映画『ブレイクアウト(2011)』あらすじネタバレ結末と感想

ブレイクアウト(2011)の概要:2011年の映画で、宝石の営業を行うカイル(ニコラス・ケイジ)と、その妻サラ(ニコール・キッドマン)と娘が豪邸の中で、金庫をめぐり強盗に襲われていく密室でのサスペンスを描いた作品。

ブレイクアウト あらすじネタバレ

ブレイクアウト
映画『ブレイクアウト(2011)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ブレイクアウト あらすじ【起・承】

カイル(ニコラス・ケイジ)は、宝石の取引を行う敏腕の営業マンとして活躍していた。
仕事もうまくいっており、妻のサラ(ニコール・キッドマン)と、娘のエイヴリーと共に豪邸での生活を送っていた。
しかし、近頃では微妙に妻ともしっくり来ない上に、娘も反抗的であった。
エイヴリーは、行きたかった友人のパーティーにカイルとサラの反対を破って出かけてしまう。家のセキュリティーを勝手に解除して内緒で向かってしまったのだ。

しばらくして、カイル宅には警察2人が訪れる。
警察を家に招き入れたが、実は彼らは強盗で、カイルの家にある宝石や金銭が目当てであった。
銃を突きつけられ、命が惜しかったら金目の物をと言う話になったが、カイルは金庫を開ける事を拒否。

そこにパーティーに飽きてエイヴリーが帰宅する。しかし、状況に混乱したエイヴリーは捕まってしまう。
強盗達はあまり団結しておらず、たまに仲間内で口論じみた状況になっていた。
その上、中の1人はサラとエイヴリーをかばう様子も見受けられる。

ブレイクアウト あらすじ【転・結】

カイルはやがて渋々金庫を開けるが、中は空、現金も持ち合わせていないと言う事実が。
カイルは、前に会社をリストラされていた上に、今は個人的な宝石の取引をしているだけであった事が判明。
おまけに豪邸の建設費で資金はかかり、今は借金のみと言う事だった。

カイルは、妻娘は助けて欲しいと懇願する。
強盗犯は、家のセキュリティーシステムの設置をする為に出入りしていた従業員なのだった。その従業員は精神疾患により、サラが自分を好きという妄想に取り付かれ、無理やり迫っていたのだった。
サラは彼を拒否していたが、無理やりキスされた映像を防犯カメラで見ていたカイルは、サラが共犯と思い込んで誤解をしていたのだった。
結局サラは犯人の事は顔見知りではあったが、犯人と共犯と言うわけではなく、彼女は潔白であった。

室内を物色した強盗達は宝石を見つけたのだが、それは偽者の宝石だった。
カイルがお金に困った故に用意した物だったのだ。そして、本物の宝石はすべて売り払われていた。
お金が無いならとカイルを殺そうとする強盗達だが、エイヴリーが「お金のある場所」を知っていると話す。
パーティー会場で見た男の親が金庫を所持していると言う。
エイヴリーは犯人の1人と車でパーティーの会場へと向かい、途中で事故を起こした際に脱走。しかし、家に戻り両親を助けようとするが捕まってしまう。

カイルはエイヴリーを助ける為、犯人ともみ合いになり、離れにあった物置小屋に激突。
そこから現金が大量に出てきたのだ。
差し押さえから隠した、カイルの家族の為のへそくりであった。
しかし、「取られるくらいなら」とカイルは火を付けると、強盗も一緒に焼けてしまった。
事件はこれで収束したのである。

ブレイクアウト 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:91分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:ジョエル・シューマカー
  • キャスト:ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン、ベン・メンデルソーン、カム・ジガンデイ etc

ブレイクアウト 批評・レビュー

映画『ブレイクアウト(2011)』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

強盗が惜しい

強盗がカイル家族に対しての遠慮がある為、あまり緊迫した雰囲気が予想した程は出ていない。
普通、豪邸で時間も迫る中での強盗劇なら、もっと暴力的に人はなり、カイルはもちろん家族も追い詰められる感が出るはずである。
ある意味いくら強盗にも事情ありきと言う設定であろうと、易しい表現になっている。
そう言う意味ではエイヴリーの行動が一番違和感が無いと言える。
お金の有る場所に誘導し、事故に見せかけ逃げる、年齢と見合った脱出劇である。
あまり暴力的な物がみたくない人には、やんわり観る事が出来るので良いかもしれない。
なぜこの家を狙うか?なぜ金庫を開けないのかなどに集中出来るからそういう意味では強盗が抑え目で観やすいと言える。

期待と結果が予想外

伏線かと思う部分が、実は何でもなかったり、期待させて何でも無いと感じる部分が多々ある映画と言える。
犯人とグルかと思えた妻のサラも結局は潔白で、良いことだが、深みがなかったので残念に感じる人も少なくないはずである。
金庫もさんざん開け渋ったが、実はただのお金が無かったという事実と、命を引き伸ばす為の芝居だった事が判明する。
もう少し伏線や仕掛けがあった方が裏切らない感じがあったと思う。
最後には、隠していた現金もろとも強盗も全てが焼けてしまうと言う部分も、強盗や事件の不完全燃焼感がすごく出ていて残念な気がする。
もう少し、全体的に襲う側も、襲われる側も暴走しても良かったかもしれない。
カイル家族だけでなく、強盗側ももう少しお金に対しての執着や、意地汚さを見せた方がこの映画はもっと練られた作品になったと思える。

ブレイクアウト 感想まとめ

ストーリー自体の構成はそれなりに整っているので、すんなり通して観る事ができるが、観ている中で強盗が妻を何となくかばう所や、なぜカイルは金庫を開け渋るのか、などがずっと頭に引っかかる作品ではある。
何か違和感を持ちつつ観るサスペンス、と言う事では成功であり、それだけ視聴者の意識を引っ張ったまま進んでいるのはうまいと思う。
ただ、強盗達が攻撃面で、やんわり遠慮している様に感じてしまう。
そのせいで、少しやらせ感がある為、皆グルではないかと言う疑問さえ湧いてしまう。
もう少し、強盗ながらの切迫したリアリティある襲い方があった方が視聴者の納得は得られた様に感じる。
ニコラス・ケイジとニコール・キッドマンによる共演なので、ファンにはそれぞれの表現の持ち味を見つめながら観れば楽しめるはずである。

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