『さらば、愛の言葉よ』あらすじ紹介。御年84歳!映画界の至宝ゴダール初の3D映画

フランスで起きた映画革命 ヌーヴェル・ヴァーグの旗手、ジャン=リュック・ゴダール。年老いてからも創作意欲は衰えず、なんと3D映画にまで着手してしまったのです。人妻と独身男と犬の、言葉を巡る物語『さらば、愛の言葉よ』はどのような映画なのでしょうか。


ジャン=リュック・ゴダール……。クエンティン・タランティーノは自らの映画制作会社名をゴダールの映画タイトルを引用しています。ゴダールについて語ると長くなってしまうので、まあ、映画が好きな変わったおじいさんだと思っていただければと思います。ジャンプカットなど様々な映画技法を生み出してきたゴダールが、84歳にして3D映画に挑む『さらば、愛の言葉よ』が、色んな意味で話題になっているのです。

あらすじ

独身男と人妻が出会い、愛し合った。2人の関係は次第に悪化していき、別れる。月日が経ち、二人が再会し、再び行動を共にするようになると、2人のもとに犬が居着くようになる。次第に映画はメタファーまみれになり、最後には犬と赤ん坊のなき声で終わる。

「なんだこれは」とか言うな!


あらすじを読んで、「なにこれ」と思った方!まずはゴダールの処女作『勝手にしやがれ』を御覧なさい。『気狂いピエロ』を、『小さな兵隊』を御覧なさい。全部こんな感じだよ!あらすじじゃあ意味が伝わらない、映画を観ないとわからない。それがゴダールだというとシネフィルにどつかれそうですが、そんな感じです。ストーリーは難解、というか、本作はまたまた実験作ですから、本人にしか判ってないのかもしれません。

で、見どころは何なのよ


ゴダールの映画の楽しみ方……。演出の斬新さ、映画文法を無視したストーリーと編集、即興演出、意味のわからなさなどを五感で感じ取るのが一番いいんじゃないかなぁと思います。ハリウッドの計算された映画ばかり観ている人はかなり驚くでしょうけど、こんな映画もあると。そして、そんな映画との出会いが人生を変えることもあると。そんな人が3D映画を撮ったらどうなるのか?という、観察的要素もあります。皆でジジイを観察しよう!

犬って何だよ?

犬。3人目の登場人物は犬です。独身男と人妻と犬の物語です、これは。その犬はゴダールの愛犬で、カンヌ国際映画祭のパルムドッグ賞(素晴らしい演技をした犬に送られる賞)で審査員特別賞が授与されたんだそうです。まあ、いい縁起絵押しているかどうかはわからないけど、すごい人の犬だから表彰された感じ。多分、この映画はそういう感じの映画です。知り合いの評論家は苦笑いしながら「いやぁ、いつものゴダールだった」と言っていましたから、そういう感じ!ジジイを堪能してください!

Amazon 映画『さらば、愛の言葉よ』の商品を見てみる