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映画『8 Mile』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『8 Mile』の概要:2002年制作のアメリカ映画。エミネムの半生を描いた作品で、エミネムの初主演作品。役作りの為に金髪に染めていた髪をダークグレイに戻すなど、本気で取り組んでいる。エミネムが歌う主題歌「ルーズ・ユアセルフ」は2002年のアカデミー歌曲賞を受賞した。

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映画『8 Mile』の作品情報

8 Mile

製作年:2002年
上映時間:110分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春、音楽
監督:カーティス・ハンソン
キャスト:エミネム、キム・ベイシンガー、ブリタニー・マーフィ、メキー・ファイファー etc

映画『8 Mile』の登場人物(キャスト)

ジミー・スミス(エミネム)
B・ラビットという名前で活動している白人ラッパー。ラップの才能はあるが、本番に弱く声が出せなくなるなど気弱な部分がある。普段は低賃金の工場で働いており、いつかデビューする事を夢見ている。
アレックス(ブリタニー・マーフィ)
ジミーが働くプレス工場で出会った女性。アレックスもこの町から出ていきたいと考えていて、ジミーの考え方に共感し惹かれあう。だが、モデルとして成功する為にウィンクと関係を持ってしまい、ジミーと別れる。
ステファニー・スミス(キム・ベイシンガー)
ジミーの母親。トレーラーで娘のリリーと暮らしているが、ジミーの高校時代の上級生と付き合っており仕事もせずにアルコール中毒気味。
デヴィッド・フューチャー・ポーター(メキ・ファイファー)
デトロイトでラップバトルが開催されているシェルターのメインMC。ジミーやその仲間のリーダー格で、ジミーのラップの才能を信じバトルに出る事を勧める。
ウィンク(ユージン・バード)
レコード会社とのコネを持っている男。ジミーの才能を見抜きデビューしようと持ちかけてくる。口先だけの男でフューチャーはウィンクを嫌っている。モデルの仕事を紹介するとアレックスに近寄り、肉体関係を持つ。
パパ・ドッグ(アンソニー・アッキー)
ラップバトルの優勝者。ラップグループ「フリー・ワールド」のリーダー。悪ぶっているが実際は、私立高校を卒業などデトロイトで活動しているラッパー達とは違い裕福な家庭環境。

映画『8 Mile』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『8 Mile』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『8 Mile』のあらすじ【起】

ジミーは貧困地域に住んでいるラッパーを夢見る白人青年。住んでいる場所はデトロイト。デトロイトは都市である中心部と貧困地域を分ける境界線があり、その境界線は「8マイル・ロード」と呼ばれている。経済環境の境界線でもあるが、白人と黒人を分ける境目ともなっている。

ある日ジミーは、友人でありラップバトルが開催されているシェルターというクラブのMCフューチャーにバトルに参加しないかと誘われる。普段からラップを考えていたジミーは、友人たちの後押しもあり参加する事を決めるが、いざ本番になると何も言葉を発することが出来ずに負けてしまう。

さらにジミーは恋人と別れて、家と車が無くなってしまう。仕方なく母親と妹が住むトレーラーハウスに帰るジミー。そこで目にしたのが、母親であるステファニーがジミーの高校時代の先輩グレッグと寝ている場面だった。ステファニーはグレッグと同棲していたのだ。ジミーはグレッグと仲が悪く、家に泊まりたくなかったが新しく家を借りるまでの2週間だけ世話になることを決めた。

車が無くなったジミーにステファニーは車をプレゼントするがその車が故障していて、それが原因でジミーは工場のバイトに遅刻してしまう。工場長に怒られるジミー。その時、兄を探しに工場にやってきていた金髪の白人女性アレックスと出会う。

家に帰りついたジミーに、知り合いにレコード会社のコネを持っているという噂のウィンクが声をかけてくる。ウィンクはジミーに才能があると言い、レコード会社に話を通すからデビューしないかと誘う。ジミーはその話をフューチャーに相談すると、口先だけのウィンクの事を嫌っているフューチャーはラップバトルで勝ち上がり、自分たちの力でデビューしようと勧める。

その夜ジミーはいつものように、フューチャーやその他の友人とドライブをしていた。立ち寄った駐車場でラップバトルが始まっており、ジミー達も参加する事となる。

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映画『8 Mile』のあらすじ【承】

バニーのラップが観客に好評で盛り上がる駐車場。そこに黒塗りの車が現れる。降りてきたのは、前回のラップバトル優勝者パパ・ドッグ。パパ・ドッグはジミーに絡んできて、それにジミーの友人が反応してしまい一触即発の雰囲気になる。フューチャーが間に入り、その場は収まりバーへと向かう一同。

そのバーでジミーは、アレックスに再会する。アレックスはモデルを目指していて「8マイル・ロード」を越える事が夢だと語る。ジミーも同じ夢を持っていた為、二人の距離は縮まる。アレックスはジミーに、あなたは必ず成功すると言った。

その後、フューチャー達と合流したジミーとアレックスは友人の家へと向かう。そこでは最近起こった少女誘拐強姦事件の話題が出ていた。デトロイトでは廃墟が多く存在しており、そこは拉致・誘拐・麻薬の売買など犯罪の温床となっていた。その話を聞いたジミー達は、その場にいた全員で事件の起こった廃墟を燃やしに行った。

廃墟を燃やし、家に帰りついたジミーに母親のステファニーは、トレーラーハウスの管理局から退去命令が出たと伝える。ギャンブルが好きなステファニーは家賃3ヶ月分を滞納していたのだ。その事で口論になるジミーとステファニー。ジミーは家を飛び出し職場へ向かう。

工場で働いていると、ジミーの元恋人が来て口論になり工場長から注意を受けるジミー。その後にフューチャー達と会いドライブをしていたジミーは、パパ・ドッグ達を見かける。イライラが募っていたジミーはパパ・ドッグ率いるグループに喧嘩を売り、殴り合いへと発展する。

その殴り合いの最中に、ジミーの友人が銃を取り出しパパ・ドッグ達に突きつける。それを見たジミーやフューチャーは激怒し、銃をしまうよう友人に言う。それに従い、友人は銃をしまおうとするが暴発して自分の足を撃ち抜いてしまう。それを見たパパ・ドッグ達は警察が来ることを恐れて逃げていく。ジミー達は足を負傷した友人を病院へと運ぶのだった。

映画『8 Mile』のあらすじ【転】

友人に命の別状はないと分かり安心するジミー達。ジミーはそのまま工場へと出勤し仕事を始める。その昼休み、売店に並んでいた工場で働いているメンバーがラップバトルをし始める。その中の一人が、相手の容姿や性癖を馬鹿にしたようなラップを披露し続ける。見かねたジミーがラップで対抗し、黙らせることに成功。周りのメンバーもジミーを讃える。

その光景を工場に来ていたアレックスが見ており、ジミーを誘って人目の付かぬ場所へと移動する。先ほどのラップを褒めるアレックス。そのまま二人は結ばれる。

仕事が終わり家に着いたジミー。そこには、アレックスとウィンクの姿があった。トレーラーハウスに住んでいる事や母親がジミーの事をウサギちゃんと呼んでいるという事がばれてしまい、ウィンクに激怒するジミー。それを止めながらアレックスは、ウィンクにカメラマンを紹介してもらう事になったとジミーに伝える。

ウィンクはジミーにも話があると言い。その内容はジミーと有名な歌手が収録する話がセッティング出来たとの事だった。ジミーは契約への光が見えてきた気がして、ウィンクに謝り感謝する。

収録の日、ジミーはフューチャーが勝手にジミーをラップバトルにエントリーしている事を知る。前回の失態が胸に残っていたジミーはそれに激怒し、フューチャーにひどい言葉を突きつけて収録へと向かう。

収録現場へと向かいウィンクを探すジミー。ウィンクがいると聞いた部屋へと向かい、小窓から中の様子を覗く。そこにはウィンクとアレックスが、セックスしている光景がジミーを待っていた。

映画『8 Mile』の結末・ラスト(ネタバレ)

その光景を見て激怒したジミーは部屋へと飛び込み、ウィンクを殴り倒す。アレックスがジミーを止めた事で殴ることを止めるが、そのまま収録をせずに帰ってしまう。家に帰ったジミーを待っていたのはウィンクの仇を取るために来たパパ・ドッグだった。

パパ・ドッグ達にリンチされたジミーはボロボロな体で家に帰る。家の中にはなぜか上機嫌なステファニーがおり、ジミーが訳を聞くとクジが当たったという。そのおかげで家賃も払えて、立ち退かなくてすむとの事だった。

デビューへの道も閉ざされ、まじめに工場の仕事をするようになったジミー。その姿を見て、工場長がジミーに夜勤の仕事を頼んでくる。頼まれた日はラップバトルの日だったが、ジミーは仕事を引き受ける。

夕方の休憩中にアレックスが工場を訪ねてくる。モデルの仕事が決まったとジミーに伝え、今日町を出ると言った。そして、ジミーにも夢を諦めずに今日のラップバトルに出て欲しいとお願いしてくる。ジミーはそれを聞き、同僚にラップバトルの時間だけ仕事を変わってもらい工場を後にする。

シェルターへと着いたジミーは、フューチャーの元へと向かい暴言を吐いた事を謝る。フューチャーと仲直りし、ラップバトルの舞台へと向かうジミー。いよいよパパ・ドッグ率いるフリー・ワールドとの対決が始まる。

ジミーのラップは以前のものとは大違いで、観客に大ウケする。その勢いで1人2人と勝ち抜いていき、ついには優勝者であるパパ・ドッグと対決する事になる。ジミーが先攻となり、自分の生い立ちや相手の人種差別に対して見事なラップを披露する。観客もジミーのラップに歓声を上げ、パパ・ドッグの番となる。しかしジミーの勢いに押されたパパ・ドッグは、一言も声を発する事無くマイクを置いてしまった。

優勝したジミー。フューチャーは大喜びでジミーに駆け寄ってきて、このままMCの仕事を一緒にしないかと持ちかける。しかしジミーは、自分の仕事はラップを作りそれを歌う事だと改めて感じていた。その為、フューチャーの申し出を断る。そして工場へ仕事に戻るとフューチャーに伝え、夜の街へ歩いていくのだった。

映画『8 Mile』の感想・評価・レビュー

貧困家庭に生まれ、母親とも反りが合わず、トレーラーハウスで苦しい生活を送っていたというエミネムの半生が描かれている。
実際にエミネムの曲の中でも母親を侮辱する様な歌詞があったりする程、家庭環境には恵まれていなかったようだが、そういった環境が今の表現力に活かされているのではないだろうか。(良いか悪いかは別として)
余談だが、ラップバトルのリハーサルでは、当初ラップをするフリをしていたエミネムが、実際に煽りを受け、本番さながらのラップで返したという話もある。
ストーリー的にもある意味サクセスストーリーとして仕上がっているので、エミネムの演技一つ一つに胸が熱くなる事だろう。(男性 30代)


HIPHOPが好きな人に必ず一度は見て欲しい作品。
HIPHOP文化の根底にあるアンダーグラウンドというものを理解することが出来る。
エミネムがスターに成り上がるまでをドキュメンタリー化しているもので、日本よりもはるかに治安の悪いアメリカでラップのスキルのみで実力を表しのし上がっていくエミネムはラッパーの鏡として憧れを抱く存在である。
現在MCバトルなどにより徐々にラップが流行りつつある日本で、エミネムのような若きルーキーが出てくることを期待している。(男性 20代)


若かりしエミネム主演の青春(?)ドラマです。
日本で外国のヒップホップと言えば、エミネムを思い浮かべる人が多いと思います。
今作中でも彼はラビットという名でラップバトルを繰り広げます。
昨今流行りのフリースタイルダンジョンのようなMCバトルはノリも良く気持ちが良いです。
作品の内容はあまり新しさや深さというものは無いのですが、見せ場がハッキリしていてメリハリもあるので飽きずに観られました。
鑑賞後にエムネムの曲を聴くと、歌詞をしっかり読みたくなりました。(女性 20代)


初めてのラップバトルでは恥をかき大勢に馬鹿にされたが、その経験をバネにしてどんな境遇でもチャンスをつかむことが出来ると教えてくれる。バトルに勝つために相手にディスられる前に自らのコンプレックスであること全てをラップにして対戦相手を黙らせ、大きな歓声を浴びるシーンは鳥肌が立った。

エミネムの半自伝的なストーリーで、ヒップホップのファンにはたまらない映画だ。文化、ファッション、音楽と、いろいろな角度から楽しませてくれる。他のアーテイストの出演にもワクワクした。(女性 30代)


本作品は貧困家庭に生まれ、ラップは黒人のもの、という差別と壁を超えて実力でのし上がったエミネムの半自叙伝。
私自身はラップは特に聞かないが、ラップについてあまり知らなくても分かるようなストーリーになっている。
冒頭で、実力はあるのに精神面で弱く、ラップバトルで声が出なかったジミー。しかし、差別や貧困、そして恋人?を取られるなどと逆風の中でラップバトルを成功させたシーンでは盛り上がった。

ストーリーとは関係ないが、差別は白人が黒人などの有色人種に向かってするものだと思っていたので、黒人が白人を差別することには驚いた。(女性 20代)


2002年のこの作品。当時ものすごく流行って、みんなエミネムを聞いて、ダボッとしたパーカーのフードを被って彼の真似をしていましたよね。そんなエミネムの半生を描いた今作は、黒人文化の根強い場所で白人の青年が成長し1人前になっていく物語でした。
薄暗い地下で行われるラップバトル。ちょっと悪そうな参加者とそれを周りで盛り上げる観客たち。想像していた何倍もリアルで迫力のある世界観に魅了されました。自分を信じること、自分を認めてくれる人が周りにいたことで彼はここまでの存在になれたのだと感じます。(女性 30代)


エミネム版「パープルレイン」。
バリバリ現役のアーティストが自身の自伝的映画に自ら出演。その演技にはどこか初々しさを感じ甘酸っぱい気持ちにもなる。
それにしてもあのラップバトルというのは見事だ。即興で言葉を連ねて印を踏み、さらにそれがオーディエンスの共感を得る内容でなければ勝ち上がれない。誰にでもできることではないだろう。相手をディスる文化は自分には相容れないが、ステージの向こうのこととして観る分には職人芸のようで鮮やかだ。(男性 40代)


エミネムの半自伝的映画ですが、思ったより演技も上手く、格好いいです。最後のラップバトルのシーンが見所なので、ヒップホップが好きな方は観る価値があると思いました。貧富の差や、人種差別についても考えさせられますが、夢を追う若者たちを応援する映画にもなっています。典型的なアメリカンドリームとも言えますが、逆境にも負けずに努力する姿に勇気づけられました。ラップなので、英語が理解できないと厳しい面もありますが、字幕が分かりやすいので、充分に楽しめます。(女性 30代)

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