デビッド・フィンチャー最新作『ゴーン・ガール』は、家族をめぐるサスペンス!

『セブン』『ファイト・クラブ』『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られる鬼才デビッド・フィンチャーの最新作が、アメリカで大ヒットを記録しています。監督のフィルモグラフィー史上最大のヒット作のテーマは、「最愛の人の本当の姿を、果たして自分は知っているのか?」。深い深い極上のサスペンス!

『セブン』で華麗にデビューし、カルト映画扱いされながらも世界中の若者の心を鷲掴みにした『ファイト・クラブ』、『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られるデビッド・フィンチャー。カルトの帝王デヴィッド・リンチが映画製作を休業状態にある今、かれこそハリウッド一の鬼才と言えるでしょう。

そんな彼の最新作『ゴーン・ガール』がアメリカで大ヒットを記録しているんです。監督の最大のヒット作になるであろう作品は、どんな作品なのでしょうか?

最愛の人を知り尽くしているのか?


(画像は『ゴーン・ガール』のポスター。どのような話かが一目でわかる秀逸なデザインだ)

ストーリーは、理想的な夫婦に妻の失踪という唐突な大事件が起こることからスタートします。妻の生死や犯人探しというサスペンスとともに、徐々に明らかになっていく妻の秘密を知った夫の「最愛のパートナーの本当の姿を知っているのか?」という悲痛な自問自答が観客をも巻き込んでいきます。

夫ニックを演じるのはベン・アフレック。映画監督としても高い評価を受けているイケメン俳優です。妻エイミーを演じるのはロザムンド・パイク。『007/ダイ・アナザー・デイ』でハル・ベリーとともにぼんdガールを演じていたイギリス人女優です。彼らの演技力は作品の魅力を倍増させており、特にベン・アフレックが過熱報道の被害者となり、新犯人探しのためにエイミーの高校時代のボーイフレンドだったデジー(ニール・パトリック・ハリス)の元を訪ねてからの一連のシーンは素晴らしい!冷静さを失ったニックがデジーに冷静に反論され家を追い出された時の表情は、さすが一流俳優だなぁといった感じです。

決して人ごとではない。

最愛のパートナーでも、知っているのは二人が出会ってからのことだけだし、心の奥底を知ることはできません。あなたのパートナーや友人、同僚が何を考えているかなんて知り得ない、という恐怖を見事に描きながらも、メディアによる過熱報道を批判しています。日本では松本サリン事件を巡る過熱報道がありましたね。メディアとしての冷静さを失い、ゴシップを追いかけた結果として被害者となった河野義行さんが犯人に祭り上げられる過程は異常でした。本作もメディアの過熱報道が物語を大きく動かします。決して人事ではないのです。これらの難しいテーマを見事にミックスし、作品をヒットさせたデビッド・フィンチャーはさすがですね。

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