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映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の概要:2011年のアメリカのホラー映画です。本作はジョン・カーペンター監督が撮った「遊星からの物体X」の前日の話を描いた作品です。VFXを駆使して作成された、気持ちの悪いクリーチャーの数々が見所の映画です。

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映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の作品情報

遊星からの物体X ファーストコンタクト

製作年:2011年
上映時間:103分
ジャンル:SF、ホラー
監督:マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr
キャスト:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン、アドウェール・アキノエ=アグバエ、ウルリク・トムセン etc

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の登場人物(キャスト)

ケイト・ロイド(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)
本作の主人公的存在であり、超常現象を追う科学者です。女性ですが気が強く、化け物が出てきても気丈に立ち向かいます。
サム・カーター(ジョエル・エドガートン)
救援しに来た隊員達をまとめるリーダー的存在です。ケイトの補助も率先的に行い、頼りになる兄貴的存在の腕っぷしの強い男です。
サンダー・ハルヴァートン博士(ウルリク・トムセン)
隊の中の救急医療班の博士です。謎の生命体の生態に興味があり、調査を率先して行います。解体等も進んで行うマッドサイエンティスト的な面もあります。

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』のあらすじ【起】

ケイトはとてもワクワクしていました。自分の考古学研究の新たな発見を目の当たりにするからです。雪山で反応した検知器は、とてつもなく大きな遺跡を写していました。その遺跡の壮大さはケイトの心を大きく揺さぶりました。今まで研究してきた考古学の常識を遥かに覆す、物凄い物だったのです。その物体は今までの発掘物とはスケールが違い、あまりにも大きな物体でした。遺跡と言うにはあまりにも鋭角的な存在であり、不自然な程に近未来的な物体でした。

ケイト達は雪山に遺跡の様な物体を調査しに行きました。その物体が何なのかも分からずに調査班は向かっており、皆の表情は緊張と興奮で打ち震えていました。皆は口々に自分の想像を他の者に伝え、討論をし合いました。しかし自分の想像を遥かに超えてる物体が地中に埋まってる事は、皆分かっていました。検知器の反応は今までに見た事の無い物だったので、想像以上の物が埋まってるのはみんなが予想している事でした。

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映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』のあらすじ【承】

ケイト達は目的地付近まで辿り着きました。しかし、検知器の反応がある場所には何も無く、一同は不安な表情を浮かべました。検知器が誤作動を起こしたのならば、ここには何もある筈がありません。検知器の誤作動が一番有力と思われた皆は、肩を一斉に落としました。しかしその瞬間、氷の床面にヒビが入りました。一同は酷く焦り、パニックに陥りました。車に乗っていた為に避難することさえ出来ず、ケイト達は只々叫びまくりました。そして、そのまま氷の床面は割れてしまい、ケイト達は氷の中に車ごと落ちて行きました。

ケイト達が目を覚ますと、そこは大きな空洞でした。陽の光は全く入る事の無い暗闇の中で、一同は目を擦り不安がりました。しかし、目の慣れてきたサム・カーターが突然叫びました。目の前には大きな宇宙船があり、黒く輝いていました。宇宙船などと言う物は存在する筈が無いのですが、確かに目の前には巨大な宇宙船がありました。カーターはパニックに陥り、走り出しました。ケイト達はカーターを追いかけて走り出しました。

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』のあらすじ【転】

カーターを追いかけてきたケイト達は、宇宙船の上に来ました。宇宙船の上には氷漬けの何かがあり、ケイト達はその何かを凝視しました。それは明らかに人間では無い、異星人の氷漬けでした。ケイト達はサンダー・ハルヴァートン博士に連絡を取り、どうしたら良いのか聞きました。博士はその連絡を聞くと酷く狂喜乱舞し、その氷漬けの異星人を基地まで持ってきて欲しそうにしました。ケイト達は面倒でしたが、研究の為に持ち帰る事を約束しました。そして持ち帰る為の準備をする為に、再度基地に連絡を入れました。

氷漬けの異星人を基地に持ち帰ると、ハルヴァートン博士は早速検知にかかりました。解剖しようとしていたみたいですが、氷漬けの氷の層が厚過ぎた為に、メスを入れる事が出来ませんでした。ハルヴァートン博士はがっかりした表情で部屋に戻りました。ケイトも少しがっかりし、自分の部屋に戻る事にしました。

そして隊員の一人が夜中に見回りをしていると、氷漬けの異星人の部屋から何か音がしました。見に行くと氷にヒビが入っており、隊員が見てる目の前でヒビがどんどん増えていきました。その瞬間、氷が割れて中から異星人が飛び出しました。隊員は酷く驚いて逃げましたが、異星人は追いかけてきませんでした。

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の結末・ラスト(ネタバレ)

逃げ出したエイリアンをケイト達は追いかけましたが、全く姿は見当たらず見つかりませんでした。しかし隊員の一人の様子がおかしくなっていました。いつもと言動が違い、全く笑顔を作らないのです。ケイトがその隊員に押し問答していると、その隊員は醜いクリーチャーに変貌しました。エイリアンは人間に寄生して、その姿を隠していたのです。何とか隊員達はエイリアンを火炎放射器で燃やしました。そしてエイリアンの元を断つ為に、エイリアンの宇宙船に向かいました。エイリアンの宇宙船に着くと、エイリアンのボスが待ち構えており、死闘の末にケイトとカーターだけが生き残りました。

エイリアンのボスを燃やし尽くして倒したケイトとカーターは、ヘリに乗り込み逃げようとしました。しかしカーターの顔をよく見ると、いつもしている筈のピアスをしておらず、カーターはエイリアンに既に寄生されていました。ケイトはカーターを焼き殺すとそのまま逃げ出し、どこまでも走りました。ケイトは気付いていませんでしたが、基地の犬も寄生されており、その犬は基地から脱走しておりました。ヘリでその犬を追いながら銃で狙撃しているシーンで前作の初めのシーンに繋がり、物語の幕は閉じました。

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の感想・評価・レビュー

1982年に公開された1作目の前日譚として描かれる作品。

前作では手作り感のあった時代とは違い、最先端の映像技術であるCGが多く使われている。
確かに1作目で登場人物たちを恐怖のどん底に陥れた「物体」は非常に不気味で、手作り感があったからこそリアルな恐ろしさがありました。

本作ではスマートになった「物体」はより複雑になり、その動きはより速くて違ったベクトルで怖さを演出している。

閉じられた空間、誰が怪物なのか分からない疑心暗鬼は前作から引き継がれている点など、非常に見応えのある構成となっている。

何より整合性を保つ為に1982年で使われた小道具を再現しているのは嬉しいところだ。(男性 30代)


1980年代に公開されていた遊星からの物体Xを最新の映像技術で描いた作品。人間に寄生し、次々と捕食していく中、疑心暗鬼になった人間同士の関係も対立しあうモンスターパニックムービーである。有機物には完璧に擬態できるが、無機物には擬態できないといった特性を持つクリーチャーは、見た目も中々醜悪で、人間に寄生した後、その人間を取り込み、恐ろしい姿に変貌していく所が、なかなか目には優しくない。人間だけではなく、犬などの生物にも擬態できるなど柔軟性に富んでいて、今回は山奥が舞台だが、街に飛び出したらどうなるかなどを考えさせられ、つい続編を期待してしまう作りである。(男性 30代)


『遊星からの物体X』の前日譚にあたる作品だが、こちらの作品もまたハラハラドキドキの展開の連続で面白い。
エイリアン物が好きな方はハマること間違いなしの、隠れた名作だと思う。
中でも、仲間へと姿を変え平然と潜んでいるエイリアンを判別する方法が、明確で理由もはっきりとしていて違和感なく楽しむことが出来る。エイリアンの姿は禍々しく、怖いシーンもあるものの、過激な描写は比較的少ない作品になっているので、誰でも楽しんで観ることが出来る作品ではないだろうか。(女性 20代)

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