映画『悪魔の存在を証明した男』あらすじとネタバレ感想(70点) | MIHOシネマ

映画『悪魔の存在を証明した男』あらすじとネタバレ感想

悪魔の存在を証明した男の概要:「フォースカインド」のスコット・ニーマイヤー製作総指揮、デヴィット・イァング初監督作品のモキュメンタリーホラー映画。2015年に日本公開されたばかりで、主演はシェーン・ジョンソン。

悪魔の存在を証明した男 あらすじ

悪魔の存在を証明した男
映画『悪魔の存在を証明した男』のあらすじを紹介します。

不慮の事故で妻のサマンサを失ったマイケル。
無神論者が故に、占い好きだった妻が通い詰めていた霊能力者を尋ね、やり場のない怒りをぶつける。
そして彼は霊的な存在を否定するため、自分を実験台にして交霊術や黒魔術を行う決意をする。

インターネットで調べてみると、神父や悪魔崇拝者までもがコンタクトを取ってきた。
どれもがインチキじみていてあきれるマイケルだったが、悪魔を召喚してくれるという人物の下を訪れた時、子供を狙うという悪魔を呼び出す事となる。
ナイフを持ち出され、慌てるマイケルとカメラマンのジョーダンだったが、その召喚術も騙されたようなものだった。
そして”死霊術”と呼ばれる最強の黒魔術も試すが、その後からひどい耳鳴りに悩まされるようになる。

生活にも支障が出始め、娘のエリーやシッターをしている妹のベスも不安を隠せない。
そして気味悪く思ったジョーダンは仕事を投げ出してしまう。

やがてマイケルの頭の中に声が聞こえるようになり、皮肉にも悪魔の存在を認めることに。
エリーの命の危険を感じ、ベスは姪を連れて家から避難する。
マイケルは取材した神父や彼に悪魔を召喚した人々、精神科医にも助けを請うが拒絶されてしまう。
自殺も出来ず、なすすべが無くなった彼は、悪魔に乗っ取られている時に、人を殺めてしまう。
やがてエリーにも危険が及ぶのだが、そこに思わぬ救いが訪れる。

悪魔の存在を証明した男 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:83分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:デヴィッド・イァング
  • キャスト:シェーン・ジョンソン、エラ・アンダーソン、カーラ・ピフコ etc

悪魔の存在を証明した男 ネタバレ批評

映画『悪魔の存在を証明した男』について、感想批評です。※ネタバレあり

雑なストーリー

タイトルそのままの映画で、悪魔の存在を自分の体を使って証明しようとした男の末路を描いた作品。
最愛の妻の死が、足しげく通っていた占い師にあると信じ込んだ夫が霊的な存在の全てを否定するために、悪魔を呼び出してしまうという展開なのだが、本当に悪魔が憑いたのか、病気だったのかは不明のまま終わっている。
主人公マイケルの他人を小馬鹿にしたような態度は、見ていて気持ちの良いものではないし、悪魔を召喚するという人々も胡散臭い。

マイケルが悪魔に憑かれたと思うようになり、召喚した夫婦を尋ねると、遊びだったと答える場面では意味がわからなくなる。
彼らが持っていた本の通り、蟻は次から次へとわいて出てくるし、マイケルは意識の無い状態で、娘エリーの命を付け狙うようになるのだ。
かといって、精神科医のセラピーも効果が全く無いし、神父には追い返される。
悪魔の存在を証明した、という結末にするならば、神父が追い返すというストーリーは辻褄が合わないだろう。

ひどい耳鳴りは、悪魔の声を聞こえなくするように行われていたもので、最後は妻の助けでエリーを救い、自殺が成功するというひねり過ぎた展開には、ツッコミどころが多すぎる。

ほとんどが別のホラー映画で見た事のある映像

後半では悪魔らしきものに体を蝕まれ、体を傷つけても痛みが無いとマイケルは言う。
仕舞いには、見舞いに来たジョーダンを殺害してしまうが、そのシーンをカメラに映すことは無く、血まみれの腕だけが見えるという演出は、見えないからこその恐怖を演出している。
また、鏡の中のマイケルと実際のマイケルが違う行動をとるなど、細かな演出にも光るものがある。

しかしモキュメンタリー映画という手法は、「パラノーマル・アクティビティ」の大ヒット以降、頻繁に使われるようになったために独創性が全く感じられない。
悪魔に取り付かれて白目の部分が充血して黒く見えるのも、ホラー映画で使いすぎた技術を感じ得ない。

ただ、悪魔の存在を証明する、という設定はオリジナリティあふれていて引き込まれる。

悪魔の存在を証明した男 感想まとめ

近年の「パラノーマル・アクティビティ」の大ヒットから、有名な撮影技術のひとつになったモキュメンタリー映画。
しかし、数が多くなったために怖さやオリジナリティは薄れ、またモキュメンタリー、という印象を受ける。

稀代のマジシャン、フーディーニが交霊術で会いたい人がいたために、偽物の霊能力が許せなかったのと似た設定で、愛する妻を奪った霊能力を許せずに、存在を否定するために行動を起こすという流れは面白い。
だが、設定が面白いだけで、中身は他のホラー映画で見たようなものばかり。

カメラに入った雑音を、専門家に分析してもらうまでは良かったが、その後の謎の現象については、専門家の知識を入れることなく進んでしまうために、放り投げた感覚を覚える。
マイケルが自分の指に針を刺すシーンは、画面いっぱいに映しているために怖さと気持ち悪さを感じる。

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