映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』あらすじネタバレ結末と感想

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンの概要:実在の人物フランク・W・アバグネイル・Jrの自伝小説をもとにしてスピルバーグ監督が製作したアメリカ映画。1960年代、まだ十代だった主人公が起こした大胆な詐欺事件の顛末を描く。2002年公開。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン あらすじネタバレ

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン あらすじ【起・承】

1963年ニューヨーク。フランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)は事業で成功した父(クリストファー・ウォーケン)とフランス人の母(ナタリー・バイ)と3人で幸福に暮らしていた。フランクは父を尊敬し、仲のいい両親が大好きだった。

ところが父に脱税容疑がかかったことで一家の生活は一変。アパートでの貧乏暮らしとなる。しかしフランクが父を敬慕する気持ちに変わりはなかった。父は彼の16歳の誕生日にフランク名義の小切手帳をプレゼントする。

しかし母は父の親友で金持ちのバーンズと浮気をするようになる。そして両親は離婚。ショックを受けたフランクはそのまま家出する。

フランクは小切手を換金してもらおうと銀行へ行くが相手にしてもらえない。路頭に迷っていたところ、制服姿のパイロットはどこでも信用されることに気づく。

巧妙な手口で本物の制服を手に入れたフランクはパイロット姿で銀行へ行く。すると簡単に小切手は換金してもらえた。彼は精巧な偽造小切手を作り、次々と犯行を重ねる。

フランクは父にだけは手紙を書き続ける。彼が詐欺を続けるのは豊かな暮らしを取り戻し、両親に復縁して欲しいという願いからだった。

FBI本部に勤務するカール・ハンラティ(トム・ハンクス)は最近各地で多発している航空会社の偽造小切手詐欺事件の犯人を追っていた。彼は犯人がハリウッドにいることを突き止め、ホテルの部屋に踏み込む。フランクは咄嗟に“自分は秘密捜査官だ”とカールを騙し、見事逃走してしまう。

その年のクリスマス。フランクはカールに謝罪し自分の居場所を知らせる電話をかける。フランクの話は真実だったがカールは信用せず、またもフランクを取り逃がしてしまう。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン あらすじ【転・結】

フランクはアトランタに拠点を移し、今度は偽医者となって病院に勤務する。そこで看護師のブレンダ(エイミー・アダムス)と出会い、恋に落ちる。

フランクは彼女にプロポーズし、ルイジアナにあるブレンダの自宅へ挨拶に行く。彼は彼女の両親からも気に入られ、検事である父の法律事務所に勤務するようになる。しかも彼は本物の司法試験にも合格してしまう。

再び訪れたクリスマスの夜。フランクはカールに電話し“追わないでほしい”と頼む。当然そんな都合の良い話が通るはずはなく、カールはこの電話から彼の居場所を突き止める。

結婚式の夜、ブレンダの自宅で開かれたパーティの最中、カールたちが踏み込んでくる。フランクはブレンダに自分の本名を明かし、2日後空港で落ち合う約束をして逃げる。

フランクは彼女を信じていたが、空港にはやはり警察が張り込んでいた。フランクは傷つきながらも、再び巧妙な作戦で厳戒態勢の空港からフランスへ飛ぶ。

今度はヨーロッパ各地で偽造小切手詐欺事件が多発する。カールは執念でフランクの居場所を突き止め、フランスでついに彼を逮捕する。しかしフランクの身柄は地元警察に拘束され、劣悪な環境で投獄されていた彼をカールが2年かけてようやく救い出す。

帰国途中の機上で、カールから父が事故で死んだことを聞かされたフランクは取り乱し、トイレに閉じこもる。しかも彼は便座の穴から脱出し姿を消していた。

フランクはバーンズと再婚した母の家にいた。家の中の幼い女の子と幸福そうな母を見て絶望したフランクは追ってきた警察車両におとなしく乗り込む。

フランクは12年の禁固刑を言い渡され服役する。面会に来たカールが捜査中の偽造小切手を見せたところ彼は的確に犯人像を言い当てる。これがきっかけでフランクは刑務所を出され、FBIの偽造小切手課で働くことになる。

フランクは二度とカールを裏切ることなくFBIに協力を続け、ついには偽造防止小切手まで開発し実業家としても成功を収める。フランクとカールの友情は今も続いている。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2002年
  • 上映時間:141分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
  • 監督:スティーヴン・スピルバーグ
  • キャスト:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン、マーティン・シーン etc

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 批評・レビュー

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

事実は小説よりも奇なり

主人公のフランクが最初の詐欺事件を起こしたのがなんと16歳!その後も本物のパイロットや医者や弁護士になりすまし、大人を相手に約2億8000万円のお金を騙し取ったのだからすごい。慎ましく暮らす高齢者から大切なお金をむしり取るゴミのような詐欺と違って、彼の犯行は常に大物相手であり、その度胸には感服する。

これが完全なフィクションならば“そんな都合よく騙されるか!”で失笑して終わりなのだが、実話に基づいていると知らされているので失笑が感心に変わる。

16歳の少年がここまで銀行やFBIを翻弄する物語など非現実的すぎて成り立たないとほとんどの人が思うだろう。“事実は小説よりも奇なり”とはよく言ったものだ。

憎めない犯罪者

レオナルド・ディカプリオの演じるフランクは悪党といえば悪党だ。どこからどう見ても犯罪者なのだから逮捕され刑務所送りになるのも致し方なし。同情はできないのだが…。

しかし彼の犯行動機はやはり切ない。家出したのも両親の離婚が原因で、それも2人を深く愛しているからこそ、どちらか一方と生活するなんて嫌だったのだ。

多額のお金が欲しかったのも、以前のようにお金があれば母は父のところへ帰るはずだと信じていたからで、父にしつこく母との復縁を促す彼の姿にはやはり同情してしまう。

まだ16歳なのにたった一人で世間と戦い、勝ち抜く方法(間違えた方法ではあるが)を自力で見出していくこのどこかまだ幼い犯罪者を憎む気にはなれない。親に甘えきって、わがまま放題に暮らしている高校生より、彼のほうが何倍も偉いと思うのはおかしいだろうか。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 感想まとめ

冒頭の“事実に基づいた物語”というテロップをうっかり見逃してしまうと困ったことになるので要注意なのだが、事実ならば面白い話だ。

主人公を演じたレオナルド・ディカプリオはこの頭脳明晰な少年詐欺師をそつなく演じていたし、トム・ハンクスも真面目で心優しいカール捜査官役で安定感のある演技を見せてくれる。

映画全編もとにかく安定感のある作品だなという印象だった。すごく好きなシーンや嫌いなシーンがあるわけでなく、ここがよかったとか悪かったという点も特にない。大きく心を揺さぶられるような作品ではないが、観客を選ばないよくできた娯楽映画にはなっている。

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