『悪の教典』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

悪の教典の概要:親切・丁寧・授業もわかりやすくて生徒の相談に親身になってくれる。蓮実は「ハスミン」の愛称で生徒から愛され、周囲からの評価も高い高校教員。しかしそれは表の顔であり、彼の頭の中には誰も想像だにできない恐ろしい計画が企てられていた。次第に豹変してく蓮実の姿は恐ろしく生徒達は恐怖で逃げ回るしかない・・・。

悪の教典

悪の教典 あらすじ

映画『悪の教典』のあらすじを紹介します。

蓮実は完璧な高校教師。授業が楽しい、わかりやすい、生徒とも仲良くしている。そして何よりもイケメンで優しい。
しかしその姿は表向きの姿でしかなかった。
授業が終わり学校から向かうのは、野原の中に建てられた掘建小屋。彼は裸体になり、ひたすらトレーニングを続けている。その彼の表情には何を考えているのかまったく読めとれない。しかし、彼の鍛え上げられた肉体は頭の中にある恐ろしい計画のために準備されているものなのであった。
その計画とは「理想郷」を作り上げること。自分の理想とするクラス、学校、社会を作りあげることが目的であったのだ。
そのためには、女子生徒を凌辱することも厭わない。また、蓮実の行動を怪しんだ生徒にも拷問を加え殺害する。

しかし、計画がバレることを恐れた彼は、文化祭という大イベントの前夜に担当クラスの全生徒を殺害することを決意する。
普段の表向きで築き上げてきた生徒との「信頼」を利用して、学校内の生徒を閉じ込めて次々に散弾銃で殺害する蓮実。
その顔には笑顔も悲しみも恐怖もなく、まるで獲物を狩るように生徒を打ち殺していく。
すべては彼の計画どおりであった。しかし、生徒全員が殺害されたわけではなく・・・。

悪の教典 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:129分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:三池崇史
  • キャスト:伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都 etc

悪の教典 批評 ※ネタバレ

映画『悪の教典』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

散弾銃による殺害シーンがひどい

ストーリーはとても面白いと思った。
成績優秀なエリート教員が企てる恐ろしい計画とそれに気づき始める生徒。
そして邪魔な生徒を殺害していく蓮実の綿密な計画と実行。
まるでミステリー小説を読んでいるかのように、話がリズムよく進み、見ていて気持ちが良い。

また、素晴らしい理想の教師から、残虐な恐ろしい教師への変貌ぶりもみごとに表現されており、伊藤英明の表現力の豊かさを感じさせられる。
演出としても、蓮実の変貌ぶりを、教室と野原にある掘建小屋の自宅との対比でも隠喩的に表現しており素晴らしい演出だと思った。

しかし、惜しいなと思ったのはメインとも言える学校内での散弾銃殺害のシーンである。
とにかく、印象としては生徒がうるさすぎる。
たしかに蓮実の変貌ぶりにおののくであろうし、理解ができず恐怖しかないであろうが、
あまりにも「きゃー」とか「わー」とか「なんなんだよハスミン!!」などなど叫びすぎである。
せっかく伊藤英明が狩猟のように息を偲んで銃を向けているのに、ちょっと興ざめするくらい騒ぎすぎているように思う。
また、この叫び方であるが、高校生役の役者がだいたい同じようなリアクションなので、途中から個性がなくなり誰が殺されたのかわからなくなってしまった。

肉体美ブーム?!

暑苦しい俳優としても人気の伊藤英明であるが、「海猿」出演あたりからメディアへの肉体美の露出が増えたように思う。
この「海猿」への出演によって彼は消防庁での訓練や海上保安庁への訓練を受けており、まさしく現場で使える肉体を手にいれたと言っても過言ではない。実際、雑誌「ターザン」の取材においても週に必ず体と向き合うトレーニングの時間を設けているという。
最近、伊藤英明だけでなく西島秀俊やダウンタウンの松本人志などなど数々の著名人が肉体づくりに励んでいる。また、ゴールドジムのような短期決戦で肉体改造を試みるジムがお茶の間を賑わせている。
いまはまさに肉体美ブームの真っただ中なのであろう。

悪の教典 感想まとめ

ラストのシーンがとても気になる作品である。
「To be continued (続く)」と結末に表記されるあたりと、警察から逮捕される際に、蓮実が「クラス中が悪魔に取り憑かれていたんです」と言って精神障害者を装って実刑を軽くしようとしているあたりから、彼の理想郷計画はまだまだ続行していると思われる。
はたして、続編があるとしたらどういった姿で登場するのであろうか。今回は教師役で高校内での理想郷の創生を試みていたが、もしかすると次回作は別の場所で同じような理想郷を作るのかもしれない。
たとえば、何かの組織の内部だったり、もしかしたら逮捕されたのちの刑務所かもしれない。
いづれにしても続編が待ち遠しい作品である。

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