映画『ある愛の詩』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ある愛の詩」のネタバレあらすじ結末

ある愛の詩の概要:出会ってすぐ恋に落ちた資産家の息子オリバーと苦学生のジェニーは、愛を貫いて結婚し、苦労を重ねる。ようやく生活が楽になった頃、ジェニーは白血病で余命宣告を受ける。フランシス・レイ作曲の物悲しいテーマ曲と、“愛とは決して後悔しないこと”というセリフがあまりにも有名な純愛ドラマの名作。

ある愛の詩の作品概要

ある愛の詩

公開日:1970年
上映時間:100分
ジャンル:ラブストーリー
監督:アーサー・ヒラー
キャスト:ライアン・オニール、アリ・マッグロー、レイ・ミランド、ジョン・マーリー etc

ある愛の詩の登場人物(キャスト)

オリバー・バレット4世(ライアン・オニール)
ハーバード大学に通う学生。名門バレット家の後継だが、厳格な父親に反発し、自分の家を嫌っている。ジェニーとの結婚を反対され、父親と絶縁する。大学卒業後は大学院の法学部に入り、弁護士を目指す。
ジェニー(アリ・マッグロー)
ハーバード大に隣接する女子大で音楽を学ぶ学生。母親とは死別し、父親を大事にしている。苦学をしながら音楽を学び、パリ留学を夢見ていたが、オリバーとの結婚を優先して留学を諦める。
オリバー・バレット3世(レイ・ミランド)
オリバーの父親。ハーバード大出身で、アイスホッケー選手としても一流だった。莫大な資産を持つ大富豪で、家柄の違いを気にして、息子とジェニーの結婚に難色を示す。
フィル(ジョン・マーリー)
ジェニーの父親。小さなクッキー店の店主。娘にも自分のことを“フィル”と呼ばせる明るい父親で、親子関係は良好。敬虔なカトリック教徒だが、娘に信仰は強要しない。

ある愛の詩のネタバレあらすじ

映画『ある愛の詩』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ある愛の詩のあらすじ【起】

ハーバード大に通うオリバーは、図書館でジェニーという生意気な女子大生と出会う。ジェニーはオリバーがバレット家の後継だと知っても、遠慮せずにズバズバと物を言う。オリバーの実家は有名な大富豪で、大学にも多額の寄付をしていた。オリバーはジェニーの率直さを気に入り、自分が出場するアイスホッケーの試合に誘う。

ジェニーは試合会場に姿を現し、オリバーは彼女にいいところを見せようと奮起する。急速に惹かれあっていた2人は、その日初めてキスをする。

オリバーは次の週末に行われる試合にもジェニーを誘う。その試合は東部大学選手権という大事な試合で、オリバーはどうしても勝ちたかった。試合は大荒れとなり、両チームの選手が乱闘を始める。退場になったオリバーは、観覧席に父親がいるのを見つける。

父親は、試合に負けたオリバーを食事に誘うが、父親が苦手なオリバーは、その誘いを断る。父親はオリバーが大学院の法学部に進み、判事になることを望んでいた。しかしオリバーは父親の敷いたレールに乗るのが嫌で、何かと反発する。2人の親子関係は最悪だった。

早くに母親を亡くしたジェニーは、父親のフィルをとても大切にしており、親子は友達同士のように仲が良かった。オリバーは、ジェニーが父親のことをフィルと呼び捨てにしているのを聞いて、心の底から驚く。バレット家では考えられないことだった。

オリバーとジェニーは結ばれ、深く愛し合うようになっていく。オリバーはジェニーの影響で、自ら学ぶことの楽しさを知っていく。2人は常にじゃれあい、楽しい時間を過ごす。

ジェニーの音楽会を訪れたオリバーは、彼女の演奏姿に感動する。ジェニーは自分をまだまだだと感じており、来年には奨学金でパリへ留学するつもりだった。オリバーはそれに猛反対し、彼女にプロポーズする。オリバーは、片時もジェニーと離れるのが嫌だった。

ある愛の詩のあらすじ【承】

ジェニーもオリバーとの結婚を決意し、2人はバレット家へ挨拶にいく。初めてオリバーの実家を見たジェニーは、想像以上の金持ちぶりに驚く。貧しい家に育ったジェニーは気後れしてしまうが、オリバーは“怖がるな”と彼女を励ます。

オリバーが心配していた通り、父親は彼女の家柄や親の職業について質問する。ジェニーは嫌な顔ひとつせず、自分の育った環境を正直に伝える。しかしオリバーは腹を立てており、帰り道でも父親への不満ばかりを口にする。ジェニーは、“貧しい自分と結婚するのも両親への反抗のひとつね”と彼をたしなめる。ジェニーは、親子は仲良くするべきだと思っていた。

大学院への進学が決まり、オリバーは父親と食事をする。父親は大学院を卒業するまでジェニーと結婚するのを待つよう忠告するが、オリバーはそれに猛反発する。親子は喧嘩になり、父親は“結婚するなら援助を中止する”と強い姿勢に出る。

オリバーは大学院の学部長に奨学金を頼むが、実家が裕福なため断られる。それでも彼は来月ジェニーと結婚するつもりだった。

フィルは2人の結婚を歓迎し、オリバーを見捨てた父親に腹を立てる。そしてオリバーにも、親の愛情は尊いものだから、仲直りするべきだと忠告する。

ジェニーの両親は敬虔なカトリックで、死んだ母親も娘が教会で結婚式を挙げることを望んでいた。しかし2人に信仰心はなく、大学で質素な結婚式を挙げる。2人は自分で誓いの言葉を述べ、指輪を交換する。フィルはそんな2人を温かく見守るが、オリバーの両親は呼ばれていなかった。

ある愛の詩のあらすじ【転】

夫婦となったオリバーとジェニーは、安いボロアパートで新婚生活をスタートさせる。オリバーは大学院があるので、ジェニーが私立小学校の教師をして家計を支える。しかし給料は安く、生活は苦しかった。

2人は、オリバーの父親から60歳の誕生日を祝う食事に招待される。ジェニーは和解するいい機会だと考えるが、オリバーは頑なに出席を拒む。ジェニーは仕方なく欠席するという電話をかけ、“せめて両親に声だけでも聞かせてあげてほしい”とオリバーに頼む。しかしオリバーはそれも断る。さすがのジェニーもこれには腹を立て、家を飛び出していく。

反省したオリバーは、夜遅くまでジェニーを捜す。しかし彼女はどこにもいない。諦めて家に帰ったオリバーは、アパートの前で泣いているジェニーを発見する。オリバーが彼女に謝罪すると、ジェニーは“愛とは決して後悔しないことよ”と言ってオリバーを許す。それからも苦しい生活は続くが、2人は愛の力で苦労を乗り越えていく。

ついにオリバーが大学院を卒業する日がきた。彼は優秀な成績で法学部を卒業し、弁護士の資格を取得する。卒業式には、ジェニーとフィルが出席してくれた。

オリバーはニューヨークの一流法律事務所に就職し、夫婦も高級マンションで暮らし始める。ようやく自由な時間を手に入れたジェニーは、2人の子供を望む。しかしなかなか妊娠せず、病院で検査を受ける。医者から検査結果を聞きにくるよう言われたオリバーは、ジェニーが重篤な白血病を患っており、死期が近いという絶望的な宣告を受ける。

医者からのアドバイスもあり、オリバーは病気のことを隠して、ジェニーの前では平静を装う。しかし賢明なジェニーは、すぐにオリバーの変化に気づく。

オリバーは彼女を喜ばせたいと考え、パリ旅行のチケットを用意する。しかしジェニーはチケットを見ても喜ばず、“必要なのはあなただけよ”と告げる。ジェニーは医者から全てを聞いていた。

ある愛の詩のあらすじ【結】

ジェニーは冷静に現実を受け止める。彼女は落ち込むオリバーを励まし、フィルの力になってくれるよう頼む。ジェニーは死ぬことよりも、自分のことで愛するオリバーやフィルが悲しみ、暗い顔をするのがつらかった。

ジェニーの希望で、2人は野外スケート場へ向かう。ジェニーは観覧席に座り、スケートをするオリバーを愛おしそうに見つめる。ジェニーは元気そうに振舞っていたが、体は限界だった。彼女はそのまま入院する。

血液専門の名医のもとで、ジェニーの入院治療が始まる。オリバーは“最高の手当てをしてほしい”と医者に頼み、わずかな望みを最新の医療に託す。しかしその治療費は高額で、今のオリバーには支払えない。オリバーはジェニーのためだと自分に言い聞かせ、絶縁状態の父親に会いにいく。

突然やってきて、大金を貸してほしいと言い出した息子に、父親は理由を聞く。しかしオリバーは真実を隠し、ジェニーには関係のないことだと言い張る。父親は、息子が愛人でも作ったのだろうと勘違いし、黙って小切手を渡す。

病状は好転せず、ジェニーは自分の死期が近いことを悟る。フィルには“お葬式はカトリックでいい”と伝え、オリバーにもそれを了承してもらう。

オリバーは、自分が彼女の人生から音楽やパリ留学の夢を奪ったのではないかと後悔していた。ジェニーは鋭くそれを察し、自分が平気であることを信じないなら、死ぬ前に病室から出て行くよう強い口調でオリバーに迫る。オリバーは彼女の言葉を信じると約束する。

ジェニーはしっかりとオリバーに抱きしめてもらい、そのまま息をひきとる。2人に気を遣い、廊下で待っていたフィルは、“君のために強くなるなんて、ジェニーに約束するんじゃなかった”と言って、静かに涙を流す。

オリバーはたまらず、病院を出る。その時、入り口で父親と会う。父親は事実を知って急いで病院へ駆けつけていた。しかしジェニーが死んだと知り、言葉を失う。そんな父親にオリバーは、“愛とは決して後悔しないことです”と一言だけ告げ、どこかへ行ってしまう。

オリバーはあのスケート場を訪れ、ジェニーが座っていた観覧席に座る。そして自分を愛してくれたジェニーのことを想う。彼女はまだ25歳だった。

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