映画『ブリングリング』あらすじネタバレ結末と感想

ブリングリングの概要:高校生の窃盗団がセレブたちの自宅で次々と盗みを働き逮捕された事件をソフイア・コッポラ監督が映画化。2013年製作。実際の被害者パリス・ヒルトンの自宅がロケ地として使われ話題になった。

ブリングリング あらすじネタバレ

ブリングリング
映画『ブリングリング』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ブリングリング あらすじ【起・承】

カリフォルニア州カラバサス。高校生のマーク(イズラエル・ブルサール)は以前通っていた高校を出席日数不足で退学になり、一年間の自宅学習後三流高校へ転校してきた。マークは自分のルックスにかなりのコンプレックスを持っており、友達がいなかった。

そんなマークにチャイニーズ系のレベッカ(ケイティ・チャン)が気さくに声をかけてくれる。レベッカは以前通っていた高校をドラッグで退学になり、この三流高校に通っていた。両親は離婚しており、母は仕事で忙しく家を空けることが多かった。

ある晩、レベッカはマークを自宅に招待し外へ誘い出す。彼女は路駐している車の車上荒らしを始め、ロックされていない車から簡単にカバンや財布を盗んでしまう。マークは驚くが、そんなレベッカにだんだん心酔していく。

すっかり親友になった2人はいつも行動を共にするようになる。ある日、レベッカは旅行中のマークの知り合いの家に忍び込もうと言い出す。マークは躊躇していたが、彼女はその家からブランド品や現金を盗み、さらには車のキーまで盗んで高級車を乗り回す。

マークはレベッカの友達のクロエ(クレア・ジュリアン)、ニッキー(エマ・ワトソン)、サム(タイッサ・ファミーガ)とも友達になり、夜のクラブで遊ぶようになる。そこにはパリス・ヒルトンなどのセレブも出入りしており、初めて知る世界にマークはどんどん魅了されていく。

ブリングリング あらすじ【転・結】

マークとレベッカはネットでパリス・ヒルトンの住所とスケジュールを調べ、留守中の家に忍び込む。パリスの家にもあっさり入ることができ、ゴージャスなブランド品の数々が盗みたい放題で、ご機嫌のレベッカはニッキーたちにもそのことを自慢する。

ニッキーたち3人もパリスの家へ行きたいと言い出し、今度は5人で忍び込む。デパートのようなパリスの自宅にニッキーたちは大喜び。心配するマークをよそに盗みたい放題盗んだ上、クラブルームで大はしゃぎしていた。

マークはレベッカたちの影響でドラッグにまではまってしまい、その生活はみるみる荒んでいく。レベッカたちの欲望もどんどんエスカレートしていき、ネットで留守だとわかったセレブの家へ次々と忍び込んでは大胆な盗みを繰り返すようになる。意外にも犯行はなかなか発覚せず、5人は有頂天になっていた。

しかし、あるセレブがこの盗難に気づき防犯カメラの映像をネットで公開する。それでもレベッカたちは懲りずに犯行を続け、その犯行は仲間内でも有名になっていく。

憧れのリンジー・ローハン宅へ忍び込んだ後、レベッカは突然ベガスの父のもとへ行ってしまう。リンジー宅での盗難はニュースとなり、マーク、ニッキー、サム、クロエはすぐに逮捕される。レベッカはこうなることを予想してベガスへ逃亡していたが、マークの自供により結局主犯格として逮捕される。

逮捕後も5人は全く反省の色を見せず、特にニッキーは注目されることを喜んでいた。裁判の結果、全員に実刑判決が出てそれぞれ刑務所送りとなるが、服役後もニッキーはインタビューを受け“私の全てが知りたければホームページにアクセスして”としっかり自分を売り込んでいた。

ブリングリング 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:青春
  • 監督:ソフィア・コッポラ
  • キャスト:エマ・ワトソン、ケイティ・チャン、タイッサ・ファーミガ、イズラエル・ブルサード etc

ブリングリング 批評・レビュー

映画『ブリングリング』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

アメリカが心配

この話は実際の事件に基づいて作られており、事件を紹介した雑誌の記事には“容疑者たちはルブタンを履いていた”という見出しがつけられていたようだ。ルブタンとはセレブ御用達の高級ブランド靴のことで、この事件の概要をうまく表現した見出しになっている。

その事件とは高校生の窃盗団がパリス・ヒルトンやオーランド・ブルームなどいわゆるセレブたちの家へ侵入し高級ブランド品や宝石を盗みまくった挙句、その戦利品を身につけ遊びに出かけては写真をSNSに投稿しまくっていたという何とも馬鹿らしい事件のことだ。

彼女たちは別に貧乏なわけではなくむしろ裕福な生活をしており、ではなぜ盗むのかというと特に深い理由などない。憧れのセレブが持っているブランド物の服やカバンが欲しいから、それだけ。当然反省なんて全くしない。

被害者のセレブたちも物がありすぎて盗まれたことに気づかなかったわけで、どっちもどっちというか、似た者同士にしか見えない。アメリカの将来は大丈夫か?

被害者パリス・ヒルトン邸の衝撃

被害に遭ったセレブの中でも、パリス・ヒルトンは侵入された回数も被害総額(1億8000万円相当)も一番多いのだが、喜んでプライベートルームをロケ地に提供してくれたそうだ。単に太っ腹なのかちょっとアレなのかよく分からないが、さすがはセレブ。

その家というのがまたすごい。何がすごいって、家中がパリス・ヒルトンだらけ。自分自身の巨大パネルを飾る人はまだいそうだが、自分の顔がプリントされたクッションに囲まれて暮らす人というのはなかなかいないだろう。セレブに憧れる盗人高校生たちもこれを見て並大抵の神経ではセレブにはなれないと思わなかったのだろうか?

パリスは尊敬しているソフィア・コッポラが監督だから喜んで自宅ロケを許可したそうで、このパリスの自宅公開を実現させたソフィア・コッポラの功績はある意味大きい…。

ブリングリング 感想まとめ

ソフィア・コッポラ監督作品だけあって音楽はかっこいい。映像も確かにブリングリング(キラキラしたとか見せびらかすといった意味のスラング)という感じだ。

基本的にみんなどこか病んでいるのだろうなと思うが、自分の行いを後悔したり反省したりすることもない図太い神経の人たちしか出てこないので非常にサバサバした感覚では観られる。利用され尽くしたマークは気の毒だが、これで彼も女の怖さを思い知っただろう。

音楽、キラキラした映像、パリスの自宅公開、ハリー・ポッターシリーズで優等生のハーマイオニーを演じていたエマ・ワトソンがかなりビッチな女の子を演じているということぐらいしか印象に残らない映画だが、セレブ社会の異常性とそれに憧れる少女たちの暴走ぶりはリアルに描かれている。

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