映画『バーニーズ・バージョン ローマと共に』あらすじ・ネタバレ結末と感想

バーニーズ・バージョン ローマと共にの概要:人生一度きり。3度結婚して、成功したのは何度目か判らないバーニーの恋愛模様は、こじれっぱなし。幸せはくるのか?モルデガイ・リッチラーの同名小説をポール・ジアマッティ主演で映画化。

バーニーズ・バージョン ローマと共に あらすじ

バーニーズ・バージョン ローマと共に
映画『バーニーズ・バージョン ローマと共に』のあらすじを紹介します。

30年以上TVの昼ドラの制作に携わっているバーニー(ポール・ジアマッティ)は、元警官でやもめの父イジー(ダスティン・ホフマン)、ヤク中の作家ブーギー(スコット・スピードマン)、
昼ドラの監督連中(アドム・エゴヤン、デヴィット・クローネンバーグ)らと共に、だらだらと変わりばえのない日々を送っていた。

ただ1つ、問題があるとすれば、彼の女性遍歴。
今日も今日で、バーニーは、とうの昔に別れた妻ミリアム(ロザムンド・パイク)の再婚相手・ブレア(ブルース・グリーンウッド)に付きまとい嫌がらせをしている。

ある日、バーニーの過去の恋愛沙汰が原因で起こった殺人事件の真犯人は、バーニーだと信じて疑わない刑事・オハーン(マーク・アディ)が、バーニーが殺人犯だと裏付ける本を上梓したと報告しに来る。
愕然としたバーニーは、TV局に入社する前から始まっていった『女性問題のこじれ』を、必死に記憶をたどり思い出す。

そもそも、バーニーの恋愛概念が、もつれたのは彼がTV局に入る前の年。
幸薄そうな画家クララ(レイチェル・レフィフレ)と付き合って数か月で、出来ちゃった婚をした。バーニーに悲劇が襲い掛かる。
子供は死産。しかも子供の父親は、友人の黒人男性セドリックだった事が判明し、バーニーは怒り狂い、クララの言い分も聞かず一方的に別れを切り出してしまう。
その後、クララが自殺してしまった事から、バーニーの恋愛遍歴は、こじれまくる一方となった。

翌年、叔父のコネでTV局に勤務する事となったバーニーは、父の勧めで、金持ちの令嬢・パノスフキー(ミニー・ドライヴァー)婚約。
しかし結婚式の会場で見かけたラジオ司会者のミリアムに一目ぼれした事から、またもや彼の運命の歯車は狂ってしまう…。

バーニーズ・バージョン ローマと共に ネタバレ結末・ラスト

パノフスキーがブーギーと浮気した事をチャンスにし、バーニーは自分に有利な様に離婚調停を持っていこうと画策したものの、ブーギーに画策がバレ、ブーギーはバーニーと湖の傍でケンカをしている最中落ちて死んでしまう。

後味悪い出来事の後だが、ミリアムと結婚できたバーニーだったものの、ミリアムが復職した後は、2人の関係に溝が入り始め、バーニーは出来心から浮気。
これが決定打となり、ミリアムは職場の同僚のブレアと再婚してしまう。

自分が悪いのに、ブレアにミリアムを取られたと思い込んでいるバーニーは、やがて認知症になり、最後にはミリアムと結婚していた事すら忘れてしまう。

最後はバーニーがなくなり、ミリアムが彼のお墓参りに来ているシーンで終わる。

バーニーズ・バージョン ローマと共に 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:134分
  • ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
  • 監督:リチャード・J・ルイス
  • キャスト:ポール・ジアマッティ、ロザムンド・パイク、ミニー・ドライヴァー、ラシェル・ルフェーブル etc

バーニーズ・バージョン ローマと共に 批評・レビュー

映画『バーニーズ・バージョン ローマと共に』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

バーニーの人生はなりゆきまかせ

ジアマティ演じるバーニーの人生は、なりゆきまかせで、自分の意志で決めていない。
不運が襲ってきても当然で文句はいえないはずなのである。

最初の結婚も、同情心からつきあって、出来ちゃった婚をした相手の子供が、知り合いの子供だったという幸先悪いスタートに見舞われる。
愛情を育もうとする気持ちは毛頭にないので、相手の女性・クララに勝手に怒り、死に追いやってしまう。

お金持ちのお嬢様を見つけても叶わないバーニーの願い

彼の就職先は、叔父のコネである。
入りたくてはいった就職先ではなく、昼ドラ制作もTV局に居れば馴染みの仲間と一緒に仕事が出来て給料が貰えるというお気楽な理由からだ。

そんな彼の人生の先行きを心配している人間がいるとするなら父親である。
せめてお金持ちのお嬢様でも、貰えばいいのではないかと、息子の嫁にお金持ちのお嬢様をあてがうがあっさりと彼女は浮気する。

しかも浮気相手は、バーニーの親友の放送作家ブーギーだった為、事件捜査を担当した刑事は、不慮の事故でブーギーが死んだ後に、バーニーを疑う事となり。

バーニーの人生最大の欠点とは

バーニーは、あろうが事に結婚式でみつけた女性に一目ぼれし、前妻のパノフスキーと離婚後、ミリアムと結婚するものも、『子供』という2人の共通の話題がなくなった途端生活に、隙間風が訪れる。
それを乗り越えてこそ、真実の愛であり夫婦なのだが、バーニーは、一生一度の相手から三下り半を下されてしまう。

ここでおとなしく引き下がればいいのに、彼はミリアムの再婚相手ブレアに、ミリアムを取られたと思い込むのだから始末が悪い。
認知症になり、ミリアムと結婚した事すら忘れていても、彼女と逢う事を拒む彼の姿には、つまらない自尊心と恋愛に対して真摯さがなかった事が彼の最大の欠点だった事がうかがえる。

バーニーズ・バージョン ローマと共に 感想まとめ

堤真一主演の邦画で『俺はまだ本気を出してないだけ』という映画があった。
バツイチ子持ちで、しっかりものの娘には全くアテにされないパンチパーマにTシャツ、パンツ姿のだらしない中年男が、40すぎてから、漫画家になるといいだし会社を辞める話である。

周囲の人間は、この平成無責任男に振り回されるわけだが、この海外版がバーニーズ・バージョンとも言える。
ポール・ジアマッティ演じるバーニーは、男性の知り合いや友達連中の中に、1人は居そうな輩だ。

傍らから見ている分には、悪いヤツではないのだが、だらしないので、なんとかした方がいいヤツという言葉が似合う輩だ。

またこの映画、カメオ出演のキャストも凝っていて、昼ドラの監督連中として、アダム・エゴヤンや、デヴィット・クローネンバーグなど、サスペンス、ホラー系の監督を起用している所が面白い。

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