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映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』の概要:エドガー・アラン・ポーの短編小説「タール博士とフェザー教授の療法」を原作とした、ミステリーサスペンス。患者たちに乗っ取られた精神科にやって来た研修医が、監禁された職員たちを救おうとする。

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映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』の作品情報

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち

製作年:2014年
上映時間:109分
ジャンル:サスペンス、ミステリー
監督:ブラッド・アンダーソン
キャスト:ケイト・ベッキンセイル、ジム・スタージェス、デヴィッド・シューリス、ブレンダン・グリーソン etc

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』の登場人物(キャスト)

エドワード・ニューゲート(ジム・スタージェス)
オックスフォード大学出身の医者。精神医学に興味があり、ストーンハースト病院で実習を望む。
イライザ・グレーブス(ケイト・ベッキンセイル)
気品のある美しい女性。男性を極度に嫌うヒステリー患者。夫の異常な愛に耐え切れず、片耳と片目を抉って逃げようとしたが、父親によって入院させられた。未だに夫から執着されている。
ミリー(ソフィー・ケネディー・クラーク)
幼さが抜けきらない偽の看護師。イライザの妹のような存在。
ミッキー・フィン(デヴィッド・シューリス)
ストーンハースト病院の偽の警備責任者。“ミッキー・フィン”には、酒に薬を盛るという意味もある。
サイラス・ラム(ベン・キングズレー)
ストーンハースト病院の偽の院長。元軍医の患者だったが、職員たちに薬を盛って地下に監禁し、病院を乗っ取った。
ベンジャミン・ソルト(マイケル・ケイン)
ストーンハースト病院の本物の院長。
マリオン・パイク(ガブリエル・ダウニー)
ストーンハースト病院の本物の看護主任。薬を大量に使うようなソルト院長の治療法に、反感を持っていた。

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』のあらすじ【起】

ストーンハースト精神科病院へ、実習に向かうエドワード・ニューゲート。
実習を願い出る手紙は届いていなかったが、熱意を買われて実習の許可が下りる。
様々な患者がいたが、院長は薬を与えるといった治療をせず、自由に生活させていた。

そして美しい女性患者イライザ・グレーブス夫人に出会う。
異常な愛情を持つ夫により、ヒステリーに悩まされるようになったというイライザ。
エドワードはイライザに心を奪われる。

その夜、食事会が開かれる。
職員たちだけの食事会と思ったエドワードだったが、患者と職員との交流も兼ねたものだった。
そしてそれも治療の一環だという院長。

警備責任者のミッキー・フィンの名前には、酒に薬を盛るという意味があり、本名なのかと尋ねるエドワード。
するとフィンはエドワードに酒を勧める。

イライザはその酒を飲ませないようにして、今すぐに出ていくようエドワードに言う。

夜中になって、地下からの物音に気付くエドワード。
そこには、本物の職員たちと院長が監禁されていた。

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映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』のあらすじ【承】

病院は、患者たちによって乗っ取られていた。
そしてラム院長も、本当は患者だった。
地下にいる職員たちを助けると約束するが、危険視されたエドワードは病院から出られなくなった。

エドワードが職員とつながっているのを知るのはイライザだけ。
しかしイライザも患者で、マリオン以外の職員たちは信用していない。

盗んだ食料を、地下の職員たちに差し入れするくらいが関の山。
エドワードはラムを出し抜き、説得して全員を解放させようと考える。
ソルト院長は、ラムのカルテの隠し場所を教える。
地下の職員たちと自分の命を背負うことになったエドワード。

そしてラム院長から、見世物小屋で赤鬼と呼ばれていた男の怪我の治療を任される。
力の強い赤鬼に暴力を振るわれるが、本名のアーサーと呼ぶとおとなしくなった。

怪我を負ったエドワードの治療をするイライザは、彼の体にある無数の傷跡を見せられる。
そして、実験動物のように扱われたイライザの気持ちがわかる、と言うエドワード。

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』のあらすじ【転】

地下から2人の職員が脱走する。
しかしすぐに見つかり、1人は自殺。
もう1人はフィンに殺される。

サイラス・ラムのカルテを手に入れたエドワード。
サイラスは軍医をしていた頃、5人の少年兵を射殺していた。
しかし、彼が心を病んだ原因は掴めていなかった。

ラムの逆鱗に触れたソルトは、妄想癖によって病院長だと言い張るようになった厄介な患者にされてしまう。
そして、頭に電流を流す治療をされる。
呼び出されたエドワードも加担させられ、ソルトは記憶を失った。

ミリーを妹のように思うイライザは、ミリーを置いて逃げることは無理だとエドワードに言う。
エドワードは、ミリーも連れて3人で逃げようと提案する。
イライザは、その提案に乗った。

1990年1月1日を祝うパーティーが開催される。
その夜、残った職員たちを逃がすことに決めたエドワード。

ミリーは鍵をかけて部屋に残るよう、イライザからきつく言われる。
しかし外に出たミリーは、フィンに殺されてしまう。

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』の結末・ラスト(ネタバレ)

ラムたちが飲むシャンパンに毒を入れたエドワード。
だがフィンに見つかり、ラムたちに飲ませることに失敗する。
エドワードは捕らえられ、ソルトと同じ電気ショックを行われそうになる。
イライザの写真が入った懐中時計を見つけ、イライザもエドワードを疑う。

医大の講義でイライザに一目ぼれしたエドワードは、彼女を探しに来たと言う。
最後の頼みと言い、ポケットの中を見るようラムに頼むエドワード。
そこには少年兵の写真があり、ラムは正気を失う。

イライザとアーサーに助けられたエドワード。
エドワードに電気ショックを行おうとしたフィンは燃え、病院は火事になる。

その後、ストーンハースト病院に本物のエドワード・ニューゲート医師とイライザの夫が来る。
虚言癖のある精神病院の患者が、エドワード・ニューゲートになりすまして脱走したという。
その患者は、イライザに一目ぼれしていた。

その頃エドワードとイライザは、ラム先生とラム夫人として、イタリアの精神病院で暮らしていた。

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』の感想・評価・レビュー

精神科の病院が舞台となっているので、映画全体的に暗くドロッとした雰囲気になっていて、特に前半はその暗い雰囲気と話が進んでいないように観え、途中で観るのをやめてしまおうかと思うほどだったが、後半での勢いや巻き返しで作品に入り込むことが出来た。

正常と異常の境目は、どこなのかと考えながら観てましたが、結末は明るかったので暗かった日々から逃れられたような気がして、すっきりして追われたのでよかったと思った。(女性 20代)


エドガー・アラン・ポーの短編小説『タール博士とフェザー教授の療法』を映画化した作品。
精神病院での実験まがいで非人道的な治療に心が痛むが、状況が一転し、誰が異常で誰が正常なのか分からなくなってしまうという面白さがあった。
ラストで、ニューゲートが研修医として精神病院に来た本当の目的と彼の正体が明かされ、どんでん返しを食らった。
結局は、誰もが異常な面と正常な面を持ち合わせており、心を持つ一人の人間であるという人間の深層心理を示唆しているのではないか。
これはミステリーサスペンスであり、一途な恋物語でもある。(女性 20代)


この作品の原作はエドガー・アラン・ポーの「タール博士とフェザー教授の療法」。原作はブラックユーモアに分類される作品かなと思いますが、この映画版はブラックユーモアは一切なく、完璧なサスペンス作品でした。
マイケル・ケインにベン・キングスレー。この2人が出ているだけで、こんなに作品に厚みが出るのかという素晴らしい重厚感を感じます。さすがベテラン俳優です。
意外なラストまでしっかり見逃さずに見て欲しい作品です。(女性 30代)


イギリスの山奥にある、精神病院の中でのストーリーです。ラストまでひと時も油断できませんでした。19世紀末頃、精神病の治療法はかなり荒々しいものであったことが推測できます。「目に見えるもの全てが真実ではない、半分信じて、半分疑うこと」という劇中のメッセージを踏まえて鑑賞しましたが、果たして正常とは何なのか混乱しました。じっくり最後まで見ると、全員が狂っている気もします。原作であるエドガー・アラン・ポーの短編小説も読んでみたいと思いました。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    それぞれの演者の演技も素晴らしく、舞台やセットも世界観を強化して、とても没入できました。
    一方で、ストーリーは、実は主人公が〜という、どんでん返しではあるものの、使い古されたもので、すぐに勘繰る自分には、意外性よりも「やっぱりか」という感想が出てきてしまいました。ホラーやサスペンス、人間関係を見るならとてもいいですが、ミステリーとしては普通です。