映画『ボクサー(1977)』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『ボクサー(1977)』のネタバレあらすじ結末

ボクサー(1977)の概要:かつてボクサーとして東洋チャンピオンにまでなった男が、ジムに捨てられた足の不自由な若者ボクサーを拾って共にチャンピオンを目指す。歴代チャンピオン達が続々特別出演する超豪華作品。

ボクサーの作品概要

ボクサー

公開日:1977年
上映時間:94分
ジャンル:ヒューマンドラマ、スポーツ
監督:寺山修司
キャスト:菅原文太、清水健太郎、小沢昭一、春川ますみ etc

ボクサーの登場人物(キャスト)

隼謙次(菅原文太)
元ボクサーで東洋チャンピオン。突然試合を放棄し引退。隼にコーチを頼まれ、一緒にチャンピオンを目指す。ボクシングの後遺症でどんどん目が悪くなる。何事にも不器用な性格。
天馬哲夫(清水健太郎)
沖縄から上京し、ボクシングで成り上がろうとする男。足が不自由で、ジムから見放されてしまう。元東洋チャンピオンの天馬にコーチを頼み込みチャンピオンを目指す。ボクシングで大金を得て、みんなを見返してやりたいという気持ちが強い。
はるみ(春川ますみ)
隼の元妻。他の男と結婚するもうまくいかず、天馬の部屋を訪れては身の回りの世話をする。どこか自分に甘い部分がある。

ボクサーのネタバレあらすじ

映画『ボクサー(1977)』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ボクサーのあらすじ【起】

隼謙次は都心のボロアパートで犬と一緒に暮らしている。隼は町中にボクシングの試合を知らせる広告を貼っているが、住民は迷惑している。

天馬哲夫は自動車解体の工事現場で働いている。ある日、天馬の操作するクレーンの故障によって事故が起き、同じ現場で働く隼の弟が死んでしまう。不慮の事故だったが、隼の弟の婚約者に恋心を抱いていた天馬に対し、わざとやったのではないかといった悪い噂が流れるのだった。

天馬を探す隼は、天馬が通っていると言うボクシングジムに辿り着く。練習中だった天馬に、弟を殺されたと思っていた隼は強く迫る。天馬はそれを否定するのだった。

天馬は、バーでジムの仲間から隼がかつて東洋チャンピオンだった事を聞く。隼は昔、一方的に勝っていた試合で突然試合放棄した事があったのだった。

隼の部屋をはるみという女が訪れる。もう来るなとはるみに言う隼。それに構わず、はるみは隼の身の回りの世話をし、突然抱いてくれと言いだす。

ボクサーのあらすじ【承】

ある日、天馬はボクサーとしての初試合の日を迎えていた。元々足が不自由だった天馬はその試合に負けてしまう。ロッカールームで自分の傷だらけになった顔を見ながらうなだれる天馬。さらに、ジムの人達からはその足ではもう無理だと見放されてしまうのだった。

ジムからの解雇通知を受けた天馬は食堂で酒を飲み、そこにいた馴染みの客に当たり散らすのだった。

天馬が隼の部屋を訪れる。天馬は隼に、ボクシングを教えて欲しいと頼む。それを突き返す隼だったが、何度も何度も頼みこむ天馬に根負けし、隼はコーチになる事を承諾するのだった。

二人のハードな練習が始まる。出不精で家に引きこもっていた隼は、毎日つきっきりで天馬の指導をする。ある時はサンドバッグに憎い相手の写真を貼って殴りつけるよう指導する。隼は、とにかく相手を憎めと強く教えるのだった。

はるみが隼の部屋を訪れる。結婚した相手が働かないと愚痴をこぼすはるみは、もう一度一緒にやり直そうと提案する。隼は何も答えないでいるのだった。

ボクサーのあらすじ【転】

天馬に試合が決まったと告げる隼。天馬はそこで初めて隼の過去について質問する。隼は、突然辞めたくなったのだと答える。

天馬は悲しげな声で、歴代日本人ボクサー達の成績とその顛末を語る。

試合の日、天馬は見事に勝利する。異常なほど喜ぶ隼は天馬を連れて飲みに出る。周りも段々と天馬のことを応援し始める。かつて喧嘩を吹っかけた食堂の常連達は皆天馬を応援し、新人王を取るまでカツを食べ続けると言う客までいた。

5戦5勝5KOと波に乗る天馬。6勝目をかけた試合でも見事KO勝利を収める。しかし、隼の表情はなぜか曇っている。治ったと言っていた天馬の足が治っていないことに気づいたのだった。

隼の犬の調子が悪くなる。隼も段々と目の調子が悪くなっていたのだった。心配する天馬やはるみに、医者に行けと言われるがそれを無視するのだった。

天馬が隼の部屋を訪れるがそこには隼の姿は無く、隼の娘であるみずえが寝転んでいた。天馬は誘惑するみずえと寝てしまうのだった。

ボクサーのあらすじ【結】

新人王のタイトルマッチに向けて練習はハードになっていく。みずえも応援に行くと父の隼に伝える。

そして二人は新人王タイトルマッチの日を迎える。その頃には隼の目はほとんど見えなくなっていた。試合前にみずえから隼に電話がかかってくる。みずえは隼に、応援に行けなくなったと告げる。

いよいよ試合が始まる。セコンドから指示を送る隼だったが、ほとんどぼやけてしか見えない。しかしその目はしっかりと、足を引きずる天馬の姿を捉えていた。

苦戦する天馬。過去の記憶が走馬灯のように蘇ってくる。何度も何度も相手のパンチをまともにくらってダウンするなど防戦一方の天馬。しかし、会場からはまだ天馬を応援する声が絶えない。

足のことも気にしていた隼はタオルを投げ込むことも考えていた。しかし天馬はそれを拒否し、投げたらぶっ殺すと隼に言う。

迎えた最終ラウンド。ダウンした天馬に檄を飛ばす隼。やがて視界がぼやけ始める。ぼんやり見えるリングの中央で、劇的な逆転劇で勝利した天馬がガッツポーズをしているのが見える。天馬は隼のもとへ歩み寄り、二人は抱き合うのだった。

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