映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』あらすじとネタバレ感想

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIEの概要:TBS系列で放送されたテレビドラマの映画版。中村光の漫画が原作、飯塚健監督、脚本で2012年に公開された。主演は林遣都。荒川河川敷を不法占拠する奇妙な住人たちの、ドラマでは描かれなかったストーリー。

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE あらすじ

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE
映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』のあらすじを紹介します。

一ノ宮グループの御曹司で自身も会社を経営している行(コウ)は、荒川河川敷に不法占拠している住民を立ち退かせる目的でその場に近づいたものの、住民のニノ(2-3)に助けられてしまう。
他人に借りを作らないという家訓を守るため、ニノサンの恋をしてみたいという願いを叶えるために自分も荒川河川敷に住む事になる。
「リク」という名前を与えられて奇妙な住民たちと生活していくうちに、そこでの生活が心地よくなっていた。
しかし、立ち退き期限が目前に迫っていた。

リクは自分のやり方を通すことを決意し、父の友人でもある国土交通大臣に会い工事中止の相談をする。
強い意志を感じ取った大臣は、工事を中止することに承諾。
だが、自分の命と引き換えにリクを生んだ母の事を聞いたリクは落ち込む。
そしてヴィーナスと呼ばれた母親とニノサンが瓜二つだという事も知ってしまう。
そんな時、ニノサンが金星人という話を信じていなかったリクは苛立ちをぶつけてしまい、ケンカになってしまう。

七夕の日、村長のアドバイスで仲直りした2人だったが、リクの父が工事を強行。
そこに表れたリクは父親を説得し、工事を中止してもらえる事になる。
だが、ニノサンが金星に戻るタイムリミットが着々と迫っていた。

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:115分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:飯塚健
  • キャスト:林遣都、桐谷美玲、小栗旬、山田孝之 etc

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE ネタバレ批評

映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』について、感想批評です。※ネタバレあり

豪華キャストと変な登場人物

奇抜で突飛で、破天荒な住民たちによるおかしなコメディ。
ドラマ版では描ききれなかったラストシーンや、重要なシーンを追加し、映画版にまとめ上げた作品。

主演の林遣人演じる御曹司のリク、桐谷美玲演じる”2-3”のジャージを着用している金星人のニノサン、山田孝之演じる、ロックミュージシャンの星、小栗旬演じる自称河童の村長といった主要な住民がいる。
他にも元傭兵で何故か修道服を着ているシスター、ドSな性格で牧場を営んでいるマリア、不思議系女子のP子、日本刀を持ったラストサムライ、元極道のオウム、ビリー、ビリーの恋人のジャクリーン。
精神年齢が低い少女ステラ、その子分の鉄雄と鉄郎兄弟、白線を引いているシロなどが登場する。
彼らの、法やルールに縛られない驚くような生き様や、突飛な行動の数々は度肝を抜かれる。

特殊メイクや映像のこだわりはルーズ

明らかに被り物の河童の村長のクオリティの低さにも、驚くと共にがっかりさせられる。
しかし、村長は人間の姿での登場場面もあり、河童の格好はしたいからそうしているだけ、と臭わせている。
国土交通大臣からは仙人と呼ばれる、何でもできてしまう神様のような謎の存在として描かれている。

ニノサンが金星に帰るとき、背負っているランドセルから謎の機械が出て、空へと飛んでいくのだが、その場面の特殊映像のクオリティも低く安っぽい印象を与えるものになっている。

半分以上はドラマのまま

映画の半分以上がドラマの使いまわしであり、ドラマ版から見ている場合は飽きる内容になっている。
また、「THE MOVIE」という題名を見て、ドラマのDVDをレンタルした場合などは、映画独自のストーリーの少なさにがっかりするだろう。

付け足された、リクの父と母の思い出のシーンや、父子が和解するシーンは温かい印象を受ける。
だが、その部分のために映画にするくらいなら、なぜドラマに詰め込まなかったのかが不思議だ。

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE 感想まとめ

ギャグ漫画をベースに、テレビドラマ化されたものの映画化作品になっています。
実写の他にもテレビアニメ化や、Webラジオなど、様々な媒体で楽しむ事が可能な作品です。

ギャグコメディとして飛びぬけた世界観があって、こんな人がいるはずないという考えを吹き飛ばすような設定に、笑いが止まりません。
村長の背負っている甲羅が酸素ボンベだったシーンなど、笑いを誘うツボはたくさんあります。

ですが、映画版といいつつ、作品全体がドラマの復習として使われていて、新しい展開が少ししか見られない映画になっています。
ドラマを見ていない場合は、この映画だけでドラマ第1話から理解できます。

星や村長の雑な特殊メイク、独創的な世界観は完成されたものなので、映画オリジナルのストーリーがあれば楽しめた、とても残念な映画です。

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