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映画『アルゴ』あらすじネタバレ結末と感想

映画『アルゴ』の概要:『アルゴ』は、1979年から1980年にかけて実際に起こったイランアメリカ大使館人質事件の人質救出劇を描いた作品。監督・主演はベン・アフレック。アカデミー賞作品賞を受賞した。

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映画『アルゴ』 作品情報

アルゴ

  • 製作年:2012年
  • 上映時間:120分
  • ジャンル:サスペンス、歴史
  • 監督:ベン・アフレック
  • キャスト:ベン・アフレック、ブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン etc

映画『アルゴ』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

映画『アルゴ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『アルゴ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『アルゴ』 あらすじ【起・承】

1979年、ホメイニー率いるイランの反体制勢力により、国王は亡命。イラン政府はアメリカの干渉を受けており、また亡命した国王をアメリカが受け入れたことにより、それを良しとしない国民がアメリカ大使館を占拠した。
大使館では52人の大使館員たちが人質となるが、最初の混乱の中逃げ出した6人はカナダ大使の屋敷に匿われる。
イランの要求は、アメリカが受け入れた元国王を引き渡すことだった。幸い彼らはまだ6人の大使館員が逃げ出したことに気付いていない。だが大使館に残された全大使館員の顔写真はシュレッダーにかけられているが、復元されるのは時間の問題だった。

この知らせを受け、CIAは人質奪還のために動き出す。自転車での出国など案はいくつか出たが、トニー・メンデスの「にせ映画撮影のロケハン作戦」が実行されることになる。トニーは6人をカナダ人の映画クルーに仕立てて脱出を試みようとする。

トニーは特殊メイクのプロの知人に話を持ち掛け、彼の紹介した映画プロデューサーはボツになっていた脚本の中からSF作品「アルゴ」を選ぶ。

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映画『アルゴ』 結末・ラスト(ネタバレ)

トニーらは偽映画のために事務所を立ち上げ、大々的に制作を発表。キャストも決まり、作戦は進んでいく。
トニーは単身イランへ向かうが、空港のゲートは厳重に見張れており、脱出は難しそうな様子だった。
トニーは撮影許可を得た後、カナダ大使私邸へ行き6人と対面する。偽の映画撮影ロケハン計画にはじめは反対するが、トニーが用意したそれぞれの人物プロフィールを暗記し、その日に備える。
一度外に出た際は難なくやり切るが、トニーは上司から計画の中止を命じられる。軍は大使館の人質救出を優先させるため、6人を後回しにすることにしたのだった。待機していたハリウッドの事務所は閉鎖され、航空券もキャンセルされる。
トニーは一晩一人で考え込むが、翌朝、計画を続行すると上司に連絡する。
その頃イラン側は6人が逃げ出したことに気付き始めていた。

トニーは6人を連れ空港へ。
計画は上から中止命令があり、航空券もキャンセルされたままだったが、トニーの上司は急いで政府へ掛け合い大統領の許可を得る。
トニーと6人はぎりぎりのところで飛行機に搭乗し、イランの国境を越え歓喜する。

この事件はカナダの手柄として公式には発表され、1997年になるまでCIAの関与は公表されなかった。

映画『アルゴ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『アルゴ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

嘘のような実話

イランのアメリカ大使館が占拠され、逃走した6人の大使館員を助けるために偽の映画制作企画をでっちあげ、6人を映画製作スタッフに仕立てて救出を試みるという筋書きの映画だが、これが実際にあった出来事というのだからすごい。
このストーリーの設定だけで十分面白いけれど、そこに虚構も加わることでさらに面白い映画になっている。
6人の救出のために出された案は偽映画計画だけではなく、自転車で国境まで走るだとか、外国人教師に仕立てるだとか、簡単に思い付きそうな案がいくつかあった。
偽映画計画より現実的に思えるそれらの案にも弱点はあり、結果的に一番マシな偽映画計画が実行されることになったのである。
こんな無謀ともいえる計画で実際に6人をイランから出国させることに成功するのだから驚きだ。

スリリングな展開に飽きない

ストーリーの軸の部分は実話と同じだが、映画なので面白くなるように盛っている部分もたくさんある。
どうやら実際は主人公トニーにあたる人物の他にもう一人イランに同行した人物がいたらしい。また、救出のための計画は偽映画の他の案も並行して進められ、最終的に大使館員たちが選んだのが偽映画計画だったという。
ストーリーの山場ともいえる、カナダ大使邸を出てから出国するまでのシーンも、実際はバザールに出かけて危ない橋を渡るようなこともなく、空港でもスムーズに手続きは進んだらしい。
こういうハラハラする場面は映画ならではの演出だったのである。実際は難なく出国できたならそれに越したことはないが、娯楽作品として観る分にはやはり多少の誇張があった方がおもしろい。


実話をもとに作られた今作。人質を救うために「偽の映画」を制作するという嘘のような作戦にびっくりしましたが、作中で出てくる他の計画を見ると、あまりにも低レベルで確かにこれが一番まともで成功しそうかもしれないと思ってしまいました。
嘘のような本当の話と言っても、全体的にものすごくシリアスに描かれているので作品を見ている間、ずっと緊張していました。緊迫感が物凄く、息をつけない展開に夢中になって鑑賞してしまうでしょう。
実話に基づいているので国の情勢だったり、歴史を知っているとより楽しめると思いますが、知らなくても全く問題なく見られました。(女性 30代)


西洋社会側とイラン側で言い分が異なるであろう諸々の政治背景一切省いても、単純に面白いお話。これが実話ベースというのだから世の中知らないところではすごいことが起きているのだなと思うしかない。大の大人がたくさん集まって考え抜いた作戦がニセ映画計画でそれが成功したというのは、難しいと思っていた世界が実は簡単なんじゃないかと思えてきてある種の勇気さえ出てくる。
実際それを実行した人達にはものすごく勇気があったはず。そこに思いを馳せるとこの話はさらに面白い。(男性 40代)


本作は、1979年のイラン革命激化の最中、実際に起こったイランアメリカ大使館での大使館員人質事件での人質救出作戦を描いたサスペンス作品。
まず、救出方法が”架空のSF映画「アルゴ」の制作”という奇抜なアイディアに驚愕した。
そして、冒頭のアメリカ大使館襲撃シーンから最後まで、見ている方も段々追い詰められているような緊張感や脱出の様子は非常にスリルがあり、特に、実際の映像をミックスした信ぴょう性のある映像の迫力に一気に引き込まれた。(女性 20代)

映画『アルゴ』 まとめ

歴史や政治が深く関わる事件なので、そのあたりをどう描くのか気になっていたが、映画冒頭で大体の流れを語っている。どういう事件か、何が背景にあったのか、そして原因はなにかが端的にまとめられていて分かりやすく、何も知らずに観てもわかるようになっていて上手いなあと思った。
でも、この映画を楽しむのにそういった知識は特に重要ではなく、娯楽作品として楽しめる映画だと思う。これを実話として「こういう事件もあったんだ」とも思えるし、また単なるよくできたサスペンス映画としても楽しめる。

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