『ブロンド・ライフ』あらすじとネタバレ映画批評・評価

ブロンド・ライフの概要:「ブロンド・ライフ」(原題:Life or Something Like It)は、2002年のアメリカ映画。監督は「陽のあたる教室」のスティーヴン・ヘレク。主演は「17歳のカルテ」、「トゥームレイダー」のアンジェリーナ・ジョリー。共演に「15ミニッツ」「プライベート・ライアン」のエドワード・バーンズ。

ブロンド・ライフ

ブロンド・ライフ あらすじ

映画『ブロンド・ライフ』のあらすじを紹介します。

シアトルのテレビ局の花形リポーターであるレイニー・ケリガンは、仕事もプライベートも充実して豪華マンションに住み、大リーグシアトル・マリナーズのスター選手カル・クーパーと交際するなど、自分の人生は完璧であると絶対的な自信を持っていた。そしてニューヨークの大手テレビ局の新番組に抜擢されるかも知れないという、レイニーにとって大きなチャンスが訪れた。条件はその局からやってきたエース・カメラマンと組みレポートの技術を磨くことだった。ところが、やってきたのはなんとレニーの昔の恋人ピートだった。ある日彼女が仕事で取材に行った街で、有名な預言者ジャックにマイクを差し向け、「お前は1週間後に死ぬだろう」と宣告を受ける。そして同時に彼が予言していたアメフトの試合結果が的中してしまい、レイニーはそれをきっかけに不安を覚え、「人生で最も大切なものは何なのか」と自問を始める。カウンセリングを受け、心身とも異常なしと判断されたレイニーは、ピートの仕組んだ芝居でないかと疑いを掛けるが、彼には覚えがなく受け付けない。誰に相談しても取り合ってくれずレイニーはホームレスのジャックのところへ向かう。そして彼女は本当にジャックの占いが当たるのかを検証するため、違う予言をするように依頼しそれが外れたら自分の死の宣告を取り消すという条件を付けた。ジャックはそこで明朝に小さな地震が起こると正確な時間までを含め予言する。そして当日、朝のニュースでサンフランシスコに小さな地震が起こったと報じられ、レイニーは自分の死を認めざるを得ない状況に陥る。それからレイニーはピートや姉やカルの所へ出向き、気持ちを確かめるように接し始めるが何も得られないまま空しく日々は過ぎてゆく。やがて彼女は自分がレポートをする筈のバス会社のストライキの現場で、デモ隊に自ら参加し先陣を切ってストライキを煽るようにレポートを始め、最後には胴上げされるような活躍を見せる。翌日何故か酩酊状態でピートの部屋で目を覚まし、仕事もボイコットし初対面のピートの息子トミーも含め三人でのんびりと過ごした。その夜再びピートと深い関係に陥ったレイニーは彼と共に出社するが。そこで彼女を待ち受けていたものは二日前のレポートでの大評判であり、ニューヨークのテレビ局からオファーを受けたという嬉しい連絡が併せて待っていた。レイニーはピートをニューヨークへと誘うが彼はそれを拒み、彼女は一人ニューヨークへ乗り込み大一番の仕事に乗り込むが、事態は大きく二転三転と移り始める。

ブロンド・ライフ 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2002年
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:ラブストーリー、サスペンス、コメディ
  • 監督:スティーヴン・ヘレク
  • キャスト:アンジェリーナ・ジョリー、エドワード・バーンズ、トニー・シャルーブ、クリスチャン・ケイン etc

ブロンド・ライフ 批評 ※ネタバレ

映画『ブロンド・ライフ』について、2つ批評します。※ネタバレあり

アンジェリーナ・ジョリーの魅力が瑞々しい

アンジー初のラブコメであり、物語もひねりを利かしたユニークな展開である。最初はアンジーの現在のイメージから想像もつかないような、マリリン・モンローの髪型そのままのプラチナブロンドにびっくりするが、慣れてくれば結構似合っているように思えてくるのは地がいいからだろう。ストーリーは一時流行った日本のトレンディドラマのような設定であるが、街で出会った占い師から死を宣告されてストーリーが一変する。心身共に異常なしと言われながら、予測不可能な死を待つ心理というものが描かれているのだが、あまり悲壮感は漂っていないところもコメディ的で、ハラハラするというほどのものでもない。大方予想がつくような展開でもあるのだが、それを裏切られることもなく予定調和といったところで収まってしまうので、やっぱりなという締め方がいかにもこの手のラブコメらしい。まぁ、あまり考えずに観る娯楽作品としては可もなく不可もなくといった感じであるが、アンジーファンならこのブロンド姿は一見の価値ありだろう。日々ストレスを抱えているような方にはオススメできる作品である。

ある意味アンジェリーナ・ジョリーの貴重な作品

アンジーが「17歳のカルテ」や「トゥームレイダー」、「ポワゾン」辺りでブレイクを起こした直後でもあり、まだ社会派を演じるまでに至っていない頃の作品なので、こういったストレートなラブコメが今となっては新鮮に映る。本人の存在感はすでに貫禄がついているような感じが窺え、「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」辺りでは個性派としてキャラクターが定着してしまっているので、ラブコメに出演している本作は貴重な作品かも知れない。

まとめ

キャラクターがものを言う映画の典型だろう。主演がサンドラ・ブロックとかならもっと違った見え方になっていた感じはする。業界モノというのは鼻持ちならない出演者がいるからこそ、そのどんでん返しが活きてくるのであり、セオリー通りに鼻持ちならない主人公を演じた彼女は見事に変貌を遂げてゆくのである。らしいといえばらしいところがこの作品を特別なものにし得なかった理由でもあるが、興行的に成功しなかった理由も一目瞭然である。鼻持ちならない主人公が主役の映画は、先入観というものからやっぱりあまり受け入れられないという事だろう。そして鼻持ちならない人間が転落してゆくのではなく、ご都合主義の展開で謙虚な人間に変わってゆくところが気に入られない原因ではないか。コメディならば謙虚な人間になるプロセスとして、主人公がもっと奈落の底へ突き落とされるような、意表を突いた展開なら面白かったと思うのだが、先読みが出来るようなどんでん返しの部分でインパクトが薄かった。

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