映画『ブロークン・フラワーズ』あらすじとネタバレ感想

ブロークン・フラワーズの概要:2005年制作のアメリカ映画(原題:Broken Flowers)。第58回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞したコメディドラマであり、ジム・ジャームッシュ監督の作品でありロードムービーである。

ブロークン・フラワーズ あらすじ

ブロークン・フラワーズ
映画『ブロークン・フラワーズ』のあらすじを紹介します。

主役は中年の冴えない男ドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)。
彼はコンピューター産業で富をなした。
しかし同棲していた彼女シェリーに振られたばかりの彼のもとへ、一通のピンク色の手紙が送られて来る。
その内容とは「あなたの息子が19歳になっている」というもの。

こうして彼は20年前に付き合っていた女性たちを思いだし、順々に回っていくことを決めたのだった。
彼は結局4人の女性の元を訪れたが真相はわからず帰宅。
その後息子だと勘違いした青年に食事をご馳走するも拒否されてしまう。

そうして謎のまま最後に現れた自分にそっくりな青年。
車の中からドンを見つめていたのだ。
しかしこれもまた不明のまま終わってしまうのだった。

ブロークン・フラワーズ 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2005年
  • 上映時間:106分
  • ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
  • 監督:ジム・ジャームッシュ
  • キャスト:ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ etc

ブロークン・フラワーズ ネタバレ批評

映画『ブロークン・フラワーズ』について、感想批評です。※ネタバレあり

ジム・ジャームッシュというブランドで鑑賞するのがオススメ

この手の単館公開系の映画はみているとオシャレであると優越感に浸ることができるのが特徴である。
本当は大して興味もなく、実はそんなに笑える映画でもないのにシュールで何となく楽しめるというおシャレさが売りだろう。

特にジム・ジャームッシュと言えば個性的で一風変わった作品が多く、実は完璧に理解して説明できる人が何人いるのだろうというくらいの人。
もしかしたら製作陣でもわからないような箇所さえあるのかもしれない作品に対し、あーでもないこーでもないと議論を交わすことがこの手の映画の醍醐味とも言える。

本作品に内容のわかりやすさや明るいタッチのコメディを求めたら大間違い。
ジム・ジャームッシュの作品というブランドを頭に入れて鑑賞するのがオススメである。

ビル・マーレイだからこそ務められた作品

このクタクタで気難しく、それでいて弱い男性の役が見事はまっていた。
表情がコロコロと変わるわけでは無い彼の演技は、素朴でユーモラスである。
立っているだけで、ぼーっとしているだけで存在感があるビル・マーレイ。
この独特の顔の演技と立ち振る舞いが本作品の魅力である。
まさにミニシアター系俳優を起用したと裏技である。

最後まで結論がでないのが面白い

散々女性のもとを訪ね、息子だと勘違いした青年に食事をご馳走したあと車から見ている自分とそっくりの青年。
何が本当なのか、結局のところ不明のままであったがこの映画はそのラストが良いだろう。
何が本当か、誰が息子なのかという人生最大の疑問を持ったまま生きていく今後を思うと、ブラックユーモアのようであまり笑うことはできない。
決論を見せないやり方がうまく、最後まで飽きずに見ることができた。

ブロークン・フラワーズ 感想まとめ

ジム・ジャームッシュ監督が好きだという人に結構出会う。
彼の作品について理解し、話している人を見るとどれだけ本当なのか問うてみたい気持ちになる。
自分的にはジム監督作品は理解しがたく、個性派を演じているように思えてならない。
確かに本作のように淡々としていてシニカルであれば、大人はもちろん映画通を装っている人には面白く映るのか。

単館公開映画というのは非常に難しく金銭面で負担が少ない分監督らしさを追有できるのが特徴であり、実はそんなに観客側のことを考えていなかったりすると感じることが多い。
映画という文化を広めるためには結構だが、ある程度は一般人にうけるような作品を作って欲しいとも思う。

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