映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』あらすじとネタバレ感想

ぼくたちと駐在さんの700日戦争の概要:2008年公開の、市原隼人主演の痛快青春コメディ映画。監督はコメディからホラーまで手がける塚本連平、脚本は幅広く活動している福田雄一。原作は半フィクションのブログ、略して「ぼくちゅう」とも言われる。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 あらすじ

ぼくたちと駐在さんの700日戦争
映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』のあらすじを紹介します。

1979年夏、田舎の駐在所にやってきた、ひとりの駐在さん。
イタズラ大好きな高校生たちの一人が、原チャリのスピード違反で捕まったことから戦争が始まった。
なんとか駐在さんに一泡吹かせたいママチャリ、西条、孝昭、グレート井上、千葉くん、ジェミー。
2浪中の辻村さんの協力の元、さまざまなイタズラを仕掛けるものの、見事に返り討ちにあう。

喫茶店のウェイターの加奈子さんに一目ぼれする面々だったが、駐在さんの奥さんだと判明。
その後、若い女性と連れ立って歩く駐在さんを見かけて不倫だと騒ぐママチャリだったが、彼女は駐在さんの奥さん、加奈子さんの妹の美奈子さんだった。
美奈子さんと恋に落ちる井上だったが、駐在さんは快く思っていない様子。
イタズラ戦争は駐在さんの大人気ない反撃もあって続いていたが、井上と美奈子さんの恋愛は進展を見せていた。

ある日、西条がバイク事故をおこして入院を余儀なくされる。
その西条から、隣町の花火大会の花火を盗むイタズラを提案されるが、イタズラでは済まないと全員反対。
だがそれは、心臓の病気を抱えたミカちゃんという少女のためだった。

ママチャリは、西条とミカちゃんのために花火盗人計画を立てる。
そして、友情をかけたイタズラが始まる。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2008年
  • 上映時間:110分
  • ジャンル:コメディ、青春
  • 監督:塚本連平
  • キャスト:市原隼人、佐々木蔵之介、麻生久美子、石田卓也 etc

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 ネタバレ批評

映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』について、感想批評です。※ネタバレあり

時代設定の不安

時代設定が1979年なので、昭和のギャグや芸能人など、知っている人にとっては懐かしい雰囲気のものが多い。
また、出演者の服装、髪型なども、現代では考えられないようなものになっている。
西条のリーゼントや学ラン、シャツをパンツに入れる着こなしや、時代を感じさせる形の服など、世代によっては”変な服”、”ダサい”とも思えるものだ。
それを若手俳優たちが1979年代風の着こなし方をしているので、若干の違和感を感じる部分もある。

区切りのように、古い時代のレコードジャケットの表紙などが出てくるのだが、意味がわからない場合は面白くない。
今では全く見かけなくなったウォークマンも出てくるが、世代によっては謎のまま終わってしまう可能性もあるだろう。

笑えるだけではない、青春と友情のストーリー

落とし穴など古典的なものから、万引きしたと思わせてバッグを開けると臭い雑巾が出てきたり、駐在さんに置き去りにされるなど、他愛無いが腹を抱えて笑えるものが多い。
命に関わるようなイタズラは無いのだが、幼い子を持つ親の中には、イタズラを真似する事を懸念する方もいるだろう。

主人公のママチャリというあだ名は、大人数で自転車で猛スピードで走ったところ、ひとりだけママチャリで、しかも30キロしかスピードが出ていなかった事をいじられたのが発端になっている。

西条の事故の原因は、ミニスカートの女の子に見とれていたという間抜けなものだが、病気で花火大会の花火がどうしても見られない少女の願いを叶えてあげたいという優しい思いから。
西条に力を貸すママチャリや、体を張る孝昭、女装が上手いという特技を生かすジェミーに、デートよりも友情を選んだ井上など、笑えるだけでなく素敵なシーンもある。
そして駐在さんがこっそり花火の依頼をしていたので、誰も罪に問われなかったという、ちょっといい話になっている。
しかしタイミング的に依頼する暇があったのかが腑に落ちない。

ラストシーンでは700日戦争の108日分だと語られ、続編の可能性も示唆しているが、そのような話は一切聞こえてこない。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 感想まとめ

小ネタが古い時代独特のものが多いものの、くだらないイタズラばかりで笑える作品。
また、駐在さん役の佐々木蔵之助の大人気ない仕返しにも、思わず笑ってしまう。
臭い雑巾の作り方まで映している場面は、何度見ても笑いが止まらない。

バラエティ番組やコメディドラマ、最近では低予算の冒険活劇ドラマの監督、脚本も手がけて話題になり、自身も「大洗にも星はふるなり」などで映画監督をしている福田雄一の脚本。
それから、コメディ映画「かずら」のメガホンを取って、テレビドラマの製作陣としても活動する塚本連平監督という、コメディに慣れている製作チームのため、笑いにメリハリが効いている。

塚本連平は、怖いと評判のホラー映画、「着信アリ2」の監督でもある。
原作の人気ブログは映画化のほかにコミック化、書籍化もされており、楽しみ方は多い。

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