映画『エイプリルフールズ』あらすじネタバレ結末と感想

エイプリルフールズの概要:ドラマ『リーガルハイ』を作った名コンビと言われる、監督石川淳一と脚本家古沢良太が手掛けた作品。主演は戸田恵梨香、松坂桃李他ユースケサンタマリア、大和田伸也、菜々緒などが出演。

エイプリルフールズ あらすじネタバレ

エイプリルフールズ
映画『エイプリルフールズ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

エイプリルフールズ あらすじ【起・承】

対人恐怖症で、病院の清掃の仕事を日々黙々とこなしていた新田あゆみは、勤め先の病院の外科医牧野亘に恋をする。しかし牧野はただのSEX依存症で女たらし、あゆみに声をかけたのも特に深い意味はなかった。あゆみは牧野と一夜を共にし、妊娠してしまうが牧野は「たった一回であり得ない」と信じてくれない。

4月1日。牧野は新たに狙っているキャビンアテンダントの麗子とイタリアンレストランでランチを楽しんでいた。そこに、お腹の大きなあゆみがやってくるのだが、その手にはなんと拳銃が握り締められていた。殺してやると牧野に迫るあゆみ。牧野は情けなく悲鳴をあげながら逃げ惑うばかりだった。

同じ日、昔気質のヤクザである宇田川は、とある少女・理香を誘拐する。あまりにずさんなやり方での誘拐、目撃証言は多数。その目撃証言をもとに似顔絵を作成した警察は、少女の母親にその絵を見せると、母親は絶句。実は宇田川は、理香の本当の父親だったのだ。誘拐された理香は母の再婚相手とうまく心を交わすことができずに、不良行為を繰り返していた。宇田川はけじめをつけるために、決死の覚悟である大物のヤクザを始末することを決めていたため、その前に娘に会って置きたいと考えたのだった。

エイプリルフールズ あらすじ【転・結】

レストランに居合わせた人々は、あゆみの話を聞きながら次第に彼女が本当に牧野のおかげで生きる希望を見出し、牧野が男として最低なやつであることをわかったうえで、愛していたことを知る。全員で彼を説得し、あゆみのことを大切にするように勧める。

騒動の中、あゆみが放った弾がある紳士の太ももに命中する。しかしその男は実は指名手配犯で、銃を奪って逃走するのだが、事故を起こして逃走に失敗した。指名手配犯から咄嗟にあゆみをかばったことで、周囲の人間から牧野への信頼が多少回復したが、ちょうどその時あゆみが産気づいてしまう。なかなかこない救急車(実は指名手配犯が事故を起こしたのがこの救急車である)、仕方なくレストランに居合わせた全員で赤ん坊を取り上げることになる。麗子も「実は助産師なの」、オーナーも「ここは昔産院だった、らしい!」と全員で優しい嘘をつく。実は医者であることも嘘だった牧野だが「僕は医者だ!」と泣きながら自分の子を取り上げたのだった。

宇田川は理香と心を通わせたが、彼女を自宅の前に放り出す。義理の父親が半狂乱で駆けつけるのを見て、しっかり親子であることを確認し理香を託した。自分はけじめのために舎弟の制止も聞かず、ある大物を殺しに向かう。しかしそのかばんの中に拳銃は無かった。実は、昼間食べた中華定食屋で、あゆみが奪ったのが宇田川の拳銃だったのだった。

エイプリルフールズ 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
  • 監督:石川淳一
  • キャスト:戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦 etc

エイプリルフールズ 批評・レビュー

映画『エイプリルフールズ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ありえないからこそ

あらすじでは、主人公のあゆみをメインに紹介したが、これ以外にもたくさんの「嘘」がちりばめられている。どれもこれも、日常的には絶対に起こらないような嘘ばかりで、だからこそ面白い。その嘘が、最後に向かって収斂していくさまは非常に痛快。ここがこんな風につながるなんて、と驚きに満ちたラストスパートを楽しむことができる。

泣けて泣けて

基本的に笑えるシーンばかりなのだが、またうまい具合に泣かせるポイントがちりばめられている。末期がんの妻のために、不器用な夫が夢をかなえようとまるで皇族のようにふるまい、実際にいろいろな人に誤解されながらも夢のようなデートを楽しむパート(その運転手が実は理香の父親だったり、もちろんレストランにも居合わせる)の、最後の船の上のシーンは号泣した。また理香を自宅の前に放り出して、ぼけかす言いながらも幸せを願い義理の父に託す宇田川の姿にも号泣。ダメ男とわかっているのに助けてもらったことだけ一心に思うまっすぐなあゆみの回想シーンにも号泣。というように、ただ面白いだけではなく、泣かせるポイントがたくさんある。笑いと涙のバランスがとてもよくとれているのだ。

ハッピーエンドという言葉が似合う

基本的に悪い奴以外は全員ハッピーエンドだ。見事なくらい全員がハッピーエンドになる。主人公たちだけではなく、インチキ占いばばあも、宇宙と交信し続けるいじめられっ子も、行方不明だった父親も、幽霊に憑かれた救急隊の青年も、ゲイであることに目覚めてしまった青年も、とにかくみんな見事にハッピーエンド。不完全燃焼なポイントがほぼないといっていい。

エイプリルフールズ 感想まとめ

元気になりたい、なんでもいいから笑って泣いてストレス発散したいという人には心からおすすめしたい映画だ。家族で見ても、友達と見ても、デートで見てもぴったりな作品である。

また、キャストがひたすらに豪華でかつ全員が適役だ。戸田恵梨香のぶっとんだ演技はさすがだし、情けなさ過ぎて殴りたくなる松坂桃李も見もの。寺島進は不器用なダメ親父が似合いすぎているし、うさんくさいユースケサンタマリアも、キャビンアテンダントの強気な菜々緒も、見事としか言いようがない。

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