映画『アギーレ 神の怒り』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『アギーレ 神の怒り』のネタバレあらすじ結末

アギーレ 神の怒りの概要:伝説のエルドラドを目指してアマゾン川を下るスペイン遠征隊の狂気に満ちた冒険物語。ドイツの鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督の出世作。主人公のアギーレを演じたクラウス・キンスキーの怪演ぶりが印象に残る。1972年公開の西ドイツ映画。

アギーレ 神の怒りの作品概要

アギーレ 神の怒り

公開日:1972年
上映時間:93分
ジャンル:アドベンチャー、ヒューマンドラマ
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
キャスト:クラウス・キンスキー、ヘレナ・ロホ、ルイ・グエッラ、セシリア・リベーラ etc

アギーレ 神の怒りの登場人物(キャスト)

ロペ・デ・アギーレ(クラウス・キンスキー)
スペイン遠征隊の隊員。本隊から離れて食料調達や偵察をする分遺隊の副隊長に任命される。支配欲が強く自分に従わない者は容赦なく殺す狂気的な暴君タイプ。娘のフローレスを溺愛している。
ペドロ・デ・ウルスア(ルイ・グエッラ)
分遺隊の隊長。非情で暴力的なアギーレと真逆の性格で、部下や奴隷に対しても誠実に接する。しかしその優しさが仇となり、アギーレに反逆を許してしまう。
イネス・デ・アティエンサ(ヘレナ・ロホ)
ウルスアの愛人でいつも一緒に行動している。ウルスアを心から愛し、アギーレを憎んでいる。気高い精神を持った女性。
ガスパール・デ・カルバハル(デル・ネグロ)
遠征隊の宣教師。善人を装っているが、腹黒く残虐な一面を持つ。日記を書いている。
フェルナンド・デ・グスマン(ペーター・ベルリング)
スペイン王家の代表として遠征隊に加わっている貴族。食い意地の張った愚鈍な男のようだが、密かにウルスアの命を守っていた。
フローレス(セシリア・リヴェーラ)
15歳になるアギーレの娘。人形のように無表情で父親の言いなりになっている。

アギーレ 神の怒りのネタバレあらすじ

映画『アギーレ 神の怒り』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

アギーレ 神の怒りのあらすじ【起】

インカ帝国を征服したスペインはアマゾンの奥地にエルドラド(黄金郷)があるというインディオの伝説を信じてスペイン遠征隊を現地に送り込む。宣教師カルバハルはその冒険の記録を日記に記していた。

1960年12月25日。遠征隊はアンデスの最後の尾根に到着。200名の奴隷インディオに荷物などを運ばせていたが、インディオは気候の変化に弱く次々と死亡する。険しいジャングルとアマゾン川の濁流に行く手を阻まれ、隊長のピサロは食料の調達と情報収集をする40名の分遺隊を選び出す。隊長にはウルスア、副隊長にアギーレ、キリスト教布教のための宣教師にカルバハル、スペイン王家の代表として貴族のグスマン、さらにウルスアの愛人イリスとアギーレの娘フローレスも分遺隊に同行し、イカダで川を下ることになる。もし1週間以内に戻らなければ、残りの遠征隊は引きあげるとピサロは決定する。

1月4日。分遺隊の40名は4隻のイカダに分乗して出発。途中の急流で1隻が渦に巻き込まれ、岸壁から動けなくなる。

1月6日。他のイカダの隊員たちは、対岸に上陸する。ウルスアは兵士7名とインディオ2名を救助しようとするが、アギーレはこれに反対。夜のうちにイカダの上の仲間を忠実な殺し屋のペルーチョに銃殺させる。さらに遺体を収容させないため、イカダに大砲を撃ち込む。

アギーレ 神の怒りのあらすじ【承】

1月8日。一夜にして5メートルも川の水位が上昇し、イカダが全て流される。隊員たちはアギーレの命令で新たなイカダ造りを始める。アギーレは最初からピサロに反逆し、エルドラドを自ら征服するつもりだった。アギーレは暴力でウルスアとその部下を黙らせ、貴族のグスマンを新たな隊長にする。そして公然と国への反逆宣言をして、グスマンをまだ見ぬエルドラドの皇帝に即位させる。

1月10日。ウルスアの部下が脱走。本隊へこの状況が知れると自分の身が危険だと感じたアギーレはウルスアを処刑するようグスマンに迫る。しかしグスマンはウルスアを殺さず隊に残しておく。

1月12日。一行はイカダでエルドラド目指して出発する。ウルスアは一切口をきかなくなっていたが、イネスだけはアギーレに歯向かう。火の手の上がっていた食人族の集落には、仲間の防具やブーツとともに骸骨が残されていた。

1月20日。流れは淀み、イカダは遅々として進まない。あたりは不気味な静けさに包まれ、一行は不安と恐怖を感じていた。途中で1名の隊員が小人族の毒矢で殺される。

アギーレ 神の怒りのあらすじ【転】

1月24日。先住民の男女がカヌーで近づいてくる。イカダに到着した先住民は黄金のネックレスをしていた。アギーレはそれを奪い取り、カルバハルは聖書を捨てた先住民を神への冒涜として殺してしまう。

その後もイカダは先へ進まず、空腹と疲労で苛立っていた隊員たちは馬に八つ当たりをして川へ突き落とす。しかし馬は岸へ泳ぎ着き、ジャングルの中に佇んでいた。イカダの上ではグスマンが死亡する。

グスマンが死んだことでウルスアもジャングルに連れ出され、ペルーチョたちによって絞首刑にされる。その後、食人族の集落へ攻撃を仕掛けたアギーレは、イネスが自ら食人族のいるジャンクルの奥へ消えて行くのを見る。その後食人族も姿を消す。

アギーレの横暴な振る舞いと先住民の恐怖に恐れをなした隊員は、逃亡計画を立てていた。しかしその話はアギーレの耳にも届いており、アギーレはペルーチョにその隊員の処刑を命じる。ペルーチョは躊躇することなく、みんなの前でその隊員の首をはねてしまう。

アギーレ 神の怒りのあらすじ【結】

その後も隊員たちは先住民の吹き矢や槍の攻撃で次々と命を落としていく。カルバハルは“この先には我々を破滅に導く飢えと死しかない”と言って、引き返すようアギーレを説得するが、アギーレは聞く耳を持たない。

2月22日。イカダは相変わらず淀んだ川の上を旋回するばかりで全く先へ進まない。多くの者が熱病にかかり、ほとんど動けない状態で死を待っていた。この地獄のようなイカダの上で、アギーレだけがなぜか元気に動き回り、何かに取り憑かれたようにエルドラドを目指していた。

黒人奴隷のオケロはジャングルの巨大な木の上に帆船が乗っているのを目にする。カルバハルは、全ては熱病による幻だと言う。オケロは山も船も幻ならば、自分の足に突き刺さっている矢も幻なのだろうと言い出す。しかしそれは幻などではなく、隣にいたカルバハルの胸にも先住民の放った矢が撃ち込まれる。

イカダは岸に流れ着く。熱病に侵されていたフローレスはフラフラと立ち上がり、その胸にも矢が撃ち込まれる。たただひとり残されたアギーレは“俺は神の怒り、我が娘と結婚し、この大陸に王国を築くのだ”と狂人のように叫び続ける。しかしアギーレの周りにはジャングルから来た小猿の集団しかいなかった。

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