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映画『ナインスゲート』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ナインスゲート』の概要:世界に3冊しか現存しない「影の王国への9つの門」という本には悪魔を呼び出す力があると言われていた。本の探偵コルソは、ある収集家からこの本についての依頼を受ける。ロマン・ポランスキー監督作品。1999年公開のフランス・スペイン・アメリカの合作映画。

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映画『ナインスゲート』の作品情報

ナインスゲート

製作年:1999年
上映時間:133分
ジャンル:ミステリー、ホラー、サスペンス
監督:ロマン・ポランスキー
キャスト:ジョニー・デップ、フランク・ランジェラ、レナ・オリン、エマニュエル・セニエ etc

映画『ナインスゲート』の登場人物(キャスト)

ディーン・コルソ(ジョニー・デップ)
貴重な古書を発掘したり、鑑定したりする本の探偵。相当な腕利きだがあくどい商売をするので同業者の評判は良くない。ニューヨーク在住。
ボリス・バルカン(フランク・ランジェラ)
バルカン出版の経営者で古書の収集家。悪魔に関する貴重なオカルト系の古書を集めた秘密の書斎を持つ。悪魔の本の最高傑作とされる「影の王国への9つの門」に執着している。
リアナ・テルファー(レナ・オリン)
フランス貴族のサンマルタン家出身だが、家が没落しお金目当てで大富豪のテルファー氏と結婚した。悪魔を崇める秘密結社「銀の蛇」の主宰者。
謎の女(エマニュエル・セイナー)
コルソの行く先々に出没する謎の女。人間離れした雰囲気を持ち、正体を明かさない。

映画『ナインスゲート』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ナインスゲート』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ナインスゲート』のあらすじ【起】

ニューヨークの大富豪テルファー氏が首吊り自殺を図る。貴重な本が並ぶ彼の書斎からは1冊の本が消えていた。

古書の発掘や鑑定を生業とするディーン・コルソはあくどい商売をするため同業者からは嫌われていた。それでもコルソの腕は確かなので仕事の依頼は多かった。ある日、コルソはオカルト系の古書収集家であり悪魔研究の第一人者でもあるバルカンから呼び出される。

バルカンは秘密の書斎にコルソを招き入れ、そこで世界に3冊しか現存しない「影の王国への9つの門」という本を見せる。この本は1666年のベネチアでアリスティデ・トルキアが、悪魔が書いたとされる「デロメラニコン」を書き直したものだった。中には9枚の版画があり、これが本物ならば悪魔を呼び出せるとバルカンは信じている。バルカンは3冊のうち1冊しか本物は存在しないと考えており、自殺したテルファー氏から買い取ったこの本が本物かどうかを他の2冊と比較して確かめて欲しいとコルソに依頼する。コルソは破格の報酬で雇われ、バルカンの本を預かって調査を開始する。

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映画『ナインスゲート』のあらすじ【承】

コルソはテルファー夫人のリアナを訪ね、テルファー氏がこの本を手に入れた経緯を聞き出す。本はスペインで製本業を営むセニア兄弟から買い取ったものだった。リアナは夫が最も大切にしていた本を手放していたことに驚いていた。

この本に関わってからコルソの前に謎の女が出没し始める。自宅アパートまで何者かに荒らされ、コルソは安全のため本を馴染みの古書店経営者のバートに預かってもらう。

その夜、コルソの自宅をリアナが訪れる。リアナはあの本を買い戻したいとコルソに商談を持ちかけるが、コルソはこれを断る。するとリアナはコルソを誘惑し、2人は体の関係を持つ。しかし本がコルソの手元にないと知ると、リアナは態度を豹変させる。

コルソは旅立つ前にバーニーの店へ本を取りに行く。しかしバーニーは何者かに殺されていた。コルソは隠し戸棚から本を持ち出し、電話でバルカンにこの仕事を降りたいと申し出る。しかしバルカンは聞き入れてくれない。コルソは仕方なくスペインへ向かう。

スペインでセニア兄弟と会ったコルソはあの本を欲しがったのがリアナの方だったと知る。さらに版画はトルキアと2名の協力者によって作成されており、そのせいでトルキアが火あぶりにされたことも聞き出す。

映画『ナインスゲート』のあらすじ【転】

3冊のうちの1冊を持つファルガスの屋敷を訪ねたコルソは、ファルガスの本とバルカンの本を比較させてもらう。すると9枚の版画のうち3枚の絵にわずかな違いがあった。さらにその絵に記されたサインも違っていた。

コルソはこれをバルカンに報告する。バルカンはファルガス所有の本も欲しがるが、ファルガスに本を手放す気はなかった。

翌朝、謎の女がコルソをホテルから連れ出す。女がバイクで向かったのはファルガスの屋敷だった。ファルガスは何者かに無残な姿で殺され、版画だけが抜き取られた本は暖炉で燃やされていた。コルソは半分燃えた本を持ち出し、女とパリへ向かう。

パリにはもうひとりの所有者ケスラー夫人がいた。夫人はこの本を崇拝する「銀の蛇」という秘密結社の存在を教えてくれ、リアナが結社の主宰者であることもわかる。しかし夫人はバルカンを毛嫌いしており、自分が所有する本は見せてくれなかった。

翌日、コルソは再び夫人を訪ねて版画の秘密を伝える。夫人はその話に興味を示し、本を見せてくれる。やはり夫人の本とバルカンの本の版画には3つの違いがあった。夢中で本を調べていたコルソは何者かに襲われて意識を失い、気付いた時には夫人が殺され、書斎に火が放たれていた。そして夫人所有の本も燃えてしまう。

映画『ナインスゲート』の結末・ラスト(ネタバレ)

コルソがホテルに隠していた本も盗まれていた。盗んだのはリアナと用心棒の男で、コルソと謎の女は2人の後を追う。リアナたちはサンマルタン家の城へ向かっていた。城では秘密結社の集会が行われることになっていた。

コルソと謎の女は城に侵入して本を取り返そうとするがリアナと用心棒に捕まってしまう。しかしコルソが反撃して用心棒を倒し、2人は集会へ潜入する。ところが集会にバルカンが現れ、リアナを殺して本を奪っていく。コルソは謎の女と別れてバルカンの後を追う。

バルカンはとある古城にいた。ファルガスとケスラー夫人を殺して版画を盗んだバルカンは、本物が揃ったと信じて悪魔を呼び出す儀式を始める。しかしバルカンは自ら放った炎に包まれ苦しみ始める。9枚のうちどれかが偽物だったのだ。コルソはバルカンに銃でとどめを刺し、版画を持ち去る。

城の外では謎の女が待っていた。コルソと謎の女は燃えさかる城の前で結ばれる。謎の女は正体を明かさないまま“セニア兄弟”と書かれたメモを残して姿を消す。

コルソは閉店となったセニア兄弟の店で1枚の版画を見つける。その絵の中の女は謎の女にそっくりだった。それを持って古城へ戻ったコルソは、光を放って開いた門の中へ消えていく。

映画『ナインスゲート』の感想・評価・レビュー

やはり、ジョニー・デップは変な男を演じるのが上手いし似合う、とこの作品を見て改めて感じました。コルソは友達が少なく、人に対して友好的ではないのに、特段人見知りでもなく、言うことは何でも言う性格なので、やはり変わっています。しかし、そこがコルソの魅力とも言えるでしょう。本当に食えない奴です。
日本だと馴染みのない悪魔崇拝のお話ですが、この映画では人間が怖いと感じました。コルソも、その類の怖い人間に、数回騙されている感じなので、コルソ以上に食えない奴らが結構登場します。ラストのコルソと謎の女が結ばれるシーンも、かなり意味深で、見ているととてもドキドキします。(女性 20代)


悪魔崇拝を題材に、本物の悪魔の本を巡って様々な人間が交錯していくオカルト映画。直接的な悪魔的描写は少ないので、どちらかといえば人間同士のやりとりをメインに展開していく。とはいえ、どことなく不可思議な現象も交え、最終的には素性の知れない女性が現れ、コルソを誘っていく。実際の絵画の中に描かれていた人物とそっくりな事から、人間ではない別の存在という意味合いを含んでいるのだろうが、はっきりとはなされず、視聴者の想像を駆り立てるエンディングとなっている。(男性 30代)


本作は、世界各地の希少本を探す書籍探偵のコルソが、世界に三冊だけ現存する伝説の悪魔の書を探すという依頼を受けるも、彼の周囲で不可解な殺人事件が多発するというサスペンスミステリー作品。
古書や城といった古風なモチーフやジョニー・デップや作品の全体的にミステリアスな雰囲気も良かった。
ジョニー・デップの飾らないところや煙草ばかり吸うシーンがかっこ良く、また本のページをめくる時の所作や紙の擦れる音が心地よかった。
読書したくなる作品。(女性 20代)


本の探偵が悪魔の本を探り謎に迫るという内容。主演のジョニー・デップがとても良かった。やはりこの人は一風変わった変人を演じるのが非常に上手い。
本の探偵と言うだけあって、本探しのプロなわけだが、静かな空間で彼が本を読む様子が非常に印象的。そして、本を巡って人間の思惑が交錯していく様子がじわじわと描かれるので、なかなかに憎い演出である。ミステリー色が強くじっくりと見て欲しい作品だ。悪魔の本とやらがあるなら、怖いもの見たさで読んでみたいと思った。(女性 40代)

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みんなの感想・レビュー

  1. masao より:

    この映画は次回作があるのだろう。謎の女の正体を知りたい。