映画『愛を複製する女』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「愛を複製する女」のネタバレあらすじ結末

愛を複製する女の概要:幼い頃に運命の男の子と出会ったヒロインは、12年後にその男の子と再会し、彼を愛するようになる。しかし、男性は不幸な事故で亡くなってしまい、絶望するヒロイン。悲嘆に暮れる彼女が決心したのは、愛する男のクローンを産み直すことだった。

愛を複製する女の作品概要

愛を複製する女

公開日:2010年
上映時間:113分
ジャンル:SF、ラブストーリー、サスペンス
監督:バネデク・フリーガオフ
キャスト:エヴァ・グリーン、マット・スミス、ハンナ・マリー、トリスタン・クリストファー etc

愛を複製する女の登場人物(キャスト)

レベッカ(成人:エヴァ・グリーン / 子供時代:トリスタン・クリストファー)
トミーの母親。息子を溺愛している。トミーの本体とは幼馴染。志半ばで亡くなったトミーを産み直し、愛情深く育てる。忍耐力のある女性で物静か。
トミー(成人:マット・スミス / 子供時代:ルビー・O・フィー)
レベッカの息子であり、クローン体。本体はレベッカの恋人。交通事故で亡くなっている。少し変わった感性の持ち主で、突拍子もない行動を見せたりする。無邪気な子供のような性格。
モニカ(ハンナ・マリー)
クローン体トミーの恋人。可愛らしく快活で性格の良い子。トミーとレベッカの異常な関係に疑問を抱く。

愛を複製する女のネタバレあらすじ

映画『愛を複製する女』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

愛を複製する女のあらすじ【起】

少女は浜辺で少年と出会った。少年はトミーと名乗り、少女はレベッカと名乗る。レベッカは母親の都合で一時的に祖父の家で過ごしている。そんな彼女をトミーは時々、誘っては海へ遊びに行った。
遊び疲れて眠ったふりをし、トミーの家に泊まることもある程に、2人は仲良しだった。

遠浅の海で干潮時に朽ちた船から、地平線を眺めたり、レベッカの祖父を観察したり。子供達はたわいもない遊びをする。しかし、母親の仕事の都合で、日本へ行くことになったレベッカ。トミーとは別れなければならない。彼は前日に彼女へ電話で見送りに行くと言っていたのに結局、時間になっても姿を現さなかった。レベッカはフェリーに乗り、その地を後にした。

12年後、大学卒業を機にレベッカは再びトミーの元へ戻った。彼は自宅から堤防の入り江にある家へ、居を移していた。彼は彼女のことを覚えており、会ってすぐに打ち解ける。2人の間に流れる空気は独特で、誰も入れないような絆を感じさせた。

トミーは環境活動グループに参加していた。近頃、沼を埋め立てて出来た健康センター、スパークリング・パークに潜入して、パニックを起こそうと計画している。スパークリング・パークでは裏でクローン技術を研究しているという話だった。

愛を複製する女のあらすじ【承】

2人はリュック6個分のゴキブリと共に、車へ乗って出発。しかし、レベッカが途中で排泄を訴えたため、車を停止した。彼女が原っぱへ歩を進めていると、衝突音が聞こえる。車から降りたトミーは車に轢かれて、あっけなく死んでしまった。

レベッカは12年前にトミーが渡そうとしていた、カタツムリが入ったマッチ箱を開ける。中には小さなメモが入っていて、いつまでも待っていると書かれていた。トミーのPCを形見に、レベッカは悲嘆に暮れた。彼女は冬の海に入水自殺を図ろうとするも失敗。

レベッカは決意し、トミーの両親を夕食に招待した。そうして、書類を出す。遺伝子複製、組織採取同意書だった。トミーを複製してレベッカが産むと言うのだ。だが、トミーの両親は同意しなかった。

後日、レベッカの元へ父親がトミーの細胞を持って来る。両親は町を出ると言った。
よく考えろと言われたが、レベッカの気持ちは決まっていた。それ以外に考えられなかった。
スパークリング・パークで手続きを取る。細胞は無事に着床し、彼女は妊娠した。

臨月を迎えたため、帝王切開で出産。レベッカは赤子を大事に育てた。他の家族とはなるべく接しないように、慎重に。
トミーはすくすくと育ち、小学校へ入学。彼は生前と同じように、少し変わった子供だった。

愛を複製する女のあらすじ【転】

トミーが10歳の頃、ディマという少女が実はクローンなのではないかと、実しやかな噂が流れた。クローン人間への差別が広がる中、レベッカはその差別に抵抗を示す。すると、彼女とトミーも差別の対象となってしまった。

周囲から隔絶された2人は、浜辺にぽつりと立つ家へ引っ越す。そこで更に、濃密な生活を送った。
遠浅の海の廃船の上で地平線を見ている2人に、トミーと同い年の子が声を掛けて来る。近くに住んでいるらしい。以降、トミーはその子と遊ぶようになる。

それから年月を経て、成人したトミーが恋人のモニカを家に連れて来た。レベッカは母親という立場から、モニカの存在を否定することができない。彼女は何も言わず、彼の世話を続ける。
トミーはモニカをしばらく家に滞在させたいと言い出す。レベッカは快く受け入れた。

若い恋人達を前に、レベッカは歳の差をまざまざと感じさせられる。彼の恋の対象には、母親である自分では成り得ない。
それでも彼女は、彼らを見守り続ける。塞ぎ込んだレベッカは、なるべく若者達とは接しないよう過ごすことにした。

愛を複製する女のあらすじ【結】

寂しさが募ったレベッカは、トミーが寝ている間にベッドへ潜り込むが、彼はやはり母親には触れなかった。恋人達の戯れをじっと見つめるレベッカ。
夜には彼らの営みの声が響く。自分はいよいよ、彼らの邪魔者となっていくのだ。
一方、モニカはレベッカとトミーの、異常な愛情表現に疑問を持ち始める。

そんなある日、自宅にトミーの母親が訪ねて来る。彼女は成長したトミーを茫然と見つめ、静かに去って行った。母親の様子がおかしいことに気付いたトミーは、レベッカに訪問者の正体を聞こうとするが、レベッカは黙したままで何も答えない。

トミーは翌朝から随分と苛立った様子だった。彼の怒りようは常軌を逸している。モニカは呆気にとられた。一方、レベッカは冷静を崩さない。感極まったトミーは浴室に籠もってしまった。そんな状況で、モニカは悲しそうに家を出て行く。

2人きりとなった家の中。レベッカはいよいよ、真実を明かそうと決心する。
彼女はトミーとの出会いから語り始める。そして、大事にしまっていたトミーの形見を息子に見せた。

彼はPCのデータに目を通し、自分がクローンであることを知る。そうして、訪問者が本当の母親であったことに愕然とした。彼はレベッカが誰で、自分が誰であるかを見失ってしまう。

怒りを露わにするトミーは、彼女が誰であるかを問うもレベッカは答えない。彼は思いのままに、レベッカと身体を重ねる。
その後思い悩んだ末、トミーは荷物をまとめてレベッカに礼を言い、家を出て行った。レベッカは静かな笑みを見せ、それを見送った。

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