『名探偵コナン 銀翼の奇術師』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

“運命の宝石”を巡り、江戸川コナンと宿敵、怪盗キッドが攻防を繰り広げる。そのうち舞台は飛行機内へと移り、しかもそこで殺人事件が…。監督は過去の劇場版シリーズで原画を担当していた山本泰一郎。

あらすじ

名探偵コナン 銀翼の奇術師』のあらすじを紹介します。

舞台女優の牧樹里に、怪盗キッドから予告状が届いた。内容はスター・サファイアという”運命の宝石”を奪いに参上するというもの。彼女は暗号文めいたその文章の解明とともに、宝石を守るよう毛利小五郎に依頼する。小五郎はキッドが彼女の舞台公演中に現れ宝石を狙うと推理するが、江戸川コナンは予告状にひっかかるものを感じていた。樹里が主役を務める「ジョゼフィーヌ」に招待を受けたコナン一行は楽屋を訪れ、出演者と挨拶を交わす。するとそこにキッド専任の中森警部が現れ、今回特別に捜査を手伝ってくれる人物がいるという。そして現れたのは、なんと工藤新一だった!もちろんそれは新一に変装したキッド、しかしそのことが分かるのはコナンと阿笠博士、灰原哀のみ。突然の登場に驚愕する一同に真相を話すわけにもいかず、コナンは歯がゆい思いをしたままキッドを見張るのだった。そしていざキッドが行動を開始すると、コナンも必死で追跡するがあと一歩のところで逃してしまう。宝石は盗まれず、公演は無事終了した。

宝石を守ってくれたお礼に、と函館にある樹里の別荘へ招待を受ける小五郎たち。蘭の計らいにより妃英理も加わり、あまり天気は芳しくないなか飛行機は函館へと飛び立つ。キッドがすんなりと宝石を諦めたような態度に違和感を感じ、もしやこの機内に彼が潜伏しているのではと考えるコナン。樹里の右手につけられたスター・サファイアを見張っていたのだが、なんとその樹里が突然うめき声を上げながら倒れ絶命してしまう。そして機長と副機長の身体にも異変が…。

評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2004年4月17日
  • 上映時間:107分
  • ジャンル:ラブストーリー、サスペンス
  • 監督:山本泰一郎
  • キャスト:高山みなみ、山崎和佳奈、山口勝平、戸田恵子 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『名探偵コナン 銀翼の奇術師』について、3つ考察・解説します。※ネタバレあり

新一とキッドの顔、正体

新一に変装したキッドの顔を中森警部が引っ張ってもマスクが取れることはなく本物だと判断されました。つまり新一とキッドの顔はほぼ瓜二つなので、変装がいらないことが分かります。ちなみにキッドの本当の顔は今後の「天空の難破船」にも出てきますが、青山剛昌の別作品「まじっく快斗」で確認できます。本名はもちろん、周りの環境や怪盗キッドに至るまでの経緯も描かれているので気になる方は読んでみてください。

ついでにキッドが蘭のスリーサイズを異様に知りたがったのは、単に好みのタイプであり「まじっく快斗」に出てくる幼馴染の女の子、中森青子とそっくりだからです。

割られたスペードの2=奇数

キッドの予告状に書かれた真っ二つ寸前に割れたトランプ。それが奇数を現していると推理したコナンですが、いまいち伝わりにくいものでした。2で割り切れない=奇数としたかったようですが、あの暗号では2で割り切れる=偶数、の方がしっくり来るような気がします。

テロップ

コナンシリーズでは珍しく、最後に「この作品はフィクションです」というテロップが出ました。当たり前だろうという印象を受けなくもないですが、今作は飛行機内でかなり異例な出来事が多く見られました。乗客を簡単にコックピットに入れたり、エンジンが1つ落ちても飛行が可能な状態など、必ずしも現実と一致しないことを強調したかったのかもしれません。過去にも大規模な爆破事件が起こるストーリーは多々ありましたが、被害総額の方がどれくらいになるのかつい気になってしまいます。

まとめ

スケボーでどんなところも走り抜けたり、車でビル間を飛び越えたり、バイクでロープ一本を渡ったり電車を間一髪で避けたり…など今まで無茶苦茶な状況を乗り越えてきたコナン一行ですが、ついに飛行機を操縦してしまいました。スケールが大きく迫力があって良かったのですが、作品の主な方向性が「飛行機を安定させ、どこかに緊急着陸させる」だったのが残念です。サスペンス、ミステリー要素が弱すぎてあまり印象にありません。犯人の動機も理解できるようなできないような、今までの狂気じみた理由と比べると中途半端でうまく感情移入できませんでした。ここがこだま兼嗣監督と、今作からの山本泰一郎監督の違いかもしれません。

映画では2回目の登場となる怪盗キッドとの対決も何だかうやむやになったというか、それどころじゃない雰囲気になってしまってもったいなかったです。キッドが真っ先に脱出したと見せかけて、パトカーの光で滑走路を作る演出は粋でしたが…これも少々無理があるように感じます。最初に新一の姿で皆の前に現れる作戦は見事でした。確実にキッドだと分かっているのに手が出せないコナンの行動が面白かったです。

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コメント

  1. コナン より:

    とても面白かったです

  2. 図書館殺人事件の津川館長 より:

    山本監督もよかったです
    悪くなかったと思います。

  3. 図書館殺人事件の津川館長 より:

    コナンの映画の中でもだいぶ面白かった方だと思います