『16ブロック』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

証人護送の任務に就いていた男が過酷なトラブルに巻き込まれるアクション。2010年に死去した野沢那智の遺作である。監督は『陰謀のセオリー』のリチャード・ドナー、脚本はリチャード・ウェンク。

あらすじ

16ブロック』のあらすじを紹介します。

NY市警のジャック・モーズリー刑事(ブルース・ウィリス)は、裁判の証人(モス・デフ)を刑務所まで護送する任務を命じられた。

しかし、証人は警察の不正についての裁判の証人だったため、口封じを目論む悪徳警官に命を狙われてしまう。
ジャックが酒を飲んでいる時に証人が襲撃され、逃げた先に悪徳警官の一人、フランク(デヴィッド・モース)が現れる。

警察の到着が早かったこと、いくつかの偽装工作を始めたことで証人を狙うのがフランクらであることを見ぬいたジャック。
ジャックは本来仲間であるはずの警官を撃ち、追われる存在となってしまい、証人と二人で逃走することになってしまう。

評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2006年10月16日
  • 上映時間:101分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:リチャード・ドナー
  • キャスト:ブルース・ウィリス、モス・デフ、デビッド・モース、ジェナ・スターン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『16ブロック』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

物語は面白そうなのに

私は前情報を確認した時に、とても期待しました。面白そうなお話じゃないですか。
警察官と証人が警察に追われる立場になってしまう。ブルース・ウィリスだし、どんなアクションを見せてくれるんだろう?期待してしまうのはしょうがないでしょう。

しかし、なんでここまで退屈なのか……。決して悪くないんです。ただ、面白くはないわけで。
最大の誤算は、面白そうだと思ったお話が面白くなかったことですね。途中まではいいんです。ブルース・ウィリスと証人が二人きりで逃げ出すまでは。
まあ、フランクが証人の命を狙っていることがわかるシークエンスはちょっと雑でしたけど。

これからあとは普通です。普通のアクションが続くので、退屈してしまいます。
証人が鬱陶しい人物であることもノイズかな。フォレスト・ガンプとアクションは組み合わせが悪い。

年老いたブルース・ウィリス

ブルース・ウィリスは数々のアクション映画に出演してきました。代表作は『ダイ・ハード』。
ダイ・ハードは爆発バカ映画の代表的作品とされていますが、あの作品は頭脳戦がメインのアクション映画だったんです。

マクレーン刑事があまりにもはまり役だったことを考えると、ブルース・ウィリスは悩みながらアクションをこなす演技が適していると考えられます。
本作も似たような感じではあるのですが、いかんせん俳優としての迫力に欠ける。俳優としての旬が過ぎてしまったことを痛感させられました。

まとめ

リチャード・ドナーは『スーパーマン』『リーサルウェポン』などのアクション映画の名匠です。
ここ数年はヒット作に恵まれず(自業自得ではあるが)、本作は起死回生をかけた作品だったはず。
なのに、またこけてしまいました。制作費の2倍しか稼ぐことができない老監督は見捨てられてしまうでしょう。

今後、リチャード・ドナーが監督業に復帰するとは思えず、このような作品が遺作になってしまうことを考えると複雑です。
ただし、『X-MEN:フューチャー&パスト』でプロデュース業に復帰し、見事な作品を作り上げていましたので、今後はプロデューサーとして活躍するのかもしれません。応援したいです。

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