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映画『252 生存者あり』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『252 生存者あり』の概要:小笠原諸島沖の地震をきっかけに、巨大台風が東京都を襲来。これにより、地下に閉じ込められてしまった生存者の救出を、ハイパーレスキュー隊が開始する。レスキュー隊と生存者、双方の視点で描かれた感動の物語。

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映画『252 生存者あり』の作品情報

252 生存者あり

製作年:2008年
上映時間:128分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:水田伸生
キャスト:伊藤英明、内野聖陽、山田孝之、香椎由宇 etc

映画『252 生存者あり』の登場人物(キャスト)

篠原祐司(伊藤英明)
元レスキュー隊員。現在は高級車ディーラーにて働いているが、向いていない。娘はろうあ者。過去の救助体験にてトラウマを抱え、レスキュー隊を除隊している。静馬は兄。
篠原静馬(内野聖陽)
東京消防庁、ハイパーレスキュー隊隊長。確固たる信念により、人命救助に挑む。過去のトラウマにより心に傷を負っているが、隠している。
重村誠(山田孝之)
手術が苦手な外科研修医。人の命を抱える重圧に自信を無くしており、自暴自棄になっている。
キム・スミン(MINJI)
韓国から出稼ぎにやって来た女性で、夜の仕事をしている。片言の日本語を話す。
藤井圭介(木村祐一)
大阪の中小企業の社長で子供が9人いる。熱帯魚用の水槽循環装置を製造販売している。
宮内達也(山本太郎)
ハイパーレスキュー隊隊員。静馬に絶大な信頼を寄せており、祐司の元同僚。

映画『252 生存者あり』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『252 生存者あり』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『252 生存者あり』のあらすじ【起】

9月14日、小笠原諸島沖にて震度5の地震が発生後、3日が経過していた。調査の結果、地震の影響で海底に大穴が開き、マグマの噴出を確認。これにより、海水温度が上昇していることが判明する。

9月15日。千代田区の気象庁では、海水上昇による影響で積乱雲が発生し、巨大な台風が出来ることを事前に予測していた。しかし、報告を受けた課長は飽くまでも予測であることを示唆し、混乱を避けるために発表を控えるよう指示。

その頃、高級車ディーラーにて働いていた篠原祐司は、車の販売が上手くできずに四苦八苦していた。
祐司には、妻とろうあ者の幼い娘がいる。この日は娘の誕生日だったが、プレゼントの購入を忘れてしまった祐司。翌日の夕方に誕生日祝いをすることにして、娘を宥めた。

東京消防庁、ハイパーレスキュー隊隊長、篠原静馬はこの日も、危険な現場で被害者の救助を行っていた。彼は犠牲を最小限にするため、行けるはずの場所まで行かずに帰還。若い隊員はそれに疑問を持っていた。

9月16日、15時15分。待ち合わせのため、祐司の妻は娘と共に新橋駅へ。
15時18分。銀座四丁目のデパートで娘のプレゼントを購入した祐司は、待ち合わせ場所へ向かうため、外へ出た。だがその時、凄い早さで空に暗雲が立ち込める。突如、空から落ちて来たのは直径15㎝ほどもある雹だった。辺りはたちまち、逃げ惑う人々で騒然となる。巨大台風により、海では大きな津波が発生。都心はあっという間に大津波に襲われる。

新橋駅にいた祐司の妻と娘は、逃げ惑う人々の混乱に巻き込まれ、はぐれてしまう。
祐司は地下鉄に乗って新橋へ向かった。駅のホームでたった1人、怯える娘の姿を見かけた祐司。急いで電車を降りようしたが、逃げ惑う人々が電車へ詰め寄って来る。

地下鉄のトンネルから妙な音がしたため、人々は一斉に口を閉じて耳を澄ました。まさかと思った事態が発生。トンネルから濁流と化した海水が、あらゆるものを飲み込んでやって来る。祐司もこれに飲み込まれ、流されてしまった。

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映画『252 生存者あり』のあらすじ【承】

海水が引いた後、ただちに救助活動を始めた消防庁。被害は甚大だった。
静馬は救助活動にて移動中、祐司の妻を発見する。幼い娘とはぐれたと泣く義妹。静馬は彼女を救助活動の本部が設けられた、近くのホテルへ連れて行った。

その頃、祐司は奇跡的にも、無傷で起き上がっていた。地下鉄では有事の際の予備電源にて、明かりが入る。彼は娘の無事を確かめるため、新橋駅方面へと向かった。
ホームに到着。生存者を探し回り、重村を発見。彼も無傷だった。地下鉄の出入り口は瓦礫で塞がっており、脱出は不可能と思われる。祐司は他にも生存者を探し、若い女性とロッカーに避難していた娘を発見。女性は腕に傷を負っていた。

大津波により、新橋駅付近全域が地下1階まで崩落したことが判明。地下鉄内にまだ生存者がいるに違いないと見た消防庁は、レスキュー隊を派遣。静馬もこれへ出動した。

韓国から出稼ぎに来たキム・スミンの傷に、一先ずの応急処置を施した祐司。彼の応急処置は完璧だった。その時、トンネルの向こうで再び、不穏な音が聞こえる。祐司は生存者を連れて、ある扉へと避難。他にも生き残っていた人々はいたが、間に合わなかった。

たまたま、扉内に避難していた藤井も連れ、先へ進んだ一行は旧駅の新橋ホームへ辿り着く。出口はもうどこにもない。祐司はここで救助を待とうと話すも、重村は納得せず。乱闘騒ぎとなりかけたが、スミンがそれを制した。
祐司は重村と藤井に、2、5、2の順番で同じ数、柱を叩くよう指示。この合図は「ここに生存者がいる」というレスキュー隊での合図であった。祐司は元レスキュー隊員であることを明かす。

静馬率いる隊は、地下鉄へ救助に向かっていたが、本部からの通達により救助作業を中止させられる。巨大台風の襲来により、更なる崩落の危険があるとの理由からだった。静馬はやむなく救助を断念。

映画『252 生存者あり』のあらすじ【転】

藤井は必死に柱を叩いていた。彼は何としても助からなければと叫ぶ。彼には子供が9人もいて、中小企業の社長だった。藤井は熱帯魚の水槽を綺麗に保つためのポンプを作り、販売しようと東京へ来ていたのだった。それへ何だかんだと、いちゃもんをつけるばかりの重村。彼は明らかに雰囲気を乱している。

祐司は重村に、なぜレスキューを辞めたのかと問われ、過去を思い出した。大火事の現場だった。崩落に巻き込まれた隊員を助けに向かった静馬を救うため、祐司は同僚を見捨てて兄を連れて帰還した。彼は責任を感じてレスキューを辞めたのである。

娘の笛でスミンの元へ。スミンは震えて意識を失っていた。祐司に怒鳴られ、医師である重村は仕方なくスミンの状態を看る。彼女は腹腔内出血を起こしており、ただちに輸血を必要としていた。重村は人の命を背負う重圧に耐えきれず、医者を辞めようとしていたと言う。祐司は彼を説得し、その場にある器具とポンプを利用してスミンに輸血を施した。

一先ずの危機を脱し、重村に飲み物を提供。重村は自分の経歴を語り始める。彼の父親も医師だった。父親は良い医者だったが、訴えられたためにうつ病を患ってしまったと言う。そんな父を見てきた重村は、医師になる気持ちを失ってしまったのだった。
意識を取り戻したスミンは、自分は死なないと重村を励ます。
それぞれの事情を知った彼らは、絶対に生き残るのだと、気持ちを固めるのだった。

同じ頃、レスキュー隊はやきもきしていた。上からは待機の命令が出ており、出動できない。今この時にも、助けを求めている人が沢山いるはずなのだ。だが、助けられる術を持つ彼らが、被災するわけにもいかないのである。外は立っているのも難しいほどの暴風雨だった。

安全と思われた旧駅に、天井から水が漏れ始めていた。突然の揺れと共に壁の至るところから海水が噴出してくる。天井の崩落が始まり、祐司はスミンと娘を非難させようとする。だが、娘は忘れ物を取りに戻ってしまい、天井の崩落に巻き込まれた。

祐司は必死に娘を呼ぶ。ろうあ者の娘は耳が聞こえず、声も出せない。助けが呼べないのだ。彼は冷静さを失って叫んだ。頭を抱える祐司を他所に、重村と藤井が娘の救出をしようとしていた。そこで、252の音を耳にする。祐司の娘は父の教え通り、瓦礫の中から生存を知らせていたのだった。

映画『252 生存者あり』の結末・ラスト(ネタバレ)

1人の若い隊員が待ちきれずに、単独で地下鉄の探査に出ていた。彼はそこで252の音を探知する。無線で本部へ知らせた隊員は崩落を避け、すぐさまその場を退避。

静馬は探知した音は、祐司が鳴らしているのだと確信。彼は弟を助けるため、涙ながらに上へと掛け合った。
気象庁の者が言う。もうじき台風の目に入るため、強風が止むと。隊員たちは皆が口々に出動を請う。生存者がいるのなら、助けなければならない。それが彼らの仕事なのだ。指揮官は全ての責任は自分が取ると断言し、レスキュー隊を出動させることにした。

その頃、祐司は藤井と娘の救出をしており、重村は必死に柱を叩いていた。どれくらい経ったのか、祐司はドリルの音を耳にする。要請が届いたのだ。天井を爆破して穴を開け、救助するつもりなのだろう。

台風の目は約18分で通り過ぎると予想される。その間に救助を完遂させなければ、台風の吹き返しが来て、地盤は完全に崩落するだろうと思われた。
地上では準備が着々と進み、地下では娘の救出を急いでいた。

無事に娘を救出し、列車に皆で避難。その時、地上では爆破が開始。衝撃が襲った。だが、そのせいで地盤も崩れ、列車ごと地下へと沈んでしまう。事態は悪化。
静馬が列車に突入。列車がどうにか留まっている間に救助しなければならない。

ヘリにて生存者を救出。母と娘はようやく再開を果たした。
その後、スミンと藤井が無事に脱出。次は重村だったが、予想より早く吹き返しが来る。どうにか重村を救助。
しかし、ここに来て崩落が始まってしまう。中にはまだ静馬と宮内、祐司が残っていた。

台風一過。レスキュー隊はこぞって救助を開始。先に救出されたのは静馬だった。彼は何も語らずに去ろうとする。しかし、祐司の娘が父親を呼びながら泣くのであった。
その時、呼応するかのように、救助犬が声を上げる。生存者を発見したのだ。穴から出て来たのは、宮内を背負った祐司だった。その精悍な姿に、レスキュー隊の誰もが息を飲む。
兄静馬でさえも、弟に敬礼するのだった。

映画『252 生存者あり』の感想・評価・レビュー

ストーリーはわかりやすい、悪く言えばありきたりである。特にラストシーンはもう少し捻りがあっても良かったのではないかと思ってしまう。ストーリーを武器にする映画だと思っていたが、観賞後は俳優陣の演技に助けられた映画だと感じた。
本当に出演した俳優陣の演技は素晴らしい。主演の伊藤英明はまさに「熱演」という言葉がぴったりと当てはまるようだった。山田孝之のうまさも光っていて、良いアクセントとなっていた。それだけにストーリーの稚拙さはもったいない。(男性 20代)


日本のパニック映画で主演に伊藤英明、兄役に内野聖陽、他にもそうそうたる俳優が演じている。
俳優たちが非常に良い演技をしていると思う。ストーリーに違和感はなく、非常にスムーズに災害が発生し、危険に巻き込まれる。252とは東京消防庁にて実際に使われている通話コードらしく、生存者を知らせる他にも逃げ遅れた場合や、救助を要請する際にも使われている。この通話コードは東京のものだが、市町村単位で変わってくるらしい。ろうあ者の娘を助けるために奮闘する父親が、元レスキューだったことにある意味救いがあったと思うが、こんな奇跡はなかなかない。パニック映画としては勢いと危険の度合が良かったが、多くは俳優の演技によるものだと思う。邪推せずに観るなら結構感動的。(女性 40代)

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