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映画『あと1センチの恋』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『あと1センチの恋』の概要:幼いころからずっと一緒だった親友同士の男女の成長とすれ違いを描く。ロージーとアレックスは6歳のころからの親友同士だったが、18歳の時、ファーストキスにまつわる勘違いから二人のすれ違いが始まる。

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映画『あと1センチの恋』の作品情報

あと1センチの恋

製作年:2014年
上映時間:103分
ジャンル:ラブストーリー
監督:クリスティアン・ディッター
キャスト:リリー・コリンズ、サム・クラフリン、クリスチャン・クック、タムシン・エガートン etc

映画『あと1センチの恋』の登場人物(キャスト)

ロージー・ダン(リリー・コリンズ)
アレックスの親友。将来の夢はホテル経営で、大学ではホテル経営を学ぶつもりだったが妊娠が発覚し進学を断念。その後、シングルマザーとして女手一つで娘を育てている。
アレックス・スチュワート(サム・クラフリン)
ロージーの親友。ロージーとのファーストキスをめぐる勘違いから、ロージーへの自分の気持ちを封じている。
グレッグ(クリスチャン・クック)
ロージーの高校のクラスメイトで、クラスの人気者。ロージーと卒業パーティーに参加し、その後ロージーと一夜を過ごす。
ベサニー(スキ・ウォーターハウス)
アレックスの高校のクラスメイトで恋人。
サリー(タムシン・エガートン)
アレックスの大学のクラスメイトで恋人。

映画『あと1センチの恋』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『あと1センチの恋』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『あと1センチの恋』のあらすじ【起】

ロージーとアレックスはイギリスの田舎町で一緒に育った親友である。異性同士ではあったものの、性別を気にせずこれまで過ごしていた。しかし、高校生になってから二人の気持ちに変化が訪れる。それでも長い間、親友として過ごしてきた二人は、自分の気持ちに蓋をして、あくまでも親友として相手に接していた。

ロージーの18歳の誕生日の日のことだった。泥酔したロージーは酔った勢いでアレックスとファーストキスをする。しかし、救急車の世話になるほど泥酔してしまったロージーはそのファーストキスの記憶が一切無かったのである。

翌日、ロージーは昨晩の誕生日は(泥酔して病院に搬送され)最悪だったとアレックスに話すが、アレックスは自分とのキスが最悪だったのだと勘違いしてしまう。ロージーとの関係に進展は見込めないと考えたアレックスは、同級生のベサニーと交際を始める。そして彼女との初体験をロージーに報告するのであった。ロージーはその報告にショックを受ける。そして同じくアレックスとの関係の進展は見込めないと感じたロージーは同級生のグレッグと親しくなり、関係を持つ。そうして二人は表面上、親友関係を続けるのであった。

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映画『あと1センチの恋』のあらすじ【承】

ハーバード大学に合格したアレックスはロージーに今暮らしている田舎町を出て、ボストンへ進学しようとロージーを誘う。ロージーはホテル経営を学ぶためボストン大学を受験し、合格する。しかし、進学直前になってロージーの妊娠が発覚。父親はグレッグであった。ロージーは妊娠のことをアレックスに言い出せないまま、アレックスを見送り、自身はイギリスに残った。

ロージーは生まれてくる子どもを里子に出すつもりでいたが、いざ出産してみると愛情から手放すことができなかった。ロージーは生まれた子どもにケイティと名付けて、イギリスのホテルで働きながらシングルマザーとして娘を育てる。

一方、アレックスは大学の同級生サリーと交際を始める。しかし、彼女と価値観の違いから衝突することも多かった。アレックスは気心の知れた中であるロージーが恋しくなり、ボストンにロージーを招待する。ロージーはこれを恋心があっての招待だと思い込み、喜んでボストンへ向かう。しかしボストンでロージーはアレックスから恋人サリーの存在を聞かされ、さらには彼女の妊娠報告を受ける。結果、ロージーとアレックスは喧嘩別れしてしまう。

映画『あと1センチの恋』のあらすじ【転】

アレックスと喧嘩別れしてからイギリスに戻ったロージーは、ひょんなことからグレッグと再会する。ロージーが学生時代に身籠った自分の子どもをシングルマザーとして育てていることを知ったグレッグは、ロージーに復縁を求め、二人は結婚することとなる。それと同時期、アレックスは恋人サリーが他の男との子どもを妊娠していたことを知り、破局する。

それから5年後、ロージーは勤務先のホテルに泊まりにきたベサニーと再会。アレックスの連絡先を教えることになる。

その後、ロージーの父が亡くなり、アレックスは葬儀に参列する。葬儀でのグレッグの態度に腹を立てたアレックスはロージーに結婚を求めるラブレターを出すが、その手紙はグレッグが受け取ってしまい、ロージーが手紙を読むことはなかった。

一方、ロージーの元には生前の父がロージーに宛てて送った手紙が届く。手紙には夢を諦めるなというメッセージが込められており、ロージーは父の遺産を使って長年の夢だった自分のホテルの開業を決意する。

映画『あと1センチの恋』の結末・ラスト(ネタバレ)

グレッグの浮気が発覚し、ロージーは家を出ることにする。家を出るため荷物をまとめていると、グレッグが隠していたロージー宛のアレックスの手紙が出てくる。手紙を読んだロージーはアレックスに連絡するが、アレックスはロージーが連絡先を教えたことがきっかけでベサニーと復縁しており、結婚も決まっていた。ロージーはベサニーからアレックスを奪うことなどできず、結婚式で友人としてスピーチを読むのであった。式の当日、久々にロージーとアレックスは会話を交わすが、その中でロージーはアレックスがファーストキスの相手だったことを初めて知る。しかし、時すでに遅く、二人の関係はすれ違ったまま、ロージーはボストンを発つのであった。

その後、ロージーは念願のホテルを開業する。そこへ客としてアレックスがやってくる。アレックスはベサニーとの結婚生活が上手くいかず、離婚していたのである。アレックスはロージーに長年の想いを伝えるべくホテルにやってきたのであった。ロージーはアレックスを眺めの良い部屋へ案内し、キスを交わす。すれ違い続けていた二人はようやく結ばれたのである。

映画『あと1センチの恋』の感想・評価・レビュー

恋をした経験のある人ならば一度は経験した事がある様な、好きな相手に対して素直になれなかったり、別の人で寂しさを埋めようとしたり・・・そのような、もどかしくて切ないストーリーが満載の映画だった。

大人が観る恋愛映画にしては少々もの足りないかもしれない。しかし私は若いころに似たような経験をしたので、当時を思い出し久々にセンチメンタルな気分に浸り、青春時代を思い出せたので悪くなかった。

ロージー役のリリー・コロンズがとても可愛い。表情が豊かで、複雑な想いを目で演技できていた。やたら個性的な恋敵達や友人が、お笑い要素があって面白いのでご注目。(女性 40代)


異性の親友同士のアレックスとロージーがかなりのすれ違いで、気持ちが伝わらないままであったが、最後の最後でお互いの想いをぶつけ合い、ハッピーエンドで終わる瞬間が一番幸せな気持ちになれた。大学進学前にロージーの妊娠が発覚し、一人で子育てをする大変さや、タイミングの悪さなどが重なり、離ればなれになってしまう出来事が多々あったが、二人の気持ちの強さや周りのサポートなどで、再び巡り合わせる運命的な二人が魅力的であった。若い頃から大人になった時まで全て描かれていたため、親近感が湧き映画に釘付けになっていた。(女性 20代)


想いを寄せ合う幼馴染の2人がそれぞれの人生を生きる中で、かなり遠回りをして出逢うところからやっと2人の関係が始まるストーリー。人生は全てタイミングとはよく言うけれど、まさにこの事だと思った。それぞれ仕事や生活に追われながら成長し変化していきつつも、心のどこかでいつも特別な存在でいることは変わらない。他の人との間に子供ができたり恋愛したり、いろいろな事を経てなかなか結ばれない様子に少しモヤモヤしたが、より共感できたし最後は幸せな結末があって、その遠回りも必要だったのだと思って温かい気持ちになれた。(女性 30代)


思い合っているロージーとアレックスが僅かな距離を詰めることができずにいるのが、そういう物語だと分かっていても物凄くじれったく感じた。でも、親友同士だと素直に思いを伝えることができない気持ちも理解できたため、主人公達に共感しながら見ることができた。ハッピーエンドで終わったところは良かったと思う。ロージー役のリリー・コリンズさんは個人的に好きな女優さんなので、彼女がアレックス相手に一喜一憂する様子がとにかく可愛かった。(女性 30代)


恋はいつもすれ違い間違うもの。題名の通りあと1センチ届かない、むず痒くてもどかしい恋愛映画です。あの時もう一歩踏み込んでいたら、どんな未来が待っていたのだろう。あの時違うことを言えばよかったのかな。なんて自分と重ね合わせてしまうような、青春の苦い経験を少し思い出してしまうような物語です。主人公が思い通りにいかなくても自分の人生をポジティブに受け入れる姿と、それを支える家族の愛情がとても魅力的で、印象に残りました。(男性 20代)


近くにいるはずなのに遠くに感じてしまう、もどかしい恋愛映画。友達以上恋人未満の幼馴染、アレックスに対して恋愛感情を持つロージー。親友以上になりたくて近づくがあと1センチのところで突き放されてしまう。そんなシーンに何度もむずがゆさ、切なさを感じた。踏んだり蹴ったりの人生を歩むロージーだがそれでも逞しく、心強い姿に勇気さえもらえる。
すれ違いを重ね、それでもやはりあの人がいいと思える人に私も出会いたい。甘さは控えめだけれども切なさはMAXな作品。(女性 20代)


「ずっとずっと大好きだけど、絶対に結ばれない」そんな二人の12年間を描いたラブストーリー。二人の関係が本当にもどかしくて、切なくて、観ていてうずうずしてしまいました。大人になればなるほど、素直な気持ちを伝えるのが難しくなってしまうんだと感じます。
よくあるラブストーリーのキュンとする要素だけでなく、胸が締め付けられるようなシーンも沢山。でもきっと、この作品を観たあとには、大切で大好きな人に想いを伝えたくなってしまいます。(女性 30代)


お互い想い合っているのにすれ違いで一緒になれないもどかしいラブストーリーです。幼馴染で何でも共有できる親友のような存在でしたが、恋愛となると素直になれず、関係が壊れるのが怖くて気持ちを言い出せません。でも、どんなに傷ついても、どこかで繋がりを断つことはできません。お互いに別の相手と結婚し、本当の相手ではないことは分かるけど、運命のいたずらで少しだけタイミングがずれてしまうのです。
原題は『ラブ・ロージー』主人公の女性ロージーの名前を使ったシンプルなものなのに、邦題が『あと1センチの恋』となっています。映画を観ると納得の邦題です。最後はハッピーエンドです。遠回りが必要なこともあるのだなと思えます。(女性 40代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 村山 より:

    邦題の通り、あと少しの距離を縮められない2人のラブストーリー。表情がコロコロ変わるリリー・コリンズが可愛らしかった。いつでも気持ちを伝えられる関係にいたからこそ、なかなか一歩が踏み出せない。それはそれだけ失いたくない人、無くなってほしくない関係だから。私自身は友情から恋愛に発展した経験がなかったので、2人のすれ違いっぷりが見ていてとても新鮮だった。ただこんなにもすれ違いが続くと周りもそのたびに巻き込むので、好き同士は早く思いを伝えてほしいと思う。

  2. googly より:

    小さいころから一緒に育った、ロージーとアレックスのもどかしい恋の物語です。タイミングがすれ違い続け、なかなかお互いに素直になることも出来ず、親友の立場を崩せないままの2人がもどかしく、悶えながら見ていました。
    それぞれがそれぞれの幸せを築いていく中で、お互いに必要とするときには相手に恋人がいて…。あの時こうしていれば、あの時何もしなければ、そんな瞬間が詰まった映画なので、もどかしい気持ちにもなるけれど、自分も夢に向かって1歩踏み出そうと背中を押してくれる映画です。家族の大切さや、身近にいる人との時間を大切に、自分の夢に素直に生きていきたいと思えました。

  3. yukachi より:

    お互いに想い合っているも、距離が近すぎることからすれ違ってしまう幼馴染みの二人。お互いを想う気持ちはずっと変わらないが、その想いが強いからこそ言えない想いもあるのだ。すれ違い続けて10年以上、お互いの気持ちを打ち明けることはできるのか。誰もが経験したことがあるであろう言えない想いが切なさを募らせる。想い合っているのにすれ違う二人のうまくいかない恋への焦ったさや、ヤキモキした気持ちが絶えずつきまとう。最後まで諦めない彼らを応援したい。

  4. matuge より:

    もどかしい…すごく近くにいるのにタイミングが合わなかったり素直になれなかったり、でも離れられない2人の関係がとても素敵でキュンキュンします。近すぎるからこそ素直になれなかったり、タイミングが合わなかったりするところがリアルだなぁと思いました。そしてロージー役のリリーコリンズがめちゃくちゃ可愛いくて目が離せません。甘酸っぱい青春を味わえる素敵な映画です。友達以上恋人未満のもどかしい2人の恋を見守ってください。

  5. ayumaru より:

    もどかしく切ない内容だが、展開が早く、笑えるコメディ要素もあって楽しめる。
    幼馴染みだからこそ本当の気持ちを言えず、ぶつかり合いもあるが、ずっとお互いに大切な人だと思い続ける関係は素敵だと思った。

    恋愛以外にも、思い通りにいかない人生について描かれている。主人公ロージーは、行き当たりばったりで何度も人生の選択を誤るが、それでも夢を諦めずに、自分の人生を懸命に生きる姿がたくましかった。自分の選んだ道を信じて、前向きに生きようと思えた作品である。

  6. 横井 より:

    幼馴染でお互いにどんなことも相談していたロージーとアレックスが、ロージーの誕生日での勘違いをきっかけに気まずい関係になってしまいます。お互いに好きなはずなのに、自分が気持ちに気づいたときには、相手に恋人がいたり、結婚相手がいたりとすれ違いを繰り返します。

    タイトルの通りあと少しの距離がなかなか縮められないもどかしさや、幼馴染だからこそ想いを伝えにくい気持ちが痛いほど伝わってくる映画でした。ロージーの父親がこっそりとロージーの夢を応援している姿にとても心が温まります。また、最後にハッピーエンドを迎えるのですが、長い長い時間を経てやっと結ばれた2人に感動しました。

  7. あさとあさ より:

    必要なものや大切なものの存在には、時間が経ってからわかることの方が多いということを学べる作品だ。人に馬鹿にされることでも理解してくれる人がいること、悲しいときに一緒に泣いてくれる人がいることに、後になって気付くものだ。

    一度は夢を諦めたロージーが、後に父の残した遺産により夢だった自分のホテルを建てることができた。諦めることのほうがもったいないというロージーの父の言葉が力強く背中を押してくれたからだと思う。

  8. 瑞季 より:

    幼馴染という環境で育ち近すぎる存在だったからこそ、好きというたった一言、気持ちが伝えられないことの切なさを感じました。二人が別々の道を行き一度は親友として関係をしきり直し、自分の気持ちを誤魔化すように接する二人の様子を観ている時はなんだかもやもやした気持ちになりました。やはり諦められず12年の時を越えて、思いをぶつけあった時はこの時間があったからこそ2人はこれからお互いを深く愛し合えるはずだと嬉しく思いました。

    また主人公は妊娠をきっかけに進学などを諦めることになりますが、それでもやりたいことを前向きに探し続ける姿に観ているこちらも勇気をもらえる作品だと思いました。