映画「アナーキー」現代に狂気を起こせ!イーサン・ホーク&エド・ハリス主演

の概要:シェイクスピアの「シンベリン」を原作に、現代のアメリカ辺境の地を舞台としたサシペンス映画。麻薬王シンベリンは後妻のわがままのせいでギャングの抗争に巻き込まれていく。イーサン・ホーク主演「アナーキー」。

みどころ


映画『』の見どころを紹介します。

シェイクスピアのロマンス劇が現代に甦ります!

イーサン・ホーク主演の「アナーキー」は、ウィリアム・シェイクスピア原作「シンベリン」を基に映画化。シェイクスピアの四大悲劇というと、「マクベス」、「ハムレット」、「オセロー」、「リア王」がよく知られています。

この「シンベリン」は、ロマンス劇です。物語の前半はロマンスだけど、後半は悲劇と喜劇が入り混じったような面白い展開です。主な登場人物は、シンベリン王、王妃、イモージェン王女(シンベリンと先妻の娘)、ポステュマス(イモージェンの夫)、ヤーキモ(イタリア人)です。

3つの山場がありますが、イモージェンが男装してイタリアで冒険する場面が見どころです。現代劇ではどう表現されているでしょうか。シェイクスピアの劇では、あまり知られていない作品です。この映画を観て、興味を持ったらぜひ舞台版も観ることをおすすめします。日本では、2012年4月に蜷川幸雄演出で舞台化されています。
出演は、シンベリン役・吉田鋼太郎、イノジェン役・大竹しのぶ、ポステュマス役・阿部寛です。

イーサン・ホーク×マイケル・アルメレイダ監督 魂のぶつかり合い

シェイクスピアの魅力とは何だろう?登場人物の長台詞や時代を超えた名作という点ばかりではなく、演じることで役者を成長させる大きな力があるのかもしれません。イーサン・ホークとマイケル・アルメレイダ監督がシェイクスピア劇を原作に組むのも2度めです。

1度めは「ハムレット」(2000)で、ハムレット役を演じています。なぜか彼はシェイクスピアと縁があり、ロビン・ウィリアムと共演した「今を生きる」(89)でも、劇中で「真夏の夜の夢」の1幕(妖精パック役)を演じているのです!

この「アナーキー」では、物語の舞台を現代アメリカ、辺境の町に置き、サスペンス仕立てになっています。イーサン・ホークはヤーキモー役。女好きでイノジェンを誘惑します。なんだか彼にぴったりの役だと思いませんか?

マイケル・アルメレイダ監督は、原作「シンベリン」を選んだ理由として、「男性登場人物の虚栄心に惹かれた」と言っています。また「神話のような壮大さ」が原作の魅力とも。確かに悲劇や喜劇、ロマンスとたくさんの要素が詰まっています。

映画の題名の通り「アナーキー」(無政府状態)です。その混沌さや人物の強烈な個性がこの映画の見どころだと思います。

イーサン・ホークの魅力

イーサン・ホークは、俳優だけでなく小説家や映画監督としても活躍しています。甘いマスクだけでなく、子役から積み重ねてきたキャリアと繊細な演技が魅力です。どの作品もカッコいいのですが、リチャード・リンクレイター監督の「ビフォア」3部作(95~04)やユマ・サーマンと共演した「ガタカ」(97)が特におすすめです。

守護天使のような微笑み、優しい気遣い、セクシーさ。これでトリコにならない女子はいないと思いますが、何年たっても素敵です。

エド・ハリスの魅力

多くの映画に出演し、独特の光を放つ演技派俳優です。「アビス」(89)の主人公や「ヒストリーオブバイオレンス」(06)のカール役など深い印象を残しています。エド・ハリスの魅力は主演じゃなくても彼がいないと物語が成立しないぞという存在感です。この映画では、シンベリン役を演じています。

彼を見ると気持ちが引き締まる感じ。期待して下さい。今年も彼の出演作が目白押しです。5月16日公開の、リーアム・ニーソン主演のアクション映画「ラン・オールナイト」にボスのシェーン役で出ています。

まとめ

シェイクスピアのロマンス劇「シンベリン」を原作に現代のアメリカ辺境の地を舞台にしたサスペンス。麻薬王シンベリンは後妻のわがままでギャングの抗争に巻き込まれてしまう。家庭では、娘イノジェンの結婚問題でもめ、イノジェンの夫・ポステュマスを追放。

イノジェンとポステュマスの愛はどうなるのか?遊び人ヤーキモーの誘惑を退けられるか?悲劇と喜劇、そして愛が織りなす傑作シェイクスピア劇です。主演は、麻薬王シンベリン役に名優エド・ハリス、クイーン役ミラ・ジョヴォヴィチ、イノジェン役にダコダ・ジョンソン、そしてヤーキモー役をイーサン・ホークが演じます。

豪華な共演と壮大な物語が観る者を圧倒します。シェイクスピア劇に興味がなかった人もこの映画を観れば魅力にはまりますよ。マイケル・アルメレイダ監督のシェイクスピア劇第2弾です。

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