映画『愛と青春の旅だち』あらすじネタバレ結末と感想

愛と青春の旅だちの概要:1982年のアメリカ映画。リチャード・ギア主演。堕落した生活を送る父親から逃れるように海軍航空士官養成学校に入る主人公ザック。鬼教官の訓練、友情、愛情の中で成長していく青年の姿を描く作品。

愛と青春の旅だち あらすじネタバレ

愛と青春の旅だち
映画『愛と青春の旅だち』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

愛と青春の旅だち あらすじ【起・承】

ワシントン州シアトルにある海軍航空士官学校の飛行士課程に志願したザック・メイヨ―(リチャード・ギア)彼は、酒と女に溺れた自堕落な毎日を送る父親に士官学校に行きパイロットになると告げるが、海軍崩れの父親は失笑しただけだった。母親はそんな父親との生活を苦に自殺したのだった。そんな生い立ちを持つザックは、優秀ではあるがどこか人とうまく付き合えない青年だった。

士官学校では13週間にわたる訓練を受けることになる。この士官学校での教官は、黒人海兵隊軍曹フォーリー(ルイス・ゴセット・Jr)である。フォーリーは、鬼教官として知られていた。頭も良く要領も良いが、人を信じないというザックを教官は注意深く見ていた。ある日、ザックが新品のブーツやベルトのバックルなどを訓練生に高値で売りつけては金を稼いでいることに気付いたフォーリー。彼はザックに連日激しいしごきを与え続けながらDOR(任意除隊)を迫った。ついにザックはフォーリーに「自分にはいくところがない。行くところがないんだ」と心の思いを吐き出すのだった。

愛と青春の旅だち あらすじ【転・結】

13週最後のサバイバル訓練前、町の懇親パーティーが催された。ここには、町の娘たちが将来の士官をゲットするためにやってくる。ザックは町工場で働く娘ポーラ(デブラ・ウィンガー)と出会い、付き合い始める。時を同じくして、親友になったシド(ディヴィッド・キース)もリネットと付き合い始める。士官との結婚を夢見るリネットは早く結婚したいためにシドに妊娠したと嘘をついた。真面目なシドは訓練中にパニックを起こし、悩んだあげくDORしリネットと暮らそうと決意する。婚約指輪を買って彼女にプロポーズしたが、士官狙いのリネットにとって士官でないシドは論外だった。さらにリネットから妊娠も嘘だと言われたシドは自ら命を絶つのだった。ザックは大切な母親と親友までもが、自分には何も告げずに自ら命を絶ち、去っていく現実を受け止めきれず、ポーラの「愛しているわ」の声も受け入れることができない。

さらに、シドのDORを受け入れた教官も許せず決着をつけようとするが、ここでもザックは叩きのめされることになる。フォーリーと殴り合ったその先にお互いに共感できる男の友情が沸いてきていた。そして厳しい訓練に耐え抜き迎えた卒業式の日。真っ白な制服に身を包んだ候補生は正式に士官になる日である。そこで今までしごいていた教官と彼らの立場は逆転するのだ。フォーリーは彼らにサー(Sir)の称号をつけ送り出す。その後、ポーラの働く町工場へ向かうザック。士官服を着たザックがポーラを抱きかかえ出ていく。

愛と青春の旅だち 評価

  • 点数:95点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1982年
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:ラブストーリー、青春、ヒューマンドラマ
  • 監督:テイラー・ハックフォード
  • キャスト:リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー、ルイス・ゴセット・Jr、デヴィッド・キース etc

愛と青春の旅だち 批評・レビュー

映画『愛と青春の旅だち』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

青春ストーリー

一人の青年が紆余曲折の末、友情と愛情を知り人間的にも成長していく過程をすがすがしく描いている。スポ根もののように半端なくしごかれながらもなかなか自分の心の闇を晴らせないでいる青年ザック。優秀なのに何かを抱えているように見えるザックに気が付く教官フォーリーはさすが伊達に教官をしていない。彼を追い詰めることで本心を引き出し、心の枷を外すあたりはお見事。卒業すれば立場は逆転。フォーリーは下級軍曹だが、卒業生たちはエリート士官に昇格する。この日、卒業生たちは最後に彼と言葉を交わす。フォーリー教官にザックが言った一言「お前がいなければ今の俺はなかった。お前のことは一生忘れない」この一言で涙した人は多いのではないだろうか。フォーリーからは「もういい、早く行け」この男同士の短いやり取りにどれだけの思いが込められていたのだろうか。

ラブストーリー

ザックはこの恋に迷い悩みシドの自殺からポーラに会っていなかった。しかし、卒業したその日に士官服のまま、ポーラの働く町工場に向かうザック。ポーラはやはり過去の母親と同じように自分も捨てられるのだとあきらめていた。この恋を振り払うかのように働くポーラ。ザックは後ろから抱きかかえたポーラの頭に自分の白い帽子を頭に乗せる。工場の皆に祝福されながら去っていく二人。この間、何のセリフもなくただ、主題歌「UP Where We Be Long」が流れるだけだ。これが、観ている側が感情移入するに十分な「間」となり感動が押し寄せてくるのである。

愛と青春の旅だち 感想まとめ

「An Officer and a Gentleman」もう約30年以上も前にさかのぼる作品ではあるが、今見ても感動する映画の一つである。また相手役ポーラ(デボラ・ヴィンガー)の聡明さを併せ持つ美しさがリネットとの対比で鮮やかに浮き出し、最後はどうなるのかと思っていた女性たちの胸をわしづかみにした。デボラ・ヴィンガーの素顔は映画の役と現実は少し違ったようで共演者たちの評判はあまりよろしくなかったようだ。そこはさておき、青春ラヴストーリーの王道を行くこの作品とバックに流れるテーマ曲は心に残る。

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