映画『ボディ・ハント』あらすじネタバレ結末と感想

ボディ・ハントの概要:2012年のスリラー映画。高校生のエリッサ(ジェニファー・ローレンス)が、離婚した母親と暮らす為、森の中の一軒家へと引越しした先で出会った青年との恋心と、怪しい出来事に巻き込まれて解明して行く様子を描いている。

ボディ・ハント あらすじネタバレ

ボディ・ハント
映画『ボディ・ハント』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ボディ・ハント あらすじ【起・承】

高校生のエリッサ(ジェニファー・ローレンス)は、母が離婚。
母のサラ(エリザベス・シュー)につれられ、住み慣れたシカゴから森に囲まれた郊外の格安物件へと引っ越す事に。
なぜ格安の一軒家かと言うと、4年前にその家の娘のキャリー・アンが両親を殺しそのまま行方不明と言う殺人事件があった為。
サラは空き家になっているはずの家の明かりが付いているのを見て、後日ご近所の集まりでそこにはその家の息子ライアン(マックス・シエリオット)が一人で住んでいるという話を聞く。

数日後、エリッサは近所のタイラーの誘いで募金活動へと参加、しかし気分を害し途中帰宅をする。
車も無く、雨にも見舞われかなりの遠距離を歩いていると、車が通りかかり送ってくれる事に。乗っていたのはライアンで、音楽の話が合い、大人しいが真面目な好青年の彼に惹かれ始める。
ライアンは妹であるキャリー・アンの親の殺害事件の時はその場にいなかった。
叔母の家に預けられていて事件を逃れたと言う。
今は家の後始末の為にあの家に戻ってきているらしいと話してくれた。
サラもライアンの事を警察に聞くと、高齢の叔母を世話して見取り、好青年と聞き安心感を高める。

エリッサはライアンに曲を渡しに遊びに訪れる。家は広く、修繕中との事。
しかしライアンは、妹を地下に隠していた。
キャリー・アンは、ブランコで遊んでいる時に、ライアンの注意不足で頭部を強打したのが原因で、おかしくなってしまった、と自分を責めていた。

ある日、地下の鍵の閉め忘れによって、抜け出る事に成功したキャリー・アンはエリッサの家へと向かってしまう。
しかし、直前でライアンに捕まり連れ戻される。
しかし不審ながらも影のある彼にどんどん惹かれていくエリッサ。

エリッサの気持ちに気付いてきたサラはライアンを食事に
招待するが、エリッサと2人きりにはならないように釘を刺す。

親しくなって行く、ライアンとエリッサだが、家を訪れた時またもやキャリー・アンが家から飛び出してしまう。

エリッサにごまかしながら家に帰し、キャリー・アンを探して森へ向かったライアンだが、抑えすぎた為にキャリー・アンを殺してしまう。
死体は近くの湖に沈めに向かった。

ボディ・ハント あらすじ【転・結】

急に家に帰された事で落ち込んでいたエリッサは、ライアンから連絡が入った時にコンサートに来てくれるよう誘う。
ライアンは約束を守り、きてくれるが、彼を良く思っていないタイラーたちによりリンチされてしまう。
ライアンはタイラーに反撃し、走って家に帰るが、車で先回りしたタイラー達はライアンの家を放火する。ライアンの車で家に戻ってきたエリッサは放火を発見し、家の中に入りすぐに消化する。

焼けてしまった家具を処理していると、ゴミの中にカラーコンタクトと鎮静剤の様な薬箱を発見する。しかし奥から物音がして、地下へと向かう。
洗濯機の音だったが、その下に隠された扉の中にキャリー・アンを隠していた部屋が見つかる。扉を開けたエリッサの背後からはキャリー・アンが襲ってきたが、ライアンも帰ってきた為押さえつけ薬で眠らせる。

混乱したエリッサだが、上の階で財布を見つけ、その中に見知らぬ女性の学生証を見つける。しかもエリッサの腕に青のカラーコンタクトが付いていた事から、あの少女は別人であると悟るのだった。

家から出ようとしたエリッサはライアンに殴られ気絶。気が付くと、イスに縛られベッドにはキャリー・アンの身代わりとなった女性が拘束されていた。
ライアンはエリッサを次のキャリー・アンにする為に、その女性を殺害してしまう。
その頃、エリッサを心配したサラは警察にライアン宅の捜査を依頼。警察はライアンがエリッサを監禁しているのではと睨み、1人で侵入するも、刺されてしまう。

エリッサは、自力で縄をほどき、不意打ちで逃げようとするが、車の鍵が見つからず、開けてみた箱の中にあったクロロホルムをかがされまた意識が朦朧としてしまう。
ライアンはそのままエリッサを車の中へと閉じ込める。

警察が途絶えた事に不審を抱いたサラは、ライアンの家を訪れるが、ライアンにエリッサは来ていないと言われてしまう。怪しんだサラは勝手に捜索、しかし苛立ったライアンはサラを刺してしまう。
意識を取り戻したエリッサは自力で車のトランクから脱出、家から出ようとするが鍵もかかっており、殺された警察官を見つけ困惑してしまう。
刺されたサラは、重症だが、警察の落とした銃を拾い反撃する。
明かりを消して襲おうとしたライアンだが、逆にエリッサの懐中電灯でライアンを撃退。
ライアンのポケットから鍵を取ろうとした際に、つかまれピンチになった所で、意識を取り戻したサラが金槌でライアンを打つ。

エリッサ母娘は、事件を乗り越え再び引越しをして行く。
刑務所に入ったライアンだが、実はまだ彼には秘密があった。
昔ブランコ事故で本当のキャリー・アンは死んでいた。
その事を責められ虐待された彼は、ライアンでなくキャリー・アンとして育てられていたのだ。
つまり4年前に殺人事件で両親を殺したのはライアンなのであった。

ボディ・ハント 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:マーク・トンデライ
  • キャスト:ジェニファー・ローレンス、マックス・シエリオット、ギル・ベローズ、エリザベス・シュー etc

ボディ・ハント 批評・レビュー

映画『ボディ・ハント』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

青春映画の様な穏やかさ

話も中盤近くまでは、何となく甘酸っぱくも危険な香りの青春映画の様な雰囲気が漂う。
娘を心配する母親や、それに反抗しつつもライアンに惹かれていくエリッサが子供心溢れていて可愛く感じる。
一方、親として冷静に「あの子は一番弱そうな存在に寄り添う危険がある」と、エリッサの心の動きや無意識の気持ちの癖を見抜くサラもさすがである。
三者の思いが交錯する中で、じわじわ明るみになってくる真実が小気味良く感じる。
密室殺人的な恐怖感もあるので、ミステリーとして夜長にじっくり観たい映画と言えるかもしれない。

最後の最後まで気を抜かない

一番不気味に感じるのは、優男かつ好青年を演じているライアンの心理である。
それだけでなく、せっかく心を寄り添ってきてくれたエリッサの優しさを踏みにじるかの様な行為の数々である。
監禁だけならまだしも、次のキャリー・アンとして仕立てようとする事、目の前で必要なくなった偽のキャリー・アンを殺してしまう事。
そして、何より最後の最後までわからなかった、本当のキャリー・アンはブランコ事故で死んでおり、代わりに自分が「ライアン」と言う存在を消され、キャリー・アンとして育てられてきたと言う事実。
しかし、サイコではあるものの、物静かで淡々とした様子で近付いて来たライアンをエリッサが突き放しにくくなる気持ちが視聴者側も理解出来る気がする。
そこがライアン役のアンニュイかつ嫌われない雰囲気の醸し出し方の上手さである。
出来る事ならアイデンティティーを両親によって消されたライアンの叫びを、エリッサに受け止めて欲しかったと思ってしまう。

ボディ・ハント 感想まとめ

ホラーの様に見える映画だが、サスペンスと言える。
最後まで人物同士の関係性や、隠された事実に目が離せない感じがあるので、飽きが来ないで観る事が出来る。
弱い者に知らず知らずに惹かれるのに、自身に気が付かずに母親に反抗するエリッサと、静かに娘の性格を認識し動向を見守るサラの親子関係がリアルである。
女優や俳優の魅力自体が光る作品なので、元々のファンの人には嬉しいはず。
田舎へと来て生活していくエリッサの戸惑いや、女性らしさや、サラの母親としてのたくましさを堪能する事が出来るはずである。

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