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映画『きっと、うまくいく』あらすじとネタバレ感想

映画『きっと、うまくいく』の概要:インドのエリート工科大を舞台に3人の大学生の騒動を描く青春コメディ。原題は「3ldiots」。主演は、アーミル・カーン、カリーナ・カプール。脚本・監督はラージクマール・ヒラーニ。2009年インド映画。

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映画『きっと、うまくいく』 作品情報

きっと、うまくいく

  • 製作年:2009年
  • 上映時間:170分
  • ジャンル:コメディ、ラブストーリー、青春
  • 監督:ラージクマール・ヒラニ
  • キャスト:アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシ etc

映画『きっと、うまくいく』 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

映画『きっと、うまくいく』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『きっと、うまくいく』のあらすじを紹介します。

インドのエリート工科大に入学した3人、成績優秀で自由人のランチョーと貧しい家に生まれ、なんでも神頼みしてしまう気弱なラージュー。そしてエンジニアよりも動物写真家を夢見るファルファーが巻き起こす騒動を描いた青春コメディ。卒業後、行方知れずになっていたランチョーは今どこに?10年後のランチョーの姿も必見です。

天才で自由人のランチョー(アーミル・カーン)は、講義初日からゴーマンな学長と議論を戦わせます。”大学は学問ではなく、点の取り方を教えているのか?”と問う。ランチョーと同室になったラージュー(シャルマン・ジョーシー)とファルファーン(R・マダファン)の3人はいつも騒動を起こすが、ランチョーのポジティブな呪文”うまく~いく”(Aal Izz Well)で困難に立ち向かってゆく。
時に親友ラージューの父の病気を救ったり、退学処分に絶望し自殺を図ったラージューを献身的に支えます。また動物写真家を志すファルファーンをちょっと強引に応援したりと彼らの友情と行動力に引き寄せられます。学長の娘ピア(カリーナ・カプール)もそんな1人。医学生のピアは、姉の結婚式に乗り込み、ただ飯を食う3人にびっくり!
ランチョーはピアの婚約者に対して”値札男”と称して、厳しく批判します。”君だって彼を愛していなかっただろう?”と。最悪の出会いをした2人だったが、次第に惹かれあってゆく。大学を卒業する前に、ピアの姉の出産が急に訪れた時も2人は助け合い、無事姉は出産。そんな2人はすぐにでも結婚するかと思われたが。

卒業後のランチョーの足取りは5年経っても分からなかった。しかし、大学時代のライヴァル・チャトゥルから連絡を受け、ラージューとファルファーンはチャンチイル邸にいるという情報を得ます。2人は向かうが、そこに居たのはランチョーとは別人だった。ランチョーと呼ばれていた男は金持ちだが、勉強嫌い。勉強好きの使用人がランチョーという名前を借りて大学で学んだらしい。
今度こそ本当のランチョーに会えるのか?そしてチャトゥルが契約を結ぼうとしているワングル氏とは?

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映画『きっと、うまくいく』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『きっと、うまくいく』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

今日からあなたも”きっとうまく~いく”(オール・イズ・ウェール♪)と歌おう!

毎年2月か3月に見る夢にうなされています。”大学の論文提出が間に合わない!ヤバイ、卒業できないかも・・”と。あせって教室を飛び出したところでいつも目が覚めてしまうのです。そんな、大学時代の記憶を呼び起こし、元気になれる映画が、ラージクマール監督の「きっと、うまくいく」です。原題の「3ldiots」は3バカという意味らしい。

邦題の「きっと、うまくいく」が希望にあふれていて観たくなりますね。本作は、大学生の青春コメディですが、大学卒業の10年後も描かれていて後半は謎解きも楽しめます。3人の大学生は、成績優秀で自由人のランチョーと、家が貧しく神頼みにゆだめるラージュー。そしてエンジニアより動物写真家を夢見るファルファーン。ゴーマンな学長と時に対立しながら、多くの困難を乗り越えてゆく3人の友情とおバカな騒動にわくわくします。

インド映画の魅力である、歌とダンスのシーンがもう、絶妙なタイミングでやってくるのがいい!”きっとうまく~いく”(オールイズウェール!)とシャワー室で歌い踊るシーンは必見です。また現代インドの抱える社会的問題(若者の自殺や貧困、今なお残るカースト制度)をさりげなく盛り込み、軽快に描いている点が深く胸に突き刺さります。

人生に役立つ!名言にみるランチョーの魅力

3バカトリオの中心的人物、ランチョーの魅力に迫ってみたい。講義初日からゴーマンでコンピューター・ウィルスというあだ名の学長と意見を戦わせます。自分の経験則から哲学を編み出し、”知識はどこでも学べる”とか、”出世ではなく学識を目指せ”と独自の理論を展開してゆきます。自由に行動しているように見えて、いちばん相手の事を気遣うこともできる人間力に憧れます。なによりも、学ぶことの意味や学べる幸せを彼に気づかされます。

現役大学生の心にも、卒業後の人生を歩んでいる人にも響くのではないでしょうか。このランチョー役を演じているのは、アーミル・カーン。映画では、20才前半に見えますが、撮影当時44才だったそうです。友人役2人も30代だけど頑張っています。アーミル・カーンについて紹介すると、2013年の”世界で最も影響力のある100人”に選ばれた俳優兼社会事業家です。彼は俳優一家に生まれ、子役からキャリアを積んできました。

恵まれた立場にいる彼は、社会活動する意義について、”自分の可能性を最大限に生かすことでぼく自身も満たされるんだ”(ビル・ゲイツとの対談インタヴューより抜粋)と語っています。なんだか、アーミル・カーンとランチョーの発言や行動に重なって見えますね。2014年には、「チェイス」(13)の舞台挨拶の為に初来日を果たしています。彼の代表作は、本作「きっとうまくいく」と制作&主演した「ラガーン」(01/日本未公開作品)です。音楽はA・R・ラフマーン。
今後もアーミル・カーンから目が離せない!


インド映画をほとんど知らなかったのでそれほど期待していなかったのですが、とても面白くて大好きな作品のひとつになりました。ストーリーがとても良く出来ていて思いもよらない展開が続き、170分の長さを感じさせません。最後の最後まで楽しませてくれます。

主人公のランチョーは、時にイタズラが過ぎるものの、仲間思いで周りの人の心を動かす人柄が魅力的。学歴社会など、考えさせられる重い部分もありますが、「きっと、うまくいく」と前向きな気持ちにさせてもらえました。
辛いことがあったときは、またこの映画を観たいと思います。(女性 40代)


見終わった時に自然と笑顔になってしまうような素敵な作品でした。頭が良いこと、勉強ができることが偉いとは言いません。しかし、勉強で得た知識によって自分自身の進む道の選択肢が増えるのは事実です。
この作品を見ると、勉強は楽しいことだと思えるし、知識や経験が豊かな方が人生は間違いなく楽しくなると感じるでしょう。性格がバラバラに見える三人ですが、大人になっても変わらずにお互いを思い合っている絆が本当に素敵だなと思いました。
大人になっても付き合える友人に出会うこと、人生の選択肢を増やすこと、そのために大学に行くのだって素晴らしい理由でしょう。(女性 30代)


話の流れはめちゃくちゃですが、終わり良ければ全てよし!彼らが通う大学は、40万分の200という競争を勝ち抜いた天才の巣窟です。まともな人の方が少ないでしょう。トラブルがぶっ飛んでますが、それを解決する力もあり、乗り越える度に絆もより強くなっていきます。悪役っぽい人たちも憎めない性格してますよ。個性のぶつかり合いだと思えば、作品全体を楽しめる気がします。話のスケールこそ違えど、同じ大学生の自分としては共感できてしまう行動はいくつかありました(笑)。(男性 20代)


先だって傑作だと聞いていましたが、最高に素晴らしい映画です。観た後、すぐにもう一度見ていました。自殺や貧困等、深刻なシーンが織り交ぜられているのに、底抜けに明るくて爆笑してしまいます。殊に、ランチョーの考えや言動には、幾度も目から鱗が落ちました。楽に生きるヒントを得られるでしょう。インドの過酷な競争社会について学べる点も、自分にとっては有益でした。緊張した時、怖い時、不安な時はいつでも胸に手を当てて「オールイズウェル」と唱えてみます。(女性 30代)


3時間超えのインド映画。しかし構成が良く様々な要素のバランスが絶妙なので、全編通して楽しく観ることができる。前半は学生生活物としてのドタバタの中に、全体のトーンを落とさないように社会問題を織り交ぜる。後半は謎解き物の要素も加わり、登場人物達と共に展開を楽しめる。友情あり、恋愛あり、親子の想いあり。そしてインド映画と言えばいきなり始まる全員でのダンスシーンもあり。インド映画の多くは基本「全部乗せ」だが、この作品は全部乗せでありながらも、どこか洗練されていて観やすく、インド映画初心者にもオススメ。(男性 40代)

映画『きっと、うまくいく』 まとめ

悩み多き毎日でも、本作を見れば「きっと、うまくいく」!勇気&希望が湧いてくる感動作です。2013年に日本で公開され、人気作となり、世界中で大ヒット!ハリウッドの著名人からも本作の評価は高く、何度も観たという声が届いています。誰もが共感とこっぱずかしい青春に胸をときめかせることでしょう。さりげなく、現代インドの社会的問題を盛り込み考えさせる展開も秀逸です。3バカトリオを演じる、3人の役者たちが素晴らしく、歌とダンスだけではない人間ドラマの深さも魅力です。

男同士の友情っていいなぁ、大学卒業後も気にかけてもらえるなんて羨ましくも思います。また新たに映画を作るのなら、今度は女子学生を主人公に描いて欲しい。未だインドは男尊女卑の文化が根深く残っています。そうした困難を乗り越えてゆくために、インド映画はさらに進化してゆかねばならない。

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