バスで轢いてもびくともしないゾンビが出てきてすさまじい破壊力を発揮するのは面白い。
訓練用に置かれた遺体を食べる2体のゾンビはグロテスクだが、顔などで隠してあまり見えないようにしているせいか、気持ち悪さはあまりない。
ケイトが自分から棘や枝だらけの袋小路のような道に逃げ込むのはツッコミどころだが、そのシーンもゾンビの後頭部やケイトの後ろ姿だけ映して、細部まで映さないように工夫されている。
グロテスクな描写が苦手な人のための親切仕様だ。

ドジすぎる主人公

多くのホラー映画やドラマに出演し、2012年公開の「アメリカン・ドクターX」でも主演を果たしたキャサリン・イザベルが、ドジな主人公メグを演じているのが面白い。
彼氏のダニエルを演じたブレンダン・フェアを援護するはずが、間違って彼を撃ってしまうシーンには唖然とさせられる。

ジョシュ役のブレンダン・フレッチャーを含めた3人が、爆発したバスから颯爽と歩いて出てくるシーンはヒーロー映画のワンシーンを連想させ、どう見ても大学生には見えないという二重のツッコミどころになっている。
そしてトムキンス教授役のマイケル・シャンクスは、ゾンビに噛まれたように見えるシーンがあるにも関わらず、無事に生き残っているという謎が残る作品だ。

人造人間13号 感想まとめ

低予算映画ならではのゾンビのクオリティ、襲ってくるゾンビの数の異様な少なさなど、がっかりする場面は多いものの、B級パニックホラーやゾンビ映画によくある「キャーキャー言って逃げ惑う主人公たち」の姿はしっかり描かれている作品。
主人公メグが、彼氏のダニエルの事を「援護する」と力強く励ましておきながら、ゾンビを撃とうとしてダニエルを撃ってしまうシーンには笑いが止まらない。
その後にしっかり会話をしているのにも笑えてくる。

ラストシーンで、追いかけてきたゾンビに教授の上司(と思われる人物)が襲われてしまい、車のキーを捜す4人の目の前でゾンビが探しものを咥えて近寄ってくるシーンは、笑いと驚きと後味の悪さを残す。
DVD吹き替え版のラリーの言葉使いが個性的で面白く、怖いはずのホラー映画なのに笑ってしまう。

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