映画『エージェント・ウルトラ』あらすじネタバレ結末と感想

エージェント・ウルトラの概要:ハッパ好きのコンビニ店員。実はジェイソン・ボーン張りのCIAエージェント?抹殺命令を出したのはイケてない事務員?数々の名作スパイアクションを、おちょくり倒すアイゼンバーグのスパイコメディ。

エージェント・ウルトラ あらすじネタバレ

エージェント・ウルトラ
映画『エージェント・ウルトラ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

エージェント・ウルトラ あらすじ【起・承】

田舎のコンビニで店番の片手間に売れないマンガを描いているダメ男マイク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、彼女フィービー(クリスティン・ステュワート)とハッパを吸って、だらだらした生活を送っていた。
あまりにもだらしないので、いつかプロポーズしなくては、と決心したマイクはフィービーとハワイ旅行に行こうとするが、飛行場についた時点でパニック発作を起こしてしまい、引き返す事に。

ある日、マイクが店番をしていると、謎の女がマイクに暗号を知らせに来た。
その瞬間から、マイクは徐々に『ジェイソン・ボーン』の様に『記憶のない辣腕殺し屋モード』にアップデートしていく。

一方、CIAのタダの事務方イエーツ(トファー・グレイス)は、CIAが極秘開発にすすめていた人間兵器プログラム『タフガイ』の、しくじりぶりに、イライラしていた。
そこで『タフガイ』の前の、人間兵器プログラム『ウルトラ』の生き残りを、腹立ちまぎれに抹殺しようと企む。

イエーツは、凍結したはずの『ウルトラ計画』の成功例が、お目付け役と共に生き残っているのを知り、失敗していると判りつつも、タフガイのエージェント・ローズ(ジョン・レクザイモ)他を
送り込むのだが…。

エージェント・ウルトラ あらすじ【転・結】

マイクは、自分の所に向けられた刺客がCIAからだと知らずに、時にはスプーン一本、フライパン1つ、そしてホームセンターの工具などで太刀打ちしていく。
必死で戦っているにも関わらず、彼の頭の中は、コンビニのバイトのルーティンと、フィービーにいつプロポーズするかしか考えていないマイク。

CIA側の手の駒がなくなってきたのに対し、マイクは刺客を倒す度に戦闘能力が上がるだけでなく、店番をしながら描いていたマンガまで上達する。
それでも相変わらずマイクはCIAでトレーニングを受けていた時の事は全く覚えていない。

クライマックスは、イエーツが上司の許可を得てヤケクソで送ったエージェントを、ホームセンターのDIY工具でかたっぱしから倒す。
マイクは、戦いの末、能力の高さをかわれCIAに入り、フィービーは自分がCIAからのお目付け役だったという事を謝った上で、マイクのプロポーズを受ける。
ラストは、フィービーとマイクが、念願のハワイ旅行に行く。

エージェント・ウルトラ 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:アクション、コメディ
  • 監督:ニマ・ヌリザデ
  • キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、トファー・グレイス、コニー・ブリットン etc

エージェント・ウルトラ 批評・レビュー

映画『エージェント・ウルトラ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

カッコいい殺し屋の主人公像のはずが

平凡な町で働く男、実は凄腕の殺し屋、はたまた組織が作った殺し屋、実は記憶なしという主人公像がスパイアクションの定説になってきている。
前者はデンゼル・ワシントンの『イコライザー』、後者はマット・ディモンの『ジェイソン・ボーン』である

この2つの要素を加えた主人公だと普通は、ダン・スティーブンズが演じた『ザ・ゲスト』の主人公の様に、
イケメンだがサイコパスという怖い主人公像になるのだが、ここはアイゼンバーグ。

彼が演じると『人もよせつけないはずの主人公の設定』も『しくじり先生』になるのだ。

ちくはぐながら個性的なキャスティング

アイゼンバーグ演じるマイクは、何でもかんでもガールフレンド頼み。コンビニのバイトもロクに勤まらない。
しかし火事場のバカ力でとんでもない事をしでかす。

そんな彼を悉く邪魔するのがイエーツだ。
トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン3』で、主人公のピーター・パーカーをライバル視する
カメラマン・エディ役で注目されたトファー・グレイス、久々のお目見えである。
トファーの役は『スパイダーマン3』に続き、今回も主役に粘着して、報われない役といえば、そうなるかもしれない。

かたや『トワイライトシリーズ』の運命の共演と言われたロバート・パティントンと別れたばかりの、
クリスティン・ステュワートの起用というのも、ある意味皮肉かもしれない。

合理的もここまでくるとお笑い

本家の『記憶をなくした元CIA凄腕』モノと違うのは、『本家』は、自分を利用した組織から逃れる為に、
自分の存在を消し、自由を得る。

が、ここは依存心が高くてだらしないマイクである。
雇って貰えて給料が高くて、フィービーとハワイ旅行へ行けるという、それだけの理由で、あっさりとCIAに召喚されてしまう。

実際にこんなスパイがいたら困るのだが、合理的もここまで来るとお笑いだ。

エージェント・ウルトラ 感想まとめ

本国では、コケまくった映画らしいが、B級映画だと思ってみると面白いと思う。
クライマックスのホームセンターの巻き返しも、『イコライザー』のデンゼルであれば、キマっているが、同じ事をアイゼンバーグがすると、
ここまでズっこけて、TVのコントになりさがるのかと思えると笑える。

本来この様な設定だと、シリアスなドラマもしくはアクションにしようと製作者側は考えるだろう。
それでも客は呼べるからである。
そこをあえてコメディで売ったというのはチャレンジャーではないかと思う。

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