映画『ぼくが処刑される未来』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ぼくが処刑される未来」のネタバレあらすじ結末

ぼくが処刑される未来の概要:突如、強い光に包まれ25年先に移送されてしまった主人公。彼はこれから未来で殺人を犯すため、未然防止策として処刑されると言う。方策に反対する勢力に導かれ脱獄した主人公は、無実を証明するために協力者と力を合わせて奔走する。

ぼくが処刑される未来の作品概要

ぼくが処刑される未来

公開日:2012年
上映時間:87分
ジャンル:SF、アクション、サスペンス
監督:小中和哉
キャスト:福士蒼汰、関めぐみ、吉沢亮、小西博之 etc

ぼくが処刑される未来の登場人物(キャスト)

浅尾幸雄(福士蒼汰)
大学生で小心者。自分の意見を強く言えないタイプ。自分のことでさえどうでもいいと思っていた。未来の自分と会うことで、考えを改めるようになる。
紗和子(関めぐみ)
女性弁護士。無表情で淡々としているが、過去に担当した容疑者を無実にしたことで、被害者を増やしてしまったことを悔いている。父親を冤罪で死刑にされ、それがきっかけで弁護士になる。
ライズマン(吉沢亮)
紗和子が担当した連続殺人事件の被害者遺族。アマテラス統制に疑問を抱き、独自に調査。凄腕のハッカー。

ぼくが処刑される未来のネタバレあらすじ

映画『ぼくが処刑される未来』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ぼくが処刑される未来のあらすじ【起】

大学生の浅尾幸雄は世間に興味がなく、何となく生きていければいいと日々を消費していた。性格的にも人へ強く意見ができない小心者で、特に変わり映えのない毎日を送っている。何かを求められる場面に遭遇することはあるも、関わることを避ける始末だった。

そんなある夜、彼は突然、強い光に包まれる。
そして、気付けばなぜか警察署取り調べ室の椅子に座っていた。刑事からは殺人罪で逮捕されたと言われる。身に覚えのない罪である。だが、刑事はこれから殺すのだと意味不明なことを言うのだった。

面会室で弁護士の紗和子と面会。彼女からは公開処刑の画像を見せられる。更に弁護士は今いるこの時代は、幸雄がいる時代から25年後の世界だと言うのだ。
25年後の世界では、全ての人間の情報が量子コンピューターアマテラスによって管理されている。アマテラスは更に裁判も管理し、集積されたデータから絶対に冤罪のない正しい判決を下す。システム導入後は計画的な犯罪が激減。そうして、死刑制度を廃止する代わりに、未来犯罪者の取り締まりに乗り出した。つまり、未来で犯罪を起こす前に逮捕して処刑してしまおうという未然防止策である。

明日、幸雄の裁判が行われることになっているが、すでに有罪が決定しており、判定を覆すことはできないと言う。弁護士の役目は罪を自覚させ反省を促すこと。だが、幸雄はまだ犯罪すら起こしていない。やってもいないことを反省することは難しい。彼は人殺しなどしていないと、弱々しく呟くのであった。

裁判当日、移動中に空へ浮かぶUFOのような装置を目にする幸雄。刑務官からあれがアマテラスだと教えられた。
いよいよ、裁判開始。犯罪歴を述べられる。離婚した妻をストーカーし、妻の両親を殺害。再婚後の夫と生後間もない赤子、元妻をも殺害したらしい。計5人を殺してしまう自分の未来。遺族からは恨みの声が口々に上がり、幸雄は精神的に追い詰められていく。だが、彼は自分の未来に茫然としてしまい、反省の言葉も浮かばない。判決は予定通り有罪。処刑は3日後に決定された。

ぼくが処刑される未来のあらすじ【承】

公開処刑まで、あと2日。幸雄は紗和子と未来の自分に面会。だが、現れたのは同姓同名の同級生だった。もう1人の浅尾幸雄はその昔、キングアーサーと呼ばれ、対して自分はダサオと呼ばれていた。アーサーは昔から傲慢で暴力的だった。
絶対的存在であるアマテラスが人違いをするなど到底、考えられることではない。

不審に思った紗和子は、2人の幸雄の声紋を調査。声紋は生涯変わらないものである。調査結果は完全不一致と出る。やはり、2人は同姓同名の別人だった。彼女はこのことを司法省長官に報告した。

独房で自分の現状を嘆く幸雄。アーサーとの再会など悪夢としか思えない。奴は昔から同じ名前の自分をダサオと呼び虐めてきた。奴隷の証だと腕にライターの火を押し付けられたこともある。思い悩む幸雄だったが、そこへ救世主が現れる。通信を乗っ取って幸雄に話しかける男。彼はライズマン。アマテラスの管理社会に抵抗する者らしい。独房のドアが開いた。幸雄は決心して、彼の指示通りに行動。ライズマンは逃走の準備を整えてきっかけを与えるだけ。自分の無実は自力で証明しろと言われる幸雄。彼は無事に脱獄を成功させ、ひと気のない場所に身を隠した。

一方、紗和子は長官から浅尾幸雄の件に不備はなく、予定通り処刑が行われることを知らされていた。だが、納得できるはずもない。不審を抱きつつも、帰路につく紗和子を刑事が訪ねて来る。凄腕のハッカーが手引きし、幸雄が脱獄を図ったと言うのだ。

夜が明ける。公開処刑まで、あと1日。着替えて街に出た幸雄は、この時代の自分を捜すことにした。未来の自分は、ホームセンターで真面目に働いていたようだ。だが、1年前に辞職したと言う。その後、公園で見かけたという情報を元に行方を捜そうとした矢先、紗和子に見つかる。無実を証明すると言う幸雄に協力を申し出る弁護士。しかし、紗和子を見張っていた刑事に囲まれてしまう。
万事休すかと思われたが、ライズマンの援助により、どうにか逃げ出すことに成功した。

ライズマン本人と会うことができた紗和子と幸雄。ライズマンは4年前、紗和子が関わった案件の被害者遺族だった。

ぼくが処刑される未来のあらすじ【転】

公園で横になっている浮浪者に声をかける。彼が45歳の幸雄だった。腕にはアーサーにつけられた火傷の痕。間違いない。
未来の自分に事情を説明するも、彼は協力を拒否する。1年前、アーサーが幸雄の職場で万引きしたのを見逃したせいで、殺人が起きたことを悔いていたのだった。故に、協力はできないと話す。20歳の幸雄は未来の自分にがっかりした。自分の弱さが仇になるなど、考えたこともなかった。

話を聞いていた紗和子が、自分の罪を告白し始める。彼女は4年前、被告を信じ裁判で無実を獲得した。だが、被告は解放された後に殺人の現行犯で逮捕。自分が無実を証明し解放したせいで、死ななくてもよかったはずの女性を間接的に殺してしまったのだった。その女性の弟がライズマンである。

そのライズマンから作戦が決まったと連絡が入る。公開処刑当日に過去と現在の幸雄が、2人で無実を訴えるというものだった。

その日の夜、幸雄は紗和子に弁護士になったきっかけを聞く。紗和子の父親は幼い頃、冤罪で死刑に処された。物証はなかったが、心証が悪かったために本人がいくら無罪を主張しても信じてもらえなかったのだ。マスコミに騒がれ心労により母親が服毒自殺。紗和子は1人だけ生き残る。後になって真犯人が逮捕され、紗和子の父親は冤罪だったことが分かり、死刑制度廃止へと繋がったのである。そして、4年前の事件がきっかけとなり、裁判へのアマテラスの導入が決まったのだった。

公開処刑当日。3人は作戦通り、報道局ディレクターの協力を得て会場へ。スタジオに案内されるもそこでは、すでに警察と司法省長官が待っていた。易々と捕縛される3人。ライズマンも逮捕され、その場に連行される。彼はその場で長官の罪を明らかにし、アマテラスの誤認と冤罪を責める。長官はそれらを些細な問題だと、一笑に付した。

別室へ案内される際、アーサーと会う。2人の幸雄は奴の暴言に怯えるばかり。紗和子と45歳の幸雄は別室で待機し、20歳の幸雄だけが連行される。
その頃、別の部屋に連行されたライズマンは、司法省調査室の調査員から尋問を受けていた。

ぼくが処刑される未来のあらすじ【結】

処刑台に磔にされた若い幸雄。アマテラスから発射されるフォトンビームで、処刑されるらしい。予定通りに命乞いをしながらやって来るアーサー。長官が演説を行う。
処刑10分前、幸雄は初めて自分の言いたいことを口にした。自分は無実だと。助けようとしてくれた紗和子に恩返しするためにも、これは必要なことだった。

そこへ、紗和子と45歳の幸雄がやって来る。弁護士は若い幸雄の横に45歳の幸雄を並べ、冤罪であることを主張した。しかし、長官はアマテラスは絶対だと断言。紗和子は更に言葉を並べる。人間は不完全である。だが、人が人を裁く責任から逃げ出すことの方が、重罪である。一番大切なのは、人が人と向き合いその心を見つめることなのだと。

処刑5分前。司法省調査室の調査員が、紗和子と45歳の幸雄を連行。長官はアマテラスへ実行のための認証コードを入力した。その瞬間を狙っていたのが、解放されていたライズマンである。彼はアマテラスのプログラムを変更し処刑の中止を実行。そして、時空移送ビーム照射を指示した。

時空移送5分前。スタジオでライズマンが暴露した、長官の罪を録画した映像がモニターへと映し出された。アマテラスの誤認と冤罪の揉み消しが世間へと明らかにされる。
調査室は長官を逮捕。

移送まで3分を切った。幸雄は元の時代へ戻ることができると喜びも束の間、アーサーが幸雄を殺そうと襲い掛かった。2人の幸雄は勇気を奮い立たせ、アーサーを倒す。俺はダサオじゃない。共に同じ人間。叫ぶことは同じである。

未来の幸雄は過去の幸雄にアドバイスをした。自分の直感を信じずに、1人の人生を奪ってしまったと。若い幸雄ならまだ間に合う。
20歳の幸雄は紗和子に言葉をかけ、元の時代へと戻っていった。

同じ時間と場所に戻った幸雄。自宅へ戻ると、裁判員制度の書類が届いていた。未来の自分が言っていたことは、このことに違いない。彼は心を強く持って裁判に挑んだ。その裁判は、紗和子の父親の事件だった。
未来は変えられる。幼い紗和子に笑みを見せ、安心させる幸雄だった。

Amazon 映画『ぼくが処刑される未来』の商品を見てみる