『キャプテンハーロック』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

松本零士原作「宇宙海賊キャプテンハーロック」をCGアニメ化。地球をめぐってハーロックとガイアサンクションとの間に激しい戦いが繰り広げられるSF映画。ハーロックを小栗旬、ハーロックと対峙しながら成長していく青年ヤマを三浦春馬が演じる。

あらすじ

キャプテンハーロック』のあらすじを紹介します。

地球を出て他の星へと数多くの人類が進出していったが徐々に衰退。さらに異なる文明にも出会うことができず孤独を感じた人々は地球へと帰りたいと願い母なる地球へと大挙して戻ってきた。

その人々の数5000億、とても地球に住める数ではない。そのため「カム・ホーム戦争」
と呼ばれる人類間の争いが勃発。そんな中戦争を収束させるために統治機構「ガイア・セクション」が組織される。ガイア・セクションは地球を「永遠不滅の整地として温存し、何人たりとも立ち入ることは許されない」として不可侵領域とし、総官直属の親衛隊「ガイヤ・フリート」によって地球は守られることになる。

それから100年、かつて英雄と呼ばれた男が広域指名手配犯S―00999が自由のためにガイア・セクションとの果てしない戦いを続けていた。
不屈の呪われた海賊S-00999、名前はハーロック。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年9月7日
  • 上映時間:115分
  • ジャンル:SF
  • 監督:荒牧伸志
  • キャスト:小栗旬、三浦春馬、蒼井優、古田新太、福田彩乃 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『キャプテンハーロック』について、考察・解説します。※ネタバレあり

なぜハーロックは反乱を起こしたのか

本作中あまり語られることがないのですが、短い回想の中で聖地を必死に守ってきたハーロックが見たものは一部の特権階級が聖なる地に降り立つ姿でした。戦争を終わらせるための取引とはいえ、ハーロックにとっては何者にも侵されてはいけない聖地が汚されるような思いだったのでしょう。絶望したハーロックはガイア・セクションに反旗を翻しますが絶体絶命のピンチに。最後の手段としてミーメに地球をダークマターで包むよう頼みます、これで本当に地球は不可侵領域になると。しかしダークマターは地球そのものを侵食してしまい、見るも無残な死の星になってしまったのです。

その時地球と共に船も、そしてハーロック自身もダークマターが作用したため不死身の体になったのかもしれません。

ラストの意味は?

地球を破壊するために放たれたビームへの盾となるためにハーロックはミーメにダークマターを全放出するように頼みます。その頼みにミーメが初めて感情のようなものを表してこれを了承、粒子になりダークマターを最大出力させて地球を守りきります。
 
その後地球に着陸したハーロックはヤマに自分の眼帯を渡し船長の席に着きます。その後ヤマが眼帯をつけ舵をとるのですが、そこへ再生したミーメとハーロックにしか懐かないトリさんがヤマの肩にとまります。

全放出したダークマターも復活、再びアルカディア号は宇宙へと旅立ちます。
最初このダークマターの復活はハーロックが犠牲になって自身のダークマターを使ったものかと思いましたがどうやら違うようです。地球のダークマターを吸収したのではないかと推測する他ありません。

はっきりしているのはヤマが二代目ハーロックになったということ。自らの贖罪のために行動していたハーロックが地球の再生を自分の目で確認し、罪悪感から解き放たれ自由になったことで自身の目的が達せられました。今度は真の自由と未来のために戦うというヤマの新たな目的のために星の海へと航海にのりだすということなのかもしれません。

まとめ

「アバター」のジェームズ・キャメロン監督が「空前の出来」と大絶賛したりと海外では高評価の作品ですが、日本では評判はいまひとつ。それは従来のハーロック像と本作品での描かれ方があまりに違いすぎるからなのでしょう。自分の犯した罪に耐え切れずすべてを無にしようとする弱い人間として描かれていますが、オリジナルストーリーと最初から分かっていたので私はそんなに気になりませんでした。どちらかというとヤッタランの変貌ぶりに驚きました。

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