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映画『美女と野獣(2017)』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『美女と野獣(2017)』の概要:1991年にアカデミー賞にノミネートされたディズニー映画のリメイク実写化。ベル役にエマ・ワトソン、野獣役にダン・スティーブンスなど、注目の俳優が美しい映像と共に新しい美女と野獣を魅せてくれている。

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映画『美女と野獣』の作品情報

美女と野獣

製作年:2017年
上映時間:130分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー、ミュージカル
監督:ビル・コンドン
キャスト:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、ケヴィン・クライン etc

映画『美女と野獣』の登場人物(キャスト)

ベル(エマ・ワトソン)
本が好きで賢く、自由な思想の女性。住んでいる村では、変わり者と思われており疎外感を感じている。好奇心が旺盛で、何事にも興味を持つ。父親のモーリスと二人暮らし。
野獣 / 王子(ダン・スティーブンス)
元は美しい王子。老婆に化けた魔女からのお願いを無視してしまい、野獣の姿へとされてしまう。粗暴で感情的になりやすいが、教養がありベルに様々な本を紹介するなど、優しさを持ち合わせる。
ガストン(ルーク・エヴァンズ)
ベルが住む町の人気者。力が強く、思い通りに事が進まないと力で解決してしまう程わがままな性格。ベルと結婚したいと思っており、何度も断られている。子分のル・フウと常に行動を共にしている。
ル・フウ(ジョシュ・ギャッド)
ガストンの子分。ガストンの機嫌をとることに長けており、ガストンが起こした問題のフォローもうまい。根は優しく、ガストンの言動に不信感を感じている。
コグスワース(イアン・マッケラン)
魔女の呪いで時計に変えられてしまった執事。心配性な性格で、主である野獣を怒らさない様に行動する。他の召使い達に指示を出すことが多いが、だいたい聞き流される。ルミエールと行動することが多い。
ルミエール(ユアン・マクレガー)
呪いで燭台に変えられてしまった城の給仕。明るい性格で女好き。フェザーダスターという恋人がいる。コグスワークの悩みの種を作る事もあるが、お互いに敬意を持っている。
ポット夫人(エマ・トンプソン)
メイド長で、呪いによりポットへと変えられた人物。息子のチップもカップに変えられてしまい共に行動している。優しい性格だが、野獣に対して厳しい指摘を出来るなど頼りになる部分もある。囚われの身となったベルに親身になってくれる一人。
モーリス(ケヴィン・クライン)
ベルの父親。村から美術品を街へ届ける時に野獣の城へと迷い込む。城に生えてあるバラをベルに持って帰ろうとし、野獣の怒りに触れ監禁されてしまう。
アガット / 魔女(ティ・モラハン)
美しい物しか愛さない王子に魔法をかけ野獣にした人物。人間の姿の時は、ベルの村で物乞いとして過ごしている。

映画『美女と野獣』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『美女と野獣(2017)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『美女と野獣』のあらすじ【起】

森の奥にある城の王子は、美しい物や美しい人に囲まれ過ごしていた。ある雨の激しい夜、王子が選んだ美しい人々と舞踏会を楽しんでいると、一人の醜い老婆が雨宿りをさせて欲しいと訪れた。雨宿りをさせてくれるお礼として、王子にバラを渡そうとするが王子や周りの人々は笑いながら跳ね除けてしまった。

その瞬間、王子の態度に怒った老婆の姿がこの世のものとは思えないほど美しい魔女の姿に変わり、王子を醜い野獣の姿へと、周りにいた召使い達を時計やポット等といった道具に変えてしまった。

魔女は王子にバラを一輪渡すと、このバラの花びらが全て落ちるまでに、野獣の姿になってしまった王子と愛し合う事が出来る人物が現れなければ、一生そのままの姿だと言い残しその場を去った。

そして魔女の魔法により、雪が降り止まなくなった城には誰も近寄ることも無く、野獣と家財道具となってしまった召使い達だけで長い年月を過ごしているのだった。

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映画『美女と野獣』のあらすじ【承】

城から少し離れたところにある村に住むベルは、父親であるモーリスと二人で暮らしている。村で一番美しいと噂されるベルだが、本が好きで自由な思考を持つ彼女を村の人たちは変わり者と馬鹿にしていた。

村の人気者で自分の事が大好きなガストンは、美しいベルを妻にしたいと思っており日々プロポーズしては、断られるという事を繰り返しておりベルはうんざりしていた。

とある日、父であるモーリスが自分で作ったオルゴールを持って、馬に乗り街まで売りに出る。その途中、狼の群れに追われたモーリスは、野獣の城へと逃げ込む。そこで見つけたバラをベルに持ち帰ろうと摘んだ事が原因で、野獣に監禁されてしまう。

父を乗せずに戻ってきた馬を見たベルは、慌てて父を探しに行く。馬の案内により、野獣の城へと向かう。探しに来たベルに対してモーリスは、村へ帰るように言うがベルは言う事を聞かず、父の身代わりとして自ら牢に入っていくのであった。

映画『美女と野獣』のあらすじ【転】

ベルが現れた事により、城にいる家財道具へと変えられてしまった召使い達は呪いを解く事が出来るのはベルだと信じ、主である野獣の言いつけに背き、ベルへドレスをプレゼントしたり、ディナーへ招待するなどして、もてなした。

その途中、魔法のバラを見つけ触れようとしたベルを野獣が見つけ怒ってしまう。野獣に対し恐怖を抱いたベルは城から逃げ出してしまう。

逃げている途中に、狼の群れに襲われてしまうベル。間一髪の所で野獣が現れ、狼の群れを追い払う。その時に、怪我をしてしまい動けなくなった野獣をベルが城へと連れ帰った。

怪我をした野獣と城に戻ったベルは野獣の手当てをする。その時に本や詩の話などをし、野獣の品性や内に秘めた優しさを感じ取るベル。恐怖以外の感情が生まれている事に自覚していった。

村に戻ったモーリスは、村人達に野獣が現れベルが囚われの身となった、助けてくれ。と伝えるが、村人達はモーリスがおかしくなったと相手にしない。

これをチャンスと感じたガストンは、ベルの父モーリスに恩を売ろうと助けに行くと申し出た。だが、モーリスはガストンの本性を見抜いており、ベルとの結婚は許さないと伝える。激怒したガストンはモーリスを狼のうろつく森に置き去りにしてしまう。

森に放り出されたモーリスを村で除け者にされている女性アガット(魔女の人間の姿)が助ける。

村に戻ったモーリスは、ガストンの悪行を村人に伝えるが、悪知恵の働くガストンの口車でモーリスを精神病院へ閉じ込めようとする。

映画『美女と野獣』の結末・ラスト(ネタバレ)

一方城では、野獣とベルの距離は急速に縮まっており、召使い達から見ても分かるほど、お互いに想い合っていた。ある晩、野獣がベルをディナーへと誘い、互いにドレスアップしダンスを踊り見つめ合う。

その時、ベルは父の事が気がかりだと野獣に伝える。その姿を見た野獣は、魔法の鏡で父であるモーリスの姿を見せてあげた。

鏡に映ったのは、村人達に責め立てられ精神病院に入れられそうになっているモーリスの姿だった。うろたえるベル。それを見た野獣はベルを自由の身にすると言い、魔法の鏡を持たせると父のもとへ急げと言った。

野獣の事を思いながらも村に戻ったベルは、魔法の鏡に野獣を映し野獣は本当に存在する。父は本当の事を言っていると村人を説得しようとする。

野獣の優しさや博識さを伝えるベルだが、野獣の姿に恐怖を覚えた村人達は、ガストンを先頭に野獣を殺そうと城へと向かう。

ベルを失ったことで、野獣は村人達が城へ入ってきても関心も持たず抵抗しようとしない。代わりに召使い達が、必死に戦っていた。

ガストンは戦う気の無い野獣を追い込み殺そうとするが、野獣は城に戻ってきていたベルの姿を見て、ガストンを返り討ちにする。

しかし、野獣自身も瀕死の重傷を負ってしまい倒れてしまう。泣きながら野獣への愛を伝えるベル。その時、魔法のバラに残っていた最後の花びらが散ってしまう。

それでも、野獣に対して泣きながら愛をささやくベル。その時に、ベルと野獣の愛が明らかとなり魔法が解けたのだ。

野獣は元の美しい王子に戻り、召使い達も人間へと戻ることが出来た。長く降り積もっていた雪も溶け、城も元の姿へと戻った。朝日を受けながらベルと王子は優しく抱き合うのだった。

映画『美女と野獣』の感想・評価・レビュー

ディズニー映画の実写化作品。原作が好きだったため、ストーリーの大きな変更などがなかったのが好印象だった。アニメの動きと同じ動きをしてる部分も多々あり、アニメ版へのリスペクトを感じた。ベルの役はエマ・ワトソンしかいない!と思うくらいぴったりだったし、野獣の実写もかなりクオリティが高かったと思う。(女性 20代)


アニメがそのまま完璧に実写化されていて、これぞディズニー。ベル役のエマ・ワトソンが本当にはまり役で違和感無く最後までとても楽しめました。衣装もセットもとても美しく、食器や家具にされてしまった使用人たちもそのままで、物語の中にスッと引き込まれてしまいました。結末も分かっているけどドキドキして、特にダンスシーンの再現度は高くとてもロマンティックな世界に浸れました。キャスト、映像、音楽全て素晴らしくディズニーの素晴らしさを再確認できる作品でした。(女性 30代)


知性的で賢いベルは、考え方が現代的な思考に近く、独立心が高いところも彼女の魅力の一つであるといえる。実写化に伴い、ベルがさらに洗練された形で戻って来た本作だが、元々の要素もさらにグレードアップして蘇っている。実写化をするにあたって、お城の従者はリアルな時計やティーポットへと姿を変えていった。それらは3D技術によって再現され、見ていても不自然さが全くない、完璧な見た目である。美女と野獣の元々のファンでも、新規の人でも違和感なく見れる実写化成功作品だといえる。(女性 20代)


まるで原作を見ているような気持ちにさせた映画である。迫力のあるシーン、暗く静かなシーン、明るく賑やかなシーンなど、全て見入ってしまい集中して見れた。ベルを演じたエマ・ワトソンの美しさと、知性的で素直な性格の表し方が見所であり、見るものを魅了させた。また、魔法によって道具化された人達との会話がコミカルに描いており、ベルが城に来たことによって、また新たに希望をもち、活気に溢れる雰囲気も印象的であった。(女性 20代)


ディズニーアニメ作品である美女と野獣を実写化した作品。エマワトソンがベルを演じ、又、主題歌もアリアナグランデとジョンレジェンドがカバーした事で話題となった。ストーリーはアニメ作品そのままの作りとなっており、かつキャラクターの設定や恋愛シーンなどの詳細な部分がより深く作りこまれているので、より感動的に仕上がっている。映像技術も駆使されており、ポット婦人とチップ、ルミエールなどもアニメで見た愛らしさがしっかり表現されていて、とても良い出来といえるだろう。(男性 30代)


最初はベル役のエマ・ワトソンがイメージとちょっと違うと思ったが、いざ観てみたらぴったり適役だった。賢く、芯の強い女性役が合う。

女性の大半はそうだと思うのだが、ガストンとの争いのシーンよりも、ベルと野獣が徐々に心を通わせ、次第に愛が芽生えていく過程のシーンが好きだ。どうにかベルを喜ばせようとする野獣の行動が可愛い。

ディナーの席で、互いに見つめ合いダンスをするシーンは音楽も良く、最高に美しい。使用人たちも原作に忠実に表現されていて、大変面白かった。(女性 40代)


子供の頃から大好きだった『美女と野獣』が実写映画化。あまり期待はしていませんでしたが、これは大成功です。アニメ版の世界観は壊さずに、実写としてのリアルな感じがすごく丁寧に描かれていました。
ベルを演じるのはエマ・ワトソン。彼女が最高なんです。強くて、自分を持っているベルを見事に演じています。そしてもう1つの見所はアラン・メンケンの楽曲。ディズニー映画と言えば…の曲はほとんどがアラン・メンケンの楽曲です。この作品でも沢山使われている美しい音楽。美しく、鮮やかな映像と相まって作品の世界観を更に盛り上げてくれました。(女性 30代)


あのハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンが、こんなにも美しい大人の女性になるなんて想像していなかったので感動する。ガストンを演じるルーク・エヴァンスも最高にハマっており、アニメ版から飛び出してきたのかと錯覚するほど。

本作は原作へのリスペクトを良く感じさせる出来で、映像美は圧巻の一言。アニメ版との違いはいくつかあるものの、特に感じたのは現代風にベルが強い女性として描かれていたこと。昨今よく見られる『女性の権利』『女性は王子様の添え物ではない』というメッセージが今作品でも主張されていた。(男性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. yukachi より:

    ディズニーの実写映画である美女と野獣。アニメ作品の忠実な再現と、実写によるより華やかな演出がとても印象に残る。キャストの華やかさもまた、映画の魅力を引き立てているのではないだろうか。ティーカップや家具が話したり、動いたりするところを実写で再現しているのも見どころだ。挿入歌も耳に残り、原作ファンにとっても、とても満足のいく作品になっているのではないだろうか。とても華やかで印象深く、視覚的にもとても美しい作品に仕上がっている。

  2. yuma より:

    これぞ実写化というような、原作通りの仕上がりだった。風景も白もベル役のエマ・ワトソンも、全てが美しく壮大で、観るものを引き込ませる力があった。映像技術の進化がこの映画の成功を支えている。
    ストーリーは原作があれほどの名作であるので、実写映画でよくあるおかしな改変をしなければ問題はない。今作はとても忠実で、原作ストーリーの魅力を損なうことがなかった。それに加えて街並みや衣装、そして3Dで表現された元使用人の食器たちなど、まるでディズニーの世界に入り込んだかのような感覚になるほどに映像が素晴らしい。