映画『エアポート’77 バミューダからの脱出』あらすじとネタバレ感想

エアポート’77 バミューダからの脱出の概要:「エアポート’77/バミューダからの脱出」(原題:Airport ’77)は、1977年のアメリカ映画。監督は「レイズ・ザ・タイタニック」などのジェリー・ジェームソン。主演は「酒とバラの日々」、「フロント・ページ」のオスカー俳優、ジャック・レモン。共演に「シャンプー」のオスカー女優、リー・グラント。「風と共に去りぬ」、「女相続人」のオスカー女優、オリヴィア・デ・ハヴィランド。「フィラデルフィア物語」、「グレン・ミラー物語」のオスカー俳優、ジェームズ・ステュアート。「トラ・トラ・トラ!」、「合衆国最後の日」のジョゼフ・コットンなど。

エアポート’77 バミューダからの脱出 あらすじ

エアポート’77 バミューダからの脱出
映画『エアポート’77 バミューダからの脱出』のあらすじを紹介します。

大富豪のフィリップ・スティーヴンス(ジェームズ・スチュアート)は、億万長者のビジネスマンで美術収集家。フィリップがコレクションと邸宅を美術館として開放するため、彼の自家用ボーイング747に、スポンサーや友人等と美術品を乗せパームビーチまで運ぶことにした。パイロットはドン・ギャラガー(ジャック・レモン)、旅の責任者はスティーヴンスの秘書でドンの恋人イブ(ブレンダ・ヴァッカロ)。主な客は金持ちのエミリー(オリヴィア・デ・ハヴィランド)、ニコラス 3世(ジョセフ・コットン)、海洋学者のマーティン(クリストファー・リー)とその妻カレン(リー・グラント)などであった。機内ではポーカーをする者、ピアニストの演奏と人々は楽しんでいた。しかし出発直後、ドンがコクピットから出るのを合図に有毒ガスが換気装置に流れ始める。それは客室乗務員を装っていたハイジャッカーたちにより計画されていたもので、一味の1人の副パイロットが操縦桿を握る。機はレーダーを逃がれるため低空飛行でコースをカリブのある孤島に向け、犯人たちはその島で美術品を持ち出す計画だった。しかし突然に天候は悪化を辿り、濃霧のため油田タワーに機は接触し、そのまま海中に突っ込んでしまう。ガスのため意識を失っていた乗客は意識を取り戻すが、その内の何人かは息絶えていた。機体は海底の斜面に横たわっていたが、機内にはまだ気圧が保たれた状態でしばらくは安全だった。しかし海底の水圧にいつまで耐えられるかも不明で、無線も使えず、生存者には絶望の色が広がっていった。ドンは傷ついた乗客を救うため指揮を取るが、幸いにもハイジャッカーたちは息絶えていた。一方、フィリップのジャンボ機がレーダーより消えた事から、海軍と沿岸警備隊が捜索に乗り出し、ジャンボ機の製造会社のパトローニ(ジョージ・ケネディ)もそれに加わっている。機内からマーティンとドンが最初に脱出するが、マーティンは不幸にも命を落としてしまう。海面に出て救難信号を発信したドンはアメリカ海軍に救助され、彼自身も参加して生存者を救出する大規模な作戦が始まる。

エアポート’77 バミューダからの脱出 評価

  • 点数:点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1977年
  • 上映時間:113分
  • ジャンル:サスペンス、アクション、ヒューマンドラマ
  • 監督:ジェリー・ジェームソン
  • キャスト:ジャック・レモン、ジェームズ・スチュワート、リー・グラント、ブレンダ・ヴァッカロ etc

エアポート’77 バミューダからの脱出 ネタバレ批評

映画『エアポート’77 バミューダからの脱出』について、感想批評です。※ネタバレあり

名優揃いだがミスキャストかも

「エアポート’75」のヒットに続いて製作された映画だが、前作のチャールトン・ヘストンから主役がジャック・レモンに代わり、また違ったタイプの航空パニックである。エアポートシリーズという感じはなく、出演者を観ていると74年の「タワーリング・インフェルノ」の豪華キャストを、同じレベルのキャストで二の線を狙ったという感じも見受けられる。ハイジャックの犯人はとうに死んでいるというのもあっけないのだが、パニック映画というよりは豪華キャストが見せる人間ドラマといったニュアンスの方が強いのかも知れない。「タワーリング・インフェルノ」はポール・ニューマンとスティーヴ・マックイーンという二大アクションスターが売りだったが、パニック映画の主役に演技派のジャック・レモンというのも、悪くはないのだがどこかイメージ的に違うような感じがした。観る人によって評価が分かれる映画だろう。

映像技術の部分でも限界があった時代

エアポートシリーズの中では異彩を放つ設定であり、飛行機が墜落するまでのプロセスより、不時着して沈んだ後というシチュエーションは類を見ないだろう。しかしそのユニークなシナリオも豪華俳優のクローズアップに集中しすぎて、パニックのシーンにインパクトが少ないところが少々残念である。今の時代ならば特殊効果でさぞかし緊迫感のある映像が仕上がるところだろうが、時代を考えればこの辺の技術が限界だったのかも知れない。もう少し後で技術が進歩した時代に撮られたら良かった作品ではないだろうか。と勝手に想像してしまった。

エアポート’77 バミューダからの脱出 感想まとめ

ジャック・レモンにジェームス・スチュワート、ブレンダ・バッカロ、オリビア・デ・ハビランド、ジョセフ・コットン、クリストファー・リーなど、当時これだけのキャストに一体どれほどのギャラが必要だったのだろう。と野暮な考えが浮かんでくるのだが、技術的な制作費より俳優のギャラが多いというのは、当時のハリウッドではありがちな話だったのかも知れない。出演者がそれぞれに時代の寵児となったような俳優ばかりであるものの、パニック映画に不可欠なスピード感はやはりもの足りない。逆に言うとこれだけの役者を揃えれば、違うシナリオで文芸大作などを撮って欲しかったというのが正直な意見である。パニックものが流行っていた時期だけにその方向性でアイデアを出したのだろうが、当時流行っていたバミューダ海域の謎というタイトルに釣られて観に行った人は、随分と欲求不満で帰った事だろう。今観てもその感は拭えない部分が多いが、まぁ、役者だけで観る分には及第点といったところである。

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