映画『暗殺教室』あらすじネタバレ結末と感想

暗殺教室の概要:週刊少年ジャンプに連載されている漫画「暗殺教室」の実写映画化作品。原作は松井優征。主演は山田涼介が務めた。他、菅田将暉、高嶋政伸、椎名桔平など。「殺せんせー」の声は嵐の二宮和也が務め、話題となった。

暗殺教室 あらすじネタバレ

暗殺教室
映画『暗殺教室』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

暗殺教室 あらすじ【起・承】

近未来の地球。ある日、月の七割が突如消失する。その犯人は、あるエイリアンである。そのエイリアンは日本に飛来したが、日本の軍はまったく歯が立たなかった。そのエイリアンは、地球に対して椚ヶ丘中学校の3年E組という落ちこぼれのクラスの担任をすることを要求した。

エイリアンの要求通り、担任として赴任したエイリアンは、生徒たちに自分を一年以内に暗殺するよう求める。さもなければ、地球を破壊するというのだ。生徒たちにはそのエイリアンに有効とされる銃やナイフが支給された。エイリアンは生徒たちに危害を加えないという約束を伝えるが、生徒たちの攻撃は全く通じない。マッハ20という速さで動き、無数の触手を操るためである。落ちこぼれのレッテルを貼られ、何をしてもダメだダメだと言われ続けてきたE組の生徒たち。暗殺成功の報酬は100億という条件につられ、生徒たちは日々エイリアンを暗殺するために攻撃を重ねるのだった。しかしあまりにも殺せないため、生徒たちはエイリアンのことを「殺すせんせー」と呼ぶようになる。

暗殺教室 あらすじ【転・結】

主人公の渚は、ぱっとしない少年だが殺せんせーを観察してメモをとる癖があった。そのアイデアをもとに暗殺を試みるが失敗。ただ、殺せんせーが素直に褒めてくれたので、渚はとても喜ぶ。また、暴力沙汰を起こした生徒が殺せんせー専用のナイフを持って飛び降り、「見捨てれば生徒が死ぬ」「見捨てなければ自分が死ぬ」という状況を作り出しても、殺せんせーはためらわずに男子生徒を助けた。殺せんせー暗殺のために送り込まれたサイボーグの生徒に対しても、生徒たちをうまくまとめて見せた。また、勉強合宿を行ったり期末試験の勉強を教えたりなど、熱心でまっすぐ自分たちを見てくれる殺せんせーに、いつしか生徒たちは暗殺対象以上の信頼を置くようになる。

そんななか、特別講師としてやってきた鷹岡という男は、渚に不意を突かれるという恥さらしな姿を見せたことを逆恨みし、生徒たちが殺せんせーに暗殺を挑んでいる最中に襲撃に来る。彼が連れていたのはイトナという殺せんせーと似たような能力(触手など)を持つ少年だった。自分たちの暗殺のせいで完全防御態勢(攻撃はできないがどんな攻撃も通さない球体)になった殺せんせーを守り、渚はクラスメイトと協力して鷹岡とイトナをなんとか撃退する。しかし、政府のヘリがやってきて、殺せんせーを最新型の最強シェルターに閉じ込めた。

本来暗殺するのが目的だったはずなのに、殺せんせーが破壊されるのを涙しながら見つめる生徒たち。「君たちの担任で幸せでした」という言葉を遺し、殺せんせーは消滅したかと思われた。が、涙する渚にハンカチを手渡したのは黄色い触手だった。殺せんせーはこのくらいでは死ななかった。

暗殺教室 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:109分
  • ジャンル:SF、青春
  • 監督:羽住英一郎
  • キャスト:山田涼介、椎名桔平、菅田将暉、山本舞香 etc

暗殺教室 批評・レビュー

映画『暗殺教室』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

わかってて見ること

こういった映画では当たり前かもしれないが「設定がめちゃくちゃ」「荒唐無稽な少年漫画」「細部が杜撰」といったある種トンデモ映画の常識はわかったうえで観ることをおすすめする。というか、この映画を楽しむにはそれが不可欠だ。科学的論拠なんてもちろんなく、キャラクター設定もひどくざっくりしている。セリフもクサイし、とにかく完全なるファンタジーの世界が描かれている前提で見るべき作品である。

案外いいことを言っている殺せんせー

では、子供向けの幼稚な作品、として片づけていいかというと、そんなことはないと思う。もちろん先述のポイントが許容できない人はいるはずだ。そんな人は見なくていい。くらいには出来が荒い。ただ、もしそこが許せるのなら、そういった世界も楽しめるなら、ぜひ注目してほしいのがやはり殺せんせーの言動である。確かに「自分を殺しなさい」という意味の分からない要求をずっとしているが、生徒に向き合う姿はある種「理想の教師」である。無意味に怒ることは絶対にしない。きちんと向き合い、ダメなところは言葉で伝え、同時に必ず褒める。特に菅田将暉演じる生徒がナイフを持って「俺を助けるか自分が死ぬか」と迫るシーン。そんな彼に殺せんせーは、「見捨てることは絶対にしないから、殺しにきなさい」と声をかける。理屈抜きで「担任だから絶対に見捨てない」という半ば親に似た価値観で、殺せんせーは生徒たちに触れ合う。だからこそ「殺す」だとか「暗殺」だとか不穏な言葉が飛び交うなかで、何故か温かいムードがずっとなくならない。生徒たちがどんどん殺せんせーを好きにならざるを得ない理由である。そこを注目するだけでも、十分に観る価値のある作品だと感じた。

暗殺教室 感想まとめ

少年漫画が原作なので、非常に作りが荒い部分や、荒唐無稽というには雑な箇所がある。設定はとにかくむちゃくちゃだしキャラクターも実写化するには無理があったのではと思ってしまう時も。ただ、それらを理解したうえで許容できるなら、意外とメッセージ性の強い作品になっている。殺せんせーがキャラクターとして子供や若者に人気なのは、その見た目のユニークさだけでなくある種「先生がこうあってくれたらいいのに」という子供の願望を写す存在だからかもしれない。

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