映画『愛がこわれるとき』あらすじとネタバレ感想

愛がこわれるときの概要:1991年製作、アメリカのサスペンス作品(原題Sleeping with Enemy)。ナンシー・プライスの小説逃げる女が原作で、ジュリア・ロバーツ演じるローラが命をかけて夫マーティンから逃げ惑うスリラーである。

愛がこわれるとき あらすじ

愛がこわれるとき
映画『愛がこわれるとき』のあらすじを紹介します。

旗から見たら仲むつまじい夫婦のマーティンとローラ(ジュリア・ロバーツ)。
しかしマーティンは激情型の性格で、気にくわないとローラに手を挙げることもしばしばだった。
そんな生活にローラは随分我慢をしている。

ある日、知り合いの医者がクルージングに出るからどうかとお誘いをもらった夫婦は参加することに。
ローラは大の水嫌いで、泳ぐことも出来ない。
断るかと想ったマーティンだったが意外にもローラはOKした。

クルージングの日、暴風雨に見舞われた船。
突然ローラは海の中に入ってしまい、行方不明になってしまった。
水が苦手なローラの生存は絶望的だった。

死体があがらぬまま葬儀が終わったある日、マーティンはローラが3ヶ月前からスイミングクラブに通っていた事実を知る。
そう、ローラは何と溺れたと見せ掛けマーティンから逃げたのだった。
つまり、生きていると言うことである。

サラと名前を変えて新天地でやり直し始めたローラ。
その町には彼女の最愛の母が一人で老人ホームにいた。
マーティンにはその母ですら死んだことにしていたため、その場所は突き止められないだろうと考え移ってきたのである。

その母親の存在にも気がついたマーティンは、自分を欺いたローラを許すことが出来ず探そうとする。
復讐に燃えたマーティンは何とか居場所を突き止め、ローラを襲う。
もみ合いになるも、ローラはマーティンから銃を奪い取り殺すのだった。

愛がこわれるとき 評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1990年
  • 上映時間:98分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:ジョセフ・ルーベン
  • キャスト:ジュリア・ロバーツ、パトリック・バーギン、ケヴィン・アンダーソン、エリザベス・ローレンス etc

愛がこわれるとき ネタバレ批評

映画『愛がこわれるとき』について、感想批評です。※ネタバレあり

展開の下手さ

この映画の悪いところ、それは最初から最後までのっぺりしていて展開に魅力が全く無いところだ。
物語自体は上手くいけば面白そうな内容である。
しかしハラハラさせるという緊張感が少なく描写としても甘いため、視覚的にも感覚的にも恐怖を感じることが少ない。
特に後半からマーティンが執拗な執着心を見せてくるシーンが非常に下手で、ローラの感情がどのように緊迫している状態なのか読み取ることも出来ない。

伏線の下手さ

例えばローラの水泳教室。
こんなこと葬儀に仲間が参列してマーティンに伝えられたら終わりである。
あっけなく泳げなかったという事実は崩されてしまう。

そしてローラが居なくなった後の家のトイレ。
結婚指輪が流れず残っていたが、本当に姿を消したいならば家のトイレに流すだろうか?
全く知らない場所に捨てるなどした方が良さそうなものである。
詰めが甘い。
本当はシリアスな展開のはずなのに気になる箇所が多すぎて、粗探しに向かってしまうのが残念であった。

マーティンは暴力的?

ドラマの中ではマーティンの暴力的性格や荒さ、神経質なところに嫌気が差していたように描かれている。
しかし実は、映画の中ではそんなに彼の粗さは見ることが出来ない。
作品の途中でもっとローラに対する暴力描写を挿入してほしかった。
そこまでして逃げるほどのものなのかが伝わりにくい。

あっさりすぎるラスト

マーティンに追われる緊迫感を楽しみたい映画である。
それなのにラストのラストまでローラは追われていることにすら気が付かない。
そのため見つかったドッキリ感が薄く、重要な再会シーンがあっさりしすぎて拍子抜けしてしまった。

愛がこわれるとき 感想まとめ

全体的に流れも演出も甘く、グダグダしている印象の映画である。
主演にジュリア・ロバーツを起用しているのにこれが非常に勿体ない。
彼女はもっと伸びる女優である。
演出と脚本がもっと手の込んだものであったら、さらに面白くなっていたことであろう。

原作は「逃げる女」という小説である。
この本に関して自分は読んでいないが、本であれば追われている緊迫感を感じることが出来るのであろう。
それはあくまで読み手の想像が手伝ってくれるからである。

しかし映画はそうはいかない。
ある程度、鑑賞者へのお任せは出来るものの、やはり視覚的センスが重要だと思う。
本の内容を知らない人にどれだけ魅力を伝えられるか、もっと考えてから撮影してほしいものである。

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