映画『ビッグ・ドライバー』あらすじネタバレ結末と感想

ビッグ・ドライバーの概要:スティーヴン・キング原作による2014年の映画。人気推理小説家のテス(マリア・ベロ)が、講演の旅行中の事故で、助けを求めたトラックの運転手に乱暴された事に対する復讐劇である。

ビッグ・ドライバー あらすじネタバレ

ビッグ・ドライバー
映画『ビッグ・ドライバー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ビッグ・ドライバー あらすじ【起・承】

テス(マリア・ベロ)は、人気の推理作家。
ある日講演で旅行に出たテス。ファンとの交流は盛り上がり楽しく帰路に着くはずだった。

女性が教えてくれた近道を通ると事故に合ってしまう。
車が釘のささった板を踏んでしまいパンクしてしまったのだ。
なかなか停まってくれる車が無い中、巨漢の男性が乗るトラックが停まってくれ、タイヤ交換を手伝ってもらう事に。

しかし、彼の荷台にパンクしたときに踏んだのと同じ機材があることに違和感を感じたテスは、殴られ気がつくと執拗に犯されていた。
意識を失うほどの暴行を受け、林の下水管に捨てられたテスは、男が去った後目を覚ます。
気が付くとその場には自分以外にも似たような暴行後、捨てられたと思われる女性達の死体が。

テスは順序立てて自分の受けた事実と記憶を組み立てていく。どうにか歩いてコールウィッチ地区までたどり着き、コンビニへ。コンビニのトイレで血だらけになった顔を見て驚愕し、そこで少し身支度を整える。自分の自宅電話にコールし、留守電へ「事件の全容」を忘れない様に吹き込む。

迷った挙句、リムジンタクシーを呼び、どうにか自宅へと戻ったテスは、復讐を誓う。
置き去りになった車を取りに行ったついでに、近くのモーテルなどに「彼とケンカしていた所を助けてもらった人を探している」と嘘をつき、自分を乱暴したドライバーを探す協力を求める。

ビッグ・ドライバー あらすじ【転・結】

自分の潜在意識の声なのか、カーナビのアドバイスにより、近道を提案したラモーナが怪しいと睨み、彼女の家に押し入る。

白を切るラモーナだが、隙を付かれ拳銃を奪うと態度は一変。
テスの作品もけなし、息子に怪しい兆候が出たタイミングだったのでテスを仕向けたと吐いたのだ。
それを聞いたテスは怒り、空弾だった銃を撃って呆然としているラモーナを包丁で刺す。
TVのボリュームを上げ、留めの銃殺の弾を放つ。

ドライバーが、ラモーナの息子だったとわかったテスは、給油所で何時間もドライバーを見張る。諦めかけた時に彼を見つけ、追おうとした矢先女性の夜回り警官にやんわり尋問を受ける。電波の良い場所を探していただけ、とごまかし改めて彼を追う。
カーナビを頼りに後を追い、トラックから出てきたドライバーを射殺。するとそれは彼の兄弟のアルであった。

改めて本人を探し、家へと侵入したテス。するとそこには彼が今までアルと一緒に犯してきた女性達を暴行している現場の記念写真が。
怒りにたぎったテスは、乱暴された時に奪われ、取り戻したピアスを耳につけ、後ろに迫る。
気が付き振り向いた男が「死んだはずでは」と驚くと、「死んだのはあんたの母親と兄弟だ」と言い放ち、そのまま何度も砲弾する。
弾切れとなり後を追われたが、最初に自分の車をパンクさせられた釘付き板を見つけそれを頭に打ち込む。男が弱った所を、目の前で銃創に弾を込め、股間を狙って止めをさす。

潜在意識のアドバイスにより、すぐにその場を去ろうとしたテスだが、犯罪者が犯しがちなミスを犯してはならないと気が付く。
忘れ物はないか物色し、自身の携帯電話を見つけ、完全犯罪を目論み帰路に着くのだった。

ビッグ・ドライバー 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:88分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:ミカエル・サロモン
  • キャスト:マリア・ベロ、オリンピア・デュカキス、ジョーン・ジェット、アン・ダウド etc

ビッグ・ドライバー 批評・レビュー

映画『ビッグ・ドライバー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

キャストのミスマッチさ

全体的に穏やかなミステリーで淡々と進む為、穏やかに観る事が出来る作品と言える。
しかし残念なのは、主人公の女性について、もう少し年齢が下のキャストが演じたほうが納得いったかもしれない。
加害者のドライバーが20から30代とだいぶ若そうなのに対し、アラフィフで、容姿的にも老いを感じさせる女性被害者のミスマッチな感じが否めない。
せめて加害者側ももう少し年齢を重ねてくれていたほうが、説得感があったと言える。
美人で聡明が光る主人公なだけに少しミスマッチ度が残念である。
獲物を仕留めるかの様に静かに追跡していく姿などはとても雰囲気が合っている。

あっさりしているミステリー

どうしても小説の熟した感じが映像では出せなかった部分がある。
文字から映像にすると、この作品の場合淡々と進み、あまり緊張感が無い。
落ち着いて観られるミステリーと言う分には良いが、本格的なスリルと侵食してくる様な恐怖感を求めている人にはお勧め出来ない。
犯人に予想が付く事と、あまり泥臭い内容ではない為、あっさりした味の映画と言える。
犯人のヒントをつかみ、追い詰め、殺していくまでが何だか筋書き通りに進みすぎる感があるのだ。
逆にあまり悲壮感が少なく、冒頭の華やかな講演風景ではファンとの会話が面白いので、のんびり観たい気分の人にはお勧め。
一番のポイントは、彼女の無意識とも言える潜在意識たちの語りかけを具現化した描き方。
カーナビや年配の女性の姿で彼女の身を案じるのが面白いし、ラストの編み物サロンもポイントとなっている。

ビッグ・ドライバー 感想まとめ

前半部分はどう展開していくかで期待感が膨らむが、淡々とした流れになっているので、思いがけず緊張感がない映画になっている。
よく言うとやんわり見る事の出来るミステリーである。
また、気になり残念なのがどうしても主人公が、老いを感じる容姿と実年齢なので、あまり若くない女性が性被害に執拗に合う、と言う設定や流れも違和感を感じる。
美しいが、初老を感じさせる女性でもあるので、どうせなら加害者側も熟年男性の方が視聴者も納得出来たかもしれない。

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