最高に面白い!爆笑コメディ映画のおすすめランキング15選

コメディ映画と言えばハリウッドの独断場のような感があります。チャップリンやキートンを始め、映画の創世記から人に笑いを与える大きな役割を担って来た名作から話題作まで、爆笑コメディの数々をここではランキングで紹介して行きます。

”最高に笑える”と言うテーマを掲げていますが、コメディ映画はどう面白いかという部分で、シナリオの裏に隠された役者の細かな芸やジョークをじっくりと分析する楽しさもあります。笑いのツボというものは人それぞれに違いますので、万人に勧められるというような作品はなかなかチョイスしづらいところです。チャップリンを始めとするハリウッド作品の中から、役者の個性を中心におすすめをセレクトしてみました。

第1位 モダン・タイムス

注目ポイント&見所

機械化された巨大な工場で働くチャーリーは、流れ作業でボルトを締めるだけの仕事でパニックになり、様々なトラブルの末に精神病院に送られる。退院してすぐにデモ隊の先頭に立ってしまい逮捕されたが、三食昼寝付きの拘置所生活は彼にとって憩いの場だった。やがて釈放されたものの拘置所暮らしが気に入り、わざと無銭飲食をして再び逮捕される。そしてパンを盗んで捕まった少女と護送車から逃走し、あらゆる仕事に就くが上手く行かない。ようやく彼女と共にクラブで働くようになったが、彼女は鑑別所から逃亡した罪で追われていた。再び逃走する二人だったが、束縛されない自由な生活を求めて手を取り合い、明日に向かって歩き始める。現代文明を風刺した社会派コメディである。

⇒モダン・タイムスのあらすじとネタバレ感想

第2位 サーカス(1928)

注目ポイント&見所

街でサーカスを観ていた主人公の放浪者が、スリのとばっちりに逢い警察と追いかけっこ。サーカスのテントに逃げ込むが、そのドタバタ具合が客に大受けし、スカウトされ雑用係として入団し、空中ブランコの娘に恋をする。ある日、突然姿を消した綱渡り師の代役で放浪者は綱渡りをすることになるが、サルにもみくちゃにされながらもどうにか役をこなす。放浪者は娘を虐待する団長に掴みかかって追い出され、寂しく夜を過ごす中で娘が逃げ出してきた。放浪者は娘と綱渡り師の仲立ちをして、二人は則結婚。スターの妻になった娘はサーカスの復帰を許された。演技に妥協を許さないチャップリンの真骨頂。スタント無しの超絶技巧が光る抱腹絶倒コメディ。

⇒サーカス(1928)のあらすじとネタバレ感想

第3位 トッツィー

注目ポイント&見所

ある人気テレビ番組のオーディションに女装をして臨んだ役者のマイケルは、プロデューサーに気に入られ、夢であった自主公演の費用が賄えるほどの契約にこぎ着ける。現場で”トッツィー”(可愛い子ちゃん)と呼ばれた彼は、そのまま女性タレントのドロシーとして人気を博し一躍時の人となる。しかし恋をした女優ジュリーの父親に言い寄られたり、プライベートでのトラブルも続出しパニックになったマイケルは生放送中に、シナリオを勝手に替えて自分が女装しているという事をバラしてしまう。マイケルとして役者に戻った彼は、ジュリーとの新しい恋を手に入れた。ダスティン・ホフマンの演ずるキャラクター”トッツィー”の、不思議な魅力が満載のドタバタコメディ。女装趣味の話ではありません。

⇒トッツィーのあらすじとネタバレ感想

第4位 フロント・ページ(1974)

注目ポイント&見所

裁判所の記者クラブで繰り広げられる、新聞記者を取り巻く人情劇。ウォルター・マッソーとジャック・レモンという二人の名優の絶妙な掛け合いが白眉。結婚を控え新聞記者を辞めようと浮かれているヒルディ(ジャック・レモン)。そしてその退職を阻止しようと悪巧みを企てる編集長ウォルター(ウォルター・マッソー)。記者クラブの周辺で事件が起こり、退職をする筈が再び現場に巻き込まれ、フィアンセとの板挟みになって右往左往するヒルディと、仕事ばかりの人生を送るウォルターとの火花を散らす攻防戦が見もの。ラストの人でなし過ぎるどんでん返しは、悲しいながらも笑える名場面である。

⇒フロント・ページ(1974)のあらすじとネタバレ感想

第5位 ライアーライアー

注目ポイント&見所

詭弁を弄して勝訴を勝ち取る自己中の弁護士フレッチャー(ジム・キャリー)。離婚のために離れて暮らす関係だったが、彼の息子マックスは父を尊敬していた。しかし何かと理由を付けて約束を守らない父親に対し「一日でいいからパパが嘘をつきませんように」と、父の来なかったバースデーで、マックスはケーキのろうそくを吹き消すときに願を掛けた。そしてその願いは見事に叶えられ、フレッチャーは全く嘘をつけなくなる。息子マックスの呪縛により、24時間限定の狂乱に苛まれるジム・キャリーの人格破綻コメディ。最終的に正義に目覚め、良き父親として息子と別れた妻を取り戻すハッピーエンドなストーリーである。

⇒ライアーライアーのあらすじとネタバレ感想

第6位 ふたりの男とひとりの女

注目ポイント&見所

お人好しで気の弱いベテラン白バイ警官のチャーリー(ジム・キャリー)が、仕事や家庭の様々なストレスにより精神を病み、その反動として現れたもう一人の人格“ハンク”によって翻弄されて行くサイココメディ。別れた妻が黒人との不倫の末に残していった三つ子の兄弟と平和な生活を送る中、出張で護送したアイリーン(レネー・ゼルウィガー)を狙う悪人との逃走劇の中で、頻繁に出現するもう一人の自分“ハンク”と戦いながら、旅を続けるドタバタロードムービー。二つの人格が一人の人間の体を使って戦う、ジム・キャリーの一人芝居に抱腹絶倒なのだが、ハンクから頻繁にセクハラを受けつつも、一緒に旅を続けるアイリーンの奮闘振りも見ものである。他の共演者も実にいいキャラクターで物語を盛り上げ、笑いどころが尽きない抱腹絶倒コメディの秀作。

⇒ふたりの男とひとりの女のあらすじとネタバレ感想

第7位 アナライズ・ミー

注目ポイント&見所

悪名高いマフィアのボスであるポール(ロバート・デ・ニーロ)は、不可解な発作に悩まされるようになり、部下の紹介で主治医になった精神科医のベン(ビリー・クリスタル)からセラピーを受け始める。事ある度にベンを頼ってくるポールはやがてマフィアの抗争に巻き込まれて行くが、ポールのカミングアウトに何とか成功し、最後にマフィアの抗争を収める結果に終わるという物語。デ・ニーロ演ずるマフィアのボスがカミングアウトする演技が何ともコミカルであり、精神科医ベンを演ずるビリー・クリスタルの痛々しい演技が対比的な、アクの強いバディムービー的コメディである。

⇒アナライズ・ミーのあらすじとネタバレ感想

第8位 アナライズ・ユー

注目ポイント&見所

前作「アナライズ・ミー」の続編であり、二年半の刑務所暮らしの中で命を狙われるようになったポール(ロバート・デ・ニーロ)が、精神を病んだ振りをして、ベン(ビリー・クリスタル)に身元を引き受けられ仮出所するところから始まる。マフィアから足を洗ったポールは一般社会で仕事に就くも、天性のマフィア体質が抜けず、テレビのマフィアドラマに監修をしたりと奮闘を続ける中、強盗事件に足を突っ込み、ベンもその事件に巻き込まれてしまう。ポールもベンも共に精神を病んでカミングアウトするプロセスと、大がかりな強盗事件に足を踏み入れて行く顛末が、前作からパワーアップした展開のアクションコメディ。

⇒アナライズ・ユーのあらすじとネタバレ感想

第9位 アダムス・ファミリー

注目ポイント&見所

この世の者か、果たしてあの世からの使者か?得体の知れない魔性の一家で、膨大な資産を誇るアダムス・ファミリーが巻き起こすブラックコメディ。彼らの資産を狙ってファミリーに取り入ろうとする高利貸し親子が、彼らを騙すために連れてきた怪しい男のゴメズは、記憶喪失に陥ったアダムス家の主人フェスターの実兄だった。一時は高利貸しに屋敷を乗っ取られてしまったファミリーが、屋敷と兄の記憶を取り戻すため奮闘する痛快復讐劇。超個性的な一家の面々と、執事のラーチとハンド君という名脇役の繰り広げる抱腹絶倒のダークファンタジー。

⇒アダムス・ファミリーのあらすじとネタバレ感想

第10位 ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合

注目ポイント&見所

大学の研究室に勤務する超肥満体のクランプ教授(エディ・マーフィ)が、自らの研究で開発したやせ薬を使ってイケメンに変身したが、その正体は鼻持ちならない性格の”バディ”と名乗るもう一人の自分だった。そのやせ薬は未完成であり効果が長く持続しないため、クランプ教授はバディとの二重生活を繰り返す。やがて快楽主義のバディがクランプ教授の人格を消してしまう計画を企てるが、同じ体の中での戦いはクランプ教授に軍配が上がる。最後には誠実なものが勝利するというハッピーエンドを迎え、恋も仕事も成功させた現代版「ジキルとハイド」的物語。特殊メイクで一人7役をこなすエディ・マーフィーの変身芸が見ものである。

⇒ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合のあらすじとネタバレ感想

第11位 Mr.レディ Mr.マダム

注目ポイント&見所

オカマの殿堂「クレイジー・ケージ」のオーナーであるレナトと、その愛人アルバンを中心に繰り広げられる、オカマ社会と一般社会のすれ違いをコミカルに描いた名作コメディ。ニューハーフという現代風なものではなく、女装趣味としてのオカマクラブの物語なので、その奇天烈振りが何ともユニークである。レナトの息子の結婚話が持ち上がるのだが、相手は当然オカマの家族ではなく一般の家庭であり、しかも政治家のお偉方というシナリオが物語の迷走に拍車を掛ける。静かに進むストーリーながら、中身の濃い展開が楽しめるセンスのよいコメディである。

⇒Mr.レディ Mr.マダムのあらすじとネタバレ感想

第12位 ダーティファイター

注目ポイント&見所

トラック運転手兼、ストリートファイターのファイロ(クリント・イーストウッド)が、オランウータンのクライドと、友人のオービル(ジョフリー・ルイス)との3人で、恋した歌手のリン(ソンドラ・ロック)を追いかけ旅をするロードムービー。ストーリーの背景に大したドラマ性はないが、広大な風景とカントリーミュージック、酒場のケンカや暴走族との追いかけっこなど、古いながら王道的なアメリカ映画のエッセンスが凝縮された、リラックスして観られるコメディ。社会派映画のイメージが強いクリント・イーストウッドが、肩の力を抜いてライフワーク的な演技で楽しませてくれる作品である。オランウータンのクライドを始め、暴走族の毒グモ団、オービルのママなど個性的な持ち味のキャラクターも楽しめる。

⇒ダーティファイターのあらすじとネタバレ感想

第13位 N.Y.式ハッピー・セラピー

注目ポイント&見所

クレイジーなセラピスト役のジャック・ニコルソンの不気味さが満喫できるシュールなコメディ。もう一人の主役アダム・サンドラーが、ニコルソンの存在感に比べ何とも貧相に見えてしまうのだが、その対比的なキャラクターが作品のバランスを取っているのだろう。どこか不自然な進行具合の展開もシュールなキャラクターにマッチしており、一見マトモに進行しながらも、そのマトモな世界を嘲笑うようなストーリー展開が変に嵌ってしまう。とにかくニコルソンの怪物振りがゾクゾクするほど気持ちの悪い、異色のサイココメディである。

⇒N.Y.式ハッピー・セラピーのあらすじとネタバレ感想

第14位 マネー・ピット

注目ポイント&見所

有り得ないほど豪華な屋敷を、有り得ないような金額で購入した、弁護士のウォルター(トム・ハンクス)と、オーケストラのヴィオラ奏者アンナ(シェリー・ロング)のカップル。しかしその家は人が動く度にどこかが崩れ落ちる、朽ち果てて崩壊寸前の状態だった。その豪邸を修理するため多額の借金を背負い、いいかげんな工事業者と戦い、様々なアクシデントを乗り越えて古い家を修復して行くプロセスを、コミカルに描くドタバタコメディ。最初と最後にちょっとだけ出てくる、胡散臭いオバサンをキーマンとして隠しキャラのように使うところなど、リチャード・ベンジャミンとスティーヴン・スピルバーグの映画センスが光る作品である。

⇒マネー・ピットのあらすじとネタバレ感想

第15位 ミセス・ダウト

注目ポイント&見所

子煩悩な父親のダニエル(ロビン・ウィリアムス)は声優の仕事をクビになり、デザイナーとして一家を支える妻と折り合いが逢わず離婚してしまう。子供たちに週に一度しか会えなくなったダニエルは、妻が新聞広告に出したベビーシッターの募集に、イギリス人のミセス・ダウトという上品な老婆に変身して応募する。首尾良く採用されたダニエルは、妻と子供たちに自分とは気づかれないよう、お婆さんの家政婦に成り切って働き始める。その間に起こる様々なハプニングを乗り越え、新しい仕事と家族を取り戻すために奮闘する父親のドタバタ喜劇。ロビン・ウィリアムスの人柄が実に素敵に描かれているホームコメディの秀作。

⇒ミセス・ダウトのあらすじとネタバレ感想

まとめ

ここに紹介した15本の作品は、チャップリンの作品以外では個人的な趣味のようなチョイスとなってしまいましたが、コメディ映画というものは観る人のお笑いセンスも違ってきますので、”最高に笑える”と言うニュアンスに当てはまらないところもあるかも知れません。とりあえず1位と2位のチャップリン作品から派生したものだと解釈していただければ、その傾向が理解してもらえると思います。しかるにチャップリンがあまり好みではないという人には、あまり笑えないかも知れませんが、チャップリンが喜劇王としてコメディ映画の神様だとすれば、このチョイスもあながち当を得ていない事はないというところでしょう。

関連ランキング

コメディ映画のおすすめランキング20選(邦画)
ラブコメ映画のおすすめランキング10選(洋画)

⇒ランキング一覧はこちら