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映画『ATOM』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ATOM』の概要:テンマ博士は戦闘兵器の実験中に、息子のトビーを亡くしてしまう。悲しみに耐えられなかった博士は、息子そっくりのロボットを作り上げる。しかし、トビー本人では無い為、違和感が拭えずロボットのトビーを手放してしまう。

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映画『ATOM』の作品情報

ATOM

製作年:2009年
上映時間:95分
ジャンル:SF、アクション、アニメ
監督:デヴィッド・バワーズ
キャスト:フレディ・ハイモア、ニコラス・ケイジ、ビル・ナイ、クリステン・ベル etc

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映画『ATOM』の登場人物(キャスト)

トビー / アトム(フレディ・ハイモア)
テンマ博士の息子。ピースキーパーの戦闘実験中に命を落としてしまう。その後、テンマ博士によってロボットとして生まれ変わるが、捨てられてしまい自分の居場所を探して苦悩する。
テンマ博士(ニコラス・ケイジ)
トビーの父親。科学省長官。ロボットの生みの親。トビーを実験中の事故で亡くしてしまい、悲しさに耐えられずロボットのトビーを作る。しかし、人間のトビーとロボットの違いに苦悩して、ロボットのトビーを家から追い出してしまう。
コーラ(クリスティン・ベル)
地上で生きる孤児。メトロシティに両親が居る。
お茶の水博士(ビル・ナイ)
テンマ博士の同僚。心優しい人物で、テンマ博士とアトムのことをずっと気にかけている。膨大なエネルギーを有している“レッドコア”と“ブルーコア”を生み出す。
ストーン大統領(ドナルド・サザーランド)
選挙に勝つことしか頭に無い非情な大統領。お茶の水博士が生み出したブルーコアを狙い、兵器に利用しようとしている。
ハムエッグ(ネイサン・レイン)
地上で孤児達を育てている。テンマ博士の元同僚。
ロボット革命団<スパークス(マット・ルーカス)、ロボツキー(ビル・ナイ)、フリーザー(デヴィッド・バワーズ)>
地上に捨てられたロボット達。ロボットの解放を願い活動をしているが、大した力は無い。トビーにアトムと名前を付けた。
ゾグ(サミュエル・L・ジャクソン)
100年前に地上に捨てられた建設ロボット。

映画『ATOM』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ATOM』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ATOM』のあらすじ【起】

空中都市メトロシティは100年前、ソフィア山を浮かび上がらせて出来た都市である。そこでは、人間とロボットが共存しており、ロボットは人間の生活に欠かせないものとなっていた。そんなロボットを作ったのは、科学省長官のテンマ博士である。

テンマ博士の息子であるトビーは優秀な生徒だった。テストを誰よりも早く終わらすと、学校の前に待機していたロボットが運転する車に乗り込んだ。車の中ではホログラムで父の映像が浮かび上り、出掛ける約束をしていたが、ストーン大統領にピースキーパーを見せるので無理になったと謝罪される。

お茶の水博士は消滅した星の欠片である“ブルーコア”を使って環境汚染を取り除こうとしており、科学者達にプレゼンを行っていた。そこに大統領達が現れ、実験途中で偶々生み出された、危険な“レッドコア”を持って行ってしまう。大統領は戦闘兵器ピースキーパーにレッドコアを組み込むが、暴走してしまう。お茶の水博士はブルーコアの力を使って、何とか暴走を食い止める。しかしその途中で、ピースキーパーに興味を持ち科学省を訪れていたトビーが、攻撃に巻き込まれて亡くなってしまう。

テンマ博士は深く悲しみ、トビーの記憶を持ったロボットを作り上げた。お茶の水博士はそんなテンマ博士の為に、ブルーコアを差し出す。ブルーコアを入れられたロボットは、無事に目を覚ましてテンマ博士を父親だと認識した。

映画『ATOM』のあらすじ【承】

テンマ博士はトビーに体がロボットになったことは伝えず、今までと同じように愛情を注いだ。だが、生活を送る中で、ロボットのトビーに対して違和感が生まれる。テンマ博士はお茶の水博士に電話をして、息子のトビーを失った悲しさを吐露した。

トビーは父の様子がおかしいことに気付き、部屋の中で悲しんでいた。その時、窓を掃除しているロボット達の会話が耳に入った。なぜロボットの会話が人間の自分に分かるのか疑問に思い、窓から身を乗り出してロボット達に聞こうとする。だが、トビーは身を乗り出しすぎてしまい下へと落ちてしまう。トビーは死を覚悟したが、足のジェットエンジンが発動して体が浮かんでいた。トビーはジェットエンジンを制御できず、街中振り回される。しかし、無事に使いこなせるようになると、父が褒めてくれると思って喜んで帰って行った。だがその時、大統領に体に埋め込まれたブルーコアの存在がばれてしまう。

トビーが家に帰ると、テンマ博士からロボットだから家に居て欲しくないと言われ拒絶される。トビーは深く悲しみ、家を飛び出した。トビーが自身の体を見て悲しんでいると、大統領が送り込んだロボット達に攻撃を受ける。トビーは街中を必死に逃げ回るが、巨大な飛行船から放たれたミサイルが体にヒットしてしまい、地上へと落下する。大統領は非常事態宣言を出し、全ての軍を使ってトビーを探し出すことを決める。

映画『ATOM』のあらすじ【転】

トビーが目を覚ますと、ボロボロになったロボット達が居た。そこは、ロボット達の墓場だった。トビーが途方に暮れていると、ロボット犬のトラッシュ缶が現れて、人間が居ると教えられる。トビーが後を付いて行くと、穴に落とされ捕まってしまう。捕まえたのは人間の子供達で、トビーは咄嗟に自分も人間の子供だと嘘をついた。

子供達はゼインと双子のウイジェットとスラッジ、コーラと名乗った。トビーも名乗ろうとした時、“ロボット革命団”に拉致される。頭脳のスパークスと椀力のロボツキー、冷蔵庫のフリーザーは、ロボットを人間達の手から解放しようと活動していた。だが、トビーは人間を傷つけたくなかった為、手段を選ばないと意気込んでいる彼らの考えに賛同できなかった。トビーは彼らの傍を離れようとするが、なぜか勝手に名前を“アトム”に決められ、ロボットを解放する為の計画を教えられる。それは、ハムエッグという男を拉致して羽でくすぐるというものだった。トビーが拍子抜けしていると、コーラ達が現れ助け出される。

テンマ博士の家に大統領が訪れ、ブルーコアを取り戻すように命令した。大統領は地上と軍拡競争を行っており、ブルーコアをピースキーパーに利用しようとしていた。テンマ博士はそれを受け入れる。

アトムはコーラ達が暮らす家を訪れた。そこには、たくさんの孤児とハムエッグが居た。ハムエッグはロボットを愛しており、ロボットを修理しながら暮らしていた。夜、アトムが1人で落ち込んでいると、ハムエッグがやって来た。彼もまたメトロシティで暮らしていたことがあり、アトムの故郷を恋しがる気持ちを理解してくれた。

ハムエッグはガラクタからロボットを作り、“ロボットバトル”に出場させようとしていた。その為、アトムはコーラ達と共に丘の上に部品を集めに行った。そこには、100年前に地上に落ちてきた古い建設ロボットが居た。コーラから修理出来たら優勝も間違いないと言われ、アトムは自身のコアの力を分け与える。無事に建設ロボットの“ゾグ”を起動させる。

ハムエッグはゾグが動いていることに驚くが、アトムは蹴飛ばしたら勝手に動いたと誤魔化した。皆でゾグの掃除を行い、記念撮影を行った。夜、アトムは壊れかけの電話を必死に操作しているコーラの姿を見かける。コーラはアトムに自分の秘密を打ち明ける。それは、メトロシティに両親が居ることだった。アトムも自分の秘密を打ち明けようとするが、結局言い出せなかった。

映画『ATOM』の結末・ラスト(ネタバレ)

ロボットバトル当日。ハムエッグはアトムがロボットだと気付いており、テンマ博士から盗んでいた機械でアトムを気絶させる。アトムが目を覚ますとフィールドの中に居た。しかも、天井にはシールドが張られているので逃げ出せない。ハムエッグはアトムを殺せと命令して、ロボット達を呼び寄せる。アトムは何とか勝利を収める。

ハムエッグは最後の手段としてゾグを呼び寄せる。だが、ゾグはアトムを攻撃せず、ハムエッグを踏みつぶそうとする。だが間一髪のところで、アトムがハムエッグを助ける。その時初めて、ハムエッグはロボットにも本物の心があることを知る。皆が感動に包まれる中、大統領が乗った飛行船が現れアトムを連れ去ってしまう。

アトムはテンマ博士達の元に連れて行かれた。お茶の水博士は必死に止めるが、テンマ博士はブルーコアを取り出してしまう。だが、大統領に渡す直前、テンマ博士はブルーコアを渡すのを止めてアトムの体に戻した。テンマ博士はアトムがトビーじゃないことを受け入れ、外へと逃がした。大統領は怒り、レッドコアをピースキーパーの中に入れた。そして、アトムを追跡させようとしたが、ピースキーパーは大統領を体内に取り込んでしまう。

アトムはメトロシティの異変を感じて、急いで街へと戻った。街は破壊され、人々が逃げ惑っていた。そこに、ピースキーパーが現れ、攻撃を受ける。地上ではアトムを心配したコーラ達が、ハムエッグから空飛ぶ車を奪いメトロシティへと向かっていた。

アトムはピースキーパーに踏みつぶされそうになるが、コーラ達が寸でのところで助け出す。しかし、街中を飛び回ったせいでピースキーパーの攻撃がヒットしてしまい、メトロシティの電気が切れて地上へと落下してしまう。アトムは地下から街を支えて、落下の衝撃を緩和させた。地下から脱出したアトムは、ピースキーパーに捕らわれ吸い込まれそうになるが、コア同士が反発し合い外へと投げ出される。そこに、テンマ博士が来て、アトムを抱えて逃げ出す。だが、ピースキーパーに捕らわれたウイジェットの泣き声を聞き、アトムは戦いに戻ることを決める。そして、ピースキーパーのコアの中に入り、爆発させた。

ピースキーパーから飛び出した大統領は逮捕された。アトムはボロボロになった体で横たわっており、ブルーコアの力は失われていた。だが、そこにゾグが現れ、ブルーコアの力をアトムに分け与えた。アトムは生き返り、テンマ博士達は喜び合った。そして、メトロシティの人々もアトムを称えた。そこに、コーラを探していた両親が現れ、再会を喜んだ。

映画『ATOM』の感想・評価・レビュー

原作は手塚治の鉄腕アトムだが、映画監督仁グレッグのダメ日記などが代表作品である、デヴィットバワーズを起用している為、設定も原作ではトビオとなっている部分がトビーに変更されていたりと、多少脚色されている。内容としては、自分を人間だと錯覚するロボットが現実に直面し、ロボットの世界と人間の世界の確執に挟まれながら、自分自身の存在証明の為に行動していくというもの。似たようなストーリーでいうと、A.Iなどがある。基本的には原作のアトムの様に優しい心を持ったロボットとして描かれているので、そこまで違和感は感じない作品であった。(男性 30代)


愛する息子の身代わりとなるロボット(アトム)を作りながらも、受け入れられなかったテンマ博士の気持ちがとても切ないなと感じた。物語のラストで、テンマ博士がアトムと和解できて良かったと心から思えた。ロボットと人間の友情や家族愛が描かれていて、とても素晴らしかったと思う。原作とは多少違う部分もあるかもしれないが、この作品はこれで完成されていて満足できるものだと思う。今まで見ずに嫌厭していた人は、試しに一度見て欲しい。(女性 30代)


「鉄腕アトム」と言えば、日本人なら誰もが知っているであろう「手塚治虫」の有名漫画。この作品をハリウッドがフルCGでアニメーション化しました。私は原作の内容を知りません。鉄腕アトムは知っていますが、どういうストーリーなのかは全く知識がありませんでした。しかし、この作品ではアトムがどうやって作られたのかがとても丁寧に描かれていて、すごく分かりやすかったです。
映像が綺麗で本当に感動しました。うるっと来てしまう展開もあり、ラストまで飽きずに楽しめます。(女性 30代)


原作の鉄腕アトムとはまた少し違いますが、アメリカ版『ATOM』として存分に楽しめました。アクションやアメリカンジョークが多いですから、幼い子供にも分かりやすいだろうと思います。導入部分の描写は非常に丁寧で、原作の世界観を尊重しているように感じました。その後はやけに展開が早く、無理矢理話を詰め込んだ感があります。よって、少々ストーリーが浅いように感じました。CGの映像の美しさ、音楽の壮大さに感動しました。(女性 30代)

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