映画『アンティーク 西洋骨董洋菓子店』あらすじとネタバレ感想

アンティーク 西洋骨董洋菓子店の概要:「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」は、2008年の韓国映画。よしながふみの同名漫画を映画化。イケメン4人のケーキ店を舞台に描くラブコメディ。ミン・ギュドン監督、チュ・ジフン主演。

アンティーク 西洋骨董洋菓子店 あらすじ

アンティーク 西洋骨董洋菓子店
映画『アンティーク 西洋骨董洋菓子店』のあらすじを紹介します。

2008年、ジニョク(チュ・ジフン)は、会社をやめて小さなケーキ屋を開店させた。「アンティーク」という名のケーキ屋に集まったのは、4人のイケメン達。社長のジニョク、魔性のゲイで天才パティシエのソヌ(キム・ジェウク)、元プロボクサーでパティシエ見習いのギボム(ユ・アイン)、そしてジニョクを坊ちゃんと言って慕うボディガードのスヨン(チェ・ジオ)。
ソヌが男の従業員じゃないと嫌だと言うので、男しか雇っていない。ところがそのために男を巡るトラブルになった。”お前の男選びには付き合っていられない”とジニョクはグチをこぼす。

1997年、高校の卒業式の日。ジニョクはソヌに告白されたが、ケーキを投げて付けて拒否します。パティシエの面接の日。再会したソヌは、”魔性のゲイなんです!”と得意げに言ったが、口の悪いジニョクは一笑した。
”ここにお前に絶対ホレない男がいるけどな”と。ソヌはジニョク本人だと気付かなかったらしい。

ジニョクの事を心配して、「アンティーク」を訪れた母親と祖母。ケーキを楽しむが、母親が店の常連客の中にジニョクの誘拐事件を捜査した刑事を発見。そんな中、再び、少年誘拐事件が発生した。
ジニョクは今でも、少年時代に起きた誘拐事件の傷に苦しみ、悪夢を見てはうなされていた。そんなジニョクが心配でスヨンが付き添っています。覚えているのは、嫌というほどケーキを食べさせられた事だけ。

ケーキが大嫌いなのにケーキ屋をする理由。それは、ケーキ好きの犯人を見つけるため。ある日、ソヌを訪ねて、フランスからジャン・バティスト・エヴァンがやってきた。ソヌをパリのケーキ屋にリクルートしたいと言う。
2人は恋人同士。ギボムはソヌを先生として慕い、「アンティーク」をやめて欲しくないと言う。ジニョクは彼自身が決めることだと見守ります。

ソヌは結局、パリ行をやめ、「アンティーク」に残ることに。季節はクリスマス。店では、クリスマスフェアを開催し、ジニョクはケーキの配達に追われていた。そんな中、常連客の1人を家まで送って行った時、少年時代の悪夢が甦ります。
その家には、誘拐され監禁された少年がいたのだ。少年を助けることで、心の傷が癒えていくジニョク。そんなジニョクを見て、安心したスヨンは店をやめ自身の生き方を見つけていく。

冬の夜。閉店間際に足の悪い老人がケーキを買いにきた。にこやかに対応するジニョク。その人物がジニョクを誘拐した犯人だとは知らずに・・・。

アンティーク 西洋骨董洋菓子店 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2008年
  • 上映時間:111分
  • ジャンル:コメディ、ミステリー、青春
  • 監督:ミン・ギュドン
  • キャスト:チュ・ジフン、キム・ジェウク、ユ・アイン、チェ・ジホ etc

アンティーク 西洋骨董洋菓子店 ネタバレ批評

映画『アンティーク 西洋骨董洋菓子店』について、感想批評です。※ネタバレあり

ケーキ好きにはたまらない!ミュージカル仕立てのイケメン祭り

「アンティーク~西洋骨董洋菓子店」は、よしながふみ原作の漫画を映画化。日本でもドラマ化されましたが、韓国版はミュージカル仕立てでポップなファンタジーになっています。原作漫画の映画化なら、韓国の脚色力に優るものはありません。

画面を彩るオペラやミルフィーユにレモン・クリーム・タルトなどよだれが出そうなケーキばかり。お腹がすいている時に観ると大変です。ケーキ嫌いだが、ケーキの事を知ろうと奮闘するジニョク(チュ・ジフン)は、ケーキと女の子達に囲まれて踊ります!

観ていて、本当に楽しい映画です。また日本版と違って、魔性のゲイで天才パティシエのソヌ(キム・ジェウク)の演技が真に迫っていて怖いほどです。ゲイ色の強さにかなり引いてしまいました。特筆すべきなのは、韓国映画では、回想シーンと妄想シーンで内容のほとんどが占められているといっても過言ではありません。

本作の魅力は、妄想シーンにあります。おいしそうなケーキを前に歌い踊るさまは楽しくて、観ているほうも幸せになります。反対に”ケーキを売っているのに不幸にならないといけないのか?”とジニョクが問う時や、ケーキを食べたあとトイレに駆け込んで吐くシーンが交互に表現されて、胸が痛いです。

作品の持つ明るさと主人公の深い心の傷が、ただの甘い物語ではない、彼自身の人生を表しているのです。

魔性のゲイを演じた、キム・ジェウクの魅力

キム・ジェウクといえば、本作のゲイ役しか思い浮かびません。強烈な存在感を放った彼ですが、儒教精神の厳しい韓国でこの映画は受け入れられたのでしょうか?実際にゲイではないかと思われたそうです。繊細な演技と劇中のフランス語が上手いなぁと感じていたら、なんと日本語が堪能なのだそうです。

俳優デビューする前には、インディーズ・バンドで活動をしていたらしい。ギターとヴォーカルを務めるなど多彩な魅力を持っています。キム・ジェウクの魅力は、芸達者なだけでなく、国際的に活躍できる力を持っているところ。2014年9月に除隊後、2015年から本格始動です。

映画「プランク定数」が4月に公開されました。これからも魔性な魅力あふれる彼の活動が楽しみです。

アンティーク 西洋骨董洋菓子店 感想まとめ

観てハッピー!食べてハッピーになれるケーキの世界。もしあなたの住んでいる町に「アンティーク」のようなおしゃれなケーキ屋さんがあったらうれしいですよね。そんな夢みる映画が本作です。よしながふみの原作漫画をそのまま映画化したような楽しくてほろ苦い人生の物語。

本作をきっかけにブレイクしたキム・ジェウクや、「宮」のシン役でおなじみのチュ・ジフン、そして後に「トキメキ☆成均館スキャンダル」で人気になるユ・アインが出演しています。本作を観て、そんな彼らがずっと気になっていたことでしょう。日本版と違い、韓国版は脚色力とキャスティングに優れています。

シリアスな場面でも、妄想力で明るくポップに表現されています。本作のテーマは、”幸せになる生き方”ではないでしょうか?「アンティーク」を観れば、元気がでてきます。くれぐれもケーキの食べ過ぎには注意しましょう。

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