『悪魔の棲む家(2005)』あらすじとネタバレ映画批評・評価

悪魔の棲む家(2005)の概要:2005年制作のアメリカ映画である悪魔の棲む家(原題:The Amityville horror)。1979年の同名映画のリメイクであり、1974年に実際にアミティヴィルで起きたと言われている一家惨殺事件後の超常現象を映画化したもの。

悪魔の棲む家

悪魔の棲む家 あらすじ

映画『悪魔の棲む家(2005)』のあらすじを紹介します。

1974年11月13日午前3時15分、ニューヨーク州ロングアイランドでイタリア中流階級の一家が一夜にして惨殺されるという事件が起こった。
犯人は長男のロナルド・デフェオで直ぐに逮捕されるが、逮捕後彼は「家の声」に操られて殺ったと供述している。

1年後、ジョージ(ライアン・レイノルズ)とキャシー(メリッサ・ジョージ)夫婦は3人の子供が徐々に大きくなり、家が手狭になってきたので一軒家を探していた。そんな時、たまたま広告で見たお買い得物件を見学することになる。
案内役の不動産屋はこの屋敷で何が起こったのか話すが、二人はどうしても欲しいと気にせず購入してしまう。

一家は引越し新しい生活に心躍ります。
というのもキャシーの最初の夫は他界しており、3人の子供を連れての再婚だった。まだパパと呼ぶのをためらう子供達と新しい環境で暮らすということは、家族にとっても明るい未来を期待する出来事だったからだ。

しかし、まずジョージと末娘のチェルシーに異変が起こる。
ジョージは仕事場にした地下室で冷気を感じたりと恐怖に襲われ、一方チェルシーは子供部屋で誰かと話しているよう。キャシーが尋ねると友達のジョディだと言う。
これをきっかけに、次々と一家に恐怖が訪れるようになってくる。
このホラー現象でキャシーと3人の子供たちがより絆を深め、また不安になっている子供たちが亡き父の話をするようになる。それに気がついたジョージは段々と疎外感を感じ始め、地下室で過ごす時間が増えるように。

ホラー現象は徐々にエスカレートし、困り果てたキャシーは神父に相談しにいく。
しかし神父はどうしようもないと手を引いてしまう。神父は西部開拓時代に悪魔に憑かれた宣教師ケッチャムが悪魔崇拝のために先住民をこの家で虐殺したと言うのだった。

そして迎える運命の28日目。
取り憑かれたジョージと家族との恐ろしい戦いがいよいよ始まる。
子供たちを守るためキャシーは必死にジョージから逃げるが、中々相手も手ごわい。
しかしチャンスがあってもジョージを殺すことができないキャシー。
怪我をしたジョージをボートに乗せて湖へ、家から離れるとジョージの意識が正常にもどるのだった。

悪魔の棲む家 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2006年1月28日
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:アンドリュー・ダグラス
  • キャスト:ライアン・レイノルズ、メリッサ・ジョージ、フィリップ・ベイカー・ホール、ジェシー・ジェームズ、ジミー・ベネット etc…

悪魔の棲む家 批評 ※ネタバレ

映画『悪魔の棲む家(2005)』について、3つ批評します。※ネタバレあり

恐怖感はあるがストーリー展開が早すぎる

本作がリメイクということは置いておき、全く知識皆無の状態で鑑賞することを前提とする。ホラー映画としての恐怖感や撮影技術は、意外にも中々良い。

ストーリーの完成度は悪くないのだが、82分という超特急映画なので内容に入り込めないのが難点。特に家族の絆や疎外感から心の隙を悪魔に狙われていくところなどは、まだ完全にこの家族事情に入り込めていないまま進んでいく。そのため背景は見えず、映像での単純なホラー感しか入ってこない。もう少し長い時間にして家族間の説明的映像を入れても良かったのではないだろうか?

もう少し事実だった感が欲しかった

実際に起こった事件だと思うと身の毛もよだつほどぞっとする。しかし実際に起こったという説明が不足しているため、そのようなリアルな恐怖感が湧いてこないのである。

もう少し当時の新聞やニュースの映像を差し込むとか、テロップで説明するなどの工夫があったらもっと恐怖感が出せたのではないかと思う。

映像技術が進歩している今、映像だけで怖がらせるホラー映画は腐るほどある。王道的なホラーで勝負したいのなら、無意識に感じさせる背景の恐怖も大事であるだろう。

無名の俳優ばかりがリアル感を強くさせた

主役のライアンはさておき、他の俳優陣は初めて見る人ばかり。しかし、ホラー映画に大事なのは俳優が無名であることだろう。有名な俳優が出演していると恐怖度が低くなるのだ。一気に作りもの感が増してしまう。無名俳優ばかりだとドキュメンタリーを見ているようでリアルなのだ。この映画はそういう意味ではB級感はあるものの、限りなくA級に近づいている、そんなホラー映画である。

まとめ

実際に起こった殺人事件やその時の犯人の供述をフィクションを混ぜて作り上げたホラー映画。大半の人がタイトルから想像する内容は、そのままで間違いないでしょう。「悪魔の棲む家」。全くそのタイトル通りなのである。リメイクということを知らずにホラー映画を探して鑑賞したという人は、ある程度予測できる範囲内の面白さで間違いない。要はそのタイトルやパッケージから想像できる範囲に収まってしまっているのだ。ここは「悪魔の棲む家」ではなく原題そのものでも良かったのかもしれない。せっかく想像より面白い映画だったのに色々想像できてしまったのが非常に残念。しかし、ホラー映画としてはエンターテイメントとして楽しむことができる。

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