『ブリット』あらすじとネタバレ映画批評・評価

ブリットの概要:1968年のアメリカアクション映画(原題:Bllitt)。サンフランシスコの急斜面の坂で行われたカーチェイスのシーンが話題となった作品。主演はスティーブ・マックイーン。

ブリット

ブリット あらすじ

映画『ブリット』のあらすじを紹介します。

200マンドルを持ち逃げしたジョニー。
そのことで組織から命を狙われていた彼は政治家のチャルマースから、裁判で証人になることを条件としてその身の安全を保証してもらっていた。
そこでサンフランシスコに到着したジョニーの護衛役になったのがブリット刑事(スティーブ・マックイーン)だった。

しかしブリット刑事がある夜恋人に会いにいっている間、ジョニーは撃たれ重傷を負う。
しかしブリットを責め立てるチャルマースの態度に不信感を感じるブリット。
そうこうしている間にジョニーは死亡、病院にもジョニーを狙おうと怪しげな男たちが見張っているのを気がついたブリットはジョニーが生きていると見せかけて病院から運び出す。
それに気がついた2人の殺し屋がブリットの後を追った。
急な坂道が多いサンフランシスコで逃げるブリットとカーチェイスを繰り広げている殺し屋2人だったが、ブリットはチャルマースの思惑が何なのかきになり調べ上げる。

すると分かった事実。
ブリットが護衛していたジョニーは実はレニックという男性で、彼には女房がおり彼女も殺害されていた。
彼ら夫婦への報酬はヨーロッパ旅行であったためカバンからはトラベルチェックが。
全てを悟ったブリットは本物のジョニーはヨーロッパに向かっていると確信、ジョニーの後を追い空港へ急ぐ。
空港で激しい逃亡劇を繰り広げるジョニーだったが、ブリットの執念によりついに逮捕されてしまう。

ブリット 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1968年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:アクション、サスペンス
  • 監督:ピーター・イエーツ
  • キャスト:スティーヴ・マックィーン、ジャクリーン・ビセット、ロバート・ヴォーン、ドン・ゴードン etc

ブリット 批評 ※ネタバレ

映画『ブリット』について、3つ批評します。※ネタバレあり

サンフランシスコを思う存分楽しめるカーチェイス

急な坂道が多いことで知られるサンフランシスコの街中を、これほどまでスピーディーにカーチェィスした映画があるのだろうか。
恐らく映画史上カーチェイスが撮影された最初の作品は本作である。
映画の撮影技術が進歩する現在での制作なら可能ではあろうが、1968年の制作当時にこれだけのアクションを披露できたマックイーンはさすがである。
運転席にカメラを取り付けて撮影したと思われる手法が、逆にリアルで迫力あるものに仕上げている。
このカーチェイスシーンを見るだけでもブリットを見てよかったと思うはずである。

メリハリのあるストーリー構成

実は終盤に向かうカーチェイスと空港での激しい逃亡劇までは淡々と進んでいくストーリー。
マックイーンの渋さを引き立たせるためなのか、ラストの盛り上がりを一層激しく演出するためなのかは定かではないがこの手法がとても良い結果となっている。
今まで静かに進むただの刑事ドラマだったところから、突然目まぐるしいカーチェイスのシーンに切り替わることでアクション映画であったと思い出させられ強い印象を残す映画として見終わることができる。
マックイーンの良さを最大限に引き立たせた作品であり、まさにタイトル通り「ブリット」を前面にだしている作品とも言える。

時代が手伝った名作の誕生

今と昔の映画の楽しみ方は全く違うのではなかろうか。
現在は誰でも映画を簡単に鑑賞することができるようになり、観客側の目や知識もこえ評価や批評の声もたくさん聴こえてくる。
しかしこの時代は映画という娯楽が国民の楽しみであり、好きな俳優が登場するだけで胸をときめかせた、そんな時代。
脚本こそ平凡な刑事ものであったとしても時代が名作を作り上げる良い時なのである。
この時代の名作は、やはり名作として1度は鑑賞するべきである。

まとめ

カーチェイスの魅力を満載に詰め込んだ名作。
これぞマックイーン、これぞカーアクションという作品である。
刑事ドラマであるがストーリーは極めて単純であり誰にでもわかる構成が魅力、そのため少々飽きてしまう感も否めないが後半に出てくる7分のカーチェイスでそんな気持ちもどこへやらである。
またスタイリッシュなタイトルコールから、この映画はただの刑事ものでは無いという予感。期待を裏切らない映像と後ろにかかる音楽が、オシャレでセンスのある作品に仕上げているのである。
全体に渡り緊張感を持って観るようなサスペンス作品で男性も女性も楽しめるようなハード・ボイルドは珍しく、そういう意味でもこの作品は名作としての風格を表している映画であるだろう。

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