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映画『コンテイジョン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『コンテイジョン』の概要:『恐怖はウイルスより早く感染する』、そんなキャッチコピーが打ち出された今作。パンデミックが起きた際の人間の反応を見事に表現しており、非常にリアルな仕上がりとなっている。このストーリーは、決して他人事ではない。

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映画『コンテイジョン』の作品情報

コンテイジョン

製作年:2011年
上映時間:106分
ジャンル:サスペンス
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
キャスト:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ etc

映画『コンテイジョン』の登場人物(キャスト)

エリス・チーヴァー(ローレンス・フィッシュバーン)
一覧の感染症原因究明の責任者に任された医師。非常に心優しく、周りの人物を大事にするが故に大きな問題に巻き込まれる。
アラン・クラムウィード(ジュード・ロウ)
フリージャーナリスト。強い向上心を持っており、パンデミックが起きた際には、そのチャンスを我が物にしようと躍起になる。
ベス・エンホフ(グウィネス・パルトロー)
香港帰りに感染症にかかった女性。治療の甲斐なく、命を落としてしまう。
エリン・ミアーズ医師(ケイト・ウィンスレット)
感染経路及び原因の特定のために派遣された医師。非常に慎重に行動していたが…?
アリー・ヘックストール(ジェニファー・イーリー)
一連の感染症の原因を特定した科学者。ワクチンを開発するものの、実用化までには時間がかかり…?

映画『コンテイジョン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『コンテイジョン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『コンテイジョン』のあらすじ【起】

ベスは、アンダーソン社という有名企業に勤める女性である。彼女は香港へと出張に出かけていたが、このたび帰宅した。ベスは夫と、可愛らしい子供に恵まれていたが、彼女は香港への出張の帰りにシカゴで元彼と一夜を共にしてしまう。そして、家に帰ったベスは風邪のような症状に困らされるのだった。

一方、東京ではサラリーマンの男性が体調不良を感じていた。そして、通勤中のバスの中で意識を失ってしまう。また、ロンドンのホテル内でも、女性一人が帰らぬ人となった。体調を戻そうと自宅で安静にしていたベスだったが、彼女の体調は悪化するばかり。そして、発症から数日後、とうとう彼女も帰らぬ人となったのだった。

この相次ぐ不審な死を、近くにいた野次馬が撮影をしていた。そして、その動画をネットにアップしたのだった。その動画を見たアランというフリージャーナリストは、これを感染症と判断する。そして、その事実を政府が隠しているという陰謀論を記事にしようと、自ら調査を始めるのだった。

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映画『コンテイジョン』のあらすじ【承】

そして、感染症というアランの予想は間違っていなかった。ベスの近くにいた人物、すなわち彼女の息子も、同じような症状に見舞われ命を落としてしまったのだ。

一方、次々と増える犠牲者に、このままではパンデミックが起こる、と政府も本格的に調査に乗り出した。調査を託されたのは、WHOとCDC。調査責任者でもあるチーヴァー博士は、部下のミアーズ医師を現場に派遣する。彼女は、感染経路を特定するため、色々な人に聞き込みを開始した。そして、ベスの遺体を解剖した結果、彼女の脳が壊滅状態に陥っていることを知るのだった。しかし、志半ばで彼女も病に感染してしまう。そして、感染者である彼女は自宅に帰ることも許されず、故郷から離れた場所で命を落とすのだった。

ミアーズの死以降も、研究者達は諦めずに調査を続けていく。そして、感染源が香港であること、最初に謎のウイルスに感染したのはベスであること、そしてウイルスは飛沫感染及び接触感染をするということが明らかになった。

映画『コンテイジョン』のあらすじ【転】

一方、この致死率100%の病から生き延びた人物がいた。アランである。アランは、レンギョウを摂取し続けたことで病に打ち勝ったとネットに動画をアップする。藁にもすがる思いの感染者達は、唯一の希望であるレンギョウを求め暴動を起こすのだった。しかし、それはアランの真っ赤な嘘だった。アランはそもそも、感染などしていなかったのである。

一方、ヘックストールという女医が、ウイルスに対抗するワクチンを作り出した。しかし、ワクチンが実際に実用化されるには、動物実験、人体実験など、様々な過程を踏まねばならず、非常に時間がかかる。そこで、ヘックストールは自らを非検体としてワクチンを注入、命がけでワクチンの効果を示してみせたのだった。

そのワクチンは直ちに量産されることになるが、全感染者に配布されるにはまだ時間がかかる。そこで、ワクチンを配布する順番を、抽選で誕生日別にすることを決めたのだった。ワクチンが完成するまでに、全世界で約2600万人もの死者が出た。そして、ワクチンが開発されたことで恐ろしいパンデミックは少しずつ収束していくのだった。

映画『コンテイジョン』の結末・ラスト(ネタバレ)

このパンデミックは、病気だけでなく人々に多くの恐怖を植え付けた。多くの人の人生が、この病気によって変えられたのである。自分の利益のために嘘の情報を世間に流し、パニックを起こしたアランは、詐欺容疑で逮捕される。しかし、今や彼を信じる国民も多く、莫大な富を手に入れたアランは釈放金を支払い自由の身となるのだった。

チーヴァー医師は、自らの妻を助けたいばかりに、彼女に捜査上の秘密を漏らしてしまっていた。チーヴァーは、今回の一連の対応の責任を一手に背負うことになってしまう。しかし、チーヴァーは自らのワクチンを知り合いに譲るなど、人のために行動し続けるのだった。

そして、最後まで人間が突き止めることができなかった、なぜベスが最初の感染源になったのかという経路が画面上に映し出される。ベスの勤務していたアルダーソン社では、バナナを栽培していた。そのバナナをコウモリが食べ、糞をした。その糞を食べた豚が、香港へと運ばれていく。料理人がその豚を捌いていた時、ベスが料理人に会いたいと申し出た。そして、料理人が手を洗わずに彼女と握手をした時、それが、全ての始まりだったのだ。

映画『コンテイジョン』の感想・評価・レビュー

この物語は、DAY2から始まる。感染経路不明の新型ウイルス感染がパンデミックを起こすまでのストーリーはとてもリアリティがある。バスの中で、咳をしてる人に向ける警戒するような視線や、それをスマホで撮影している若者など、とても細かい仕掛けもある。

ウイルスは目に見えない殺人凶器なのだ。目に見えないものと闘わなければいけない、それは最も恐ろしく、人を狂わせる。最後にDAY1に繋がるのだが、映画の中で恐怖を植え付けた後に、ウイルスの発祥源を明らかにする構成により、誰もがさらに警戒の意志を強く持ったのではないだろうか。(女性 20代)


公開当時に観たけれど、新型コロナウイルス感染拡大で、一番この映画をリアル観れると思った。窮地に立たされた時の人間の変貌ぶりが怖かった。ワクチンの配布方法を観て、これが現実となったら考えると恐ろしい。でも現実に起こりうる色々な可能性を考えさせられた。

「美男子」を演じるジュウド・ロウに見慣れているけど、この作品では歯並びの悪いちょっと変わった男を演じていて、演技の幅が広がっていく彼の今後も楽しみだ。(女性 30代)


絶対に今観るべき作品。コロナウイルスで人と接することが限られてしまっているこのご時世。家族や恋人、大切な人に「触れる」ことさえも躊躇してしまう今こそこの作品を観て欲しいです。2011年の作品ですが、ストーリーの展開はまさに今の世界の状況が描かれています。作中で広まったウイルスは致死率がとても高いものですが、それが以外の設定はかなり似ているものがありました。
正しい情報を見極め、自分で自分を守ること。自分を守ることが大切な人を守ることにも繋がります。(女性 30代)


本作は、未知のウイルスが発症し、そこからワクチンが作られてウイルスが収束するまでを様々な人の視点から描いたホラー作品。
今のコロナウイルスが及ぼした影響と本作の内容が重なり、ウイルスそのものの怖さよりも窮地に立たされた人間の行動にフォーカスしていて、それがとても現実的で心理的に恐怖を感じた。
そして、ラストで感染経路が発覚した時は衝撃を受けた。
ウイルスが現在もどこかで保管されていて、いつ流出してもおかしくないと考えただけでも恐ろしい。(女性 20代)


近年、コロナウイルスによって再注目されることとなった感染病を描いた作品。
突然ウイルスに感染してしまった女性がそれに気付かず家族や恋人と接触、多くの人を巻き込み亡くなってしまう。すぐに世界はウイルスにより混乱へと陥ってしまうという物語だが、コロナが流行している今、ただの映画として軽い気持ちで観ることは出来ない。ウイルスによって不倫が発覚してしまうなど、妙にリアルな場面も描かれている。感染源は意外なものであったが、世界がパニックに陥る様子を上手く表現した迫力ある作品になっている。(女性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. ミッキー より:

    映画と言うフィクションの世界が今、世界中を震撼させる現実となつているのは怖い

  2. 匿名 より:

    ベスが元彼に感染させた密会を行ったのはシカゴです。それゆえにシカゴで大量感染が起こりました。
    また、このウイルスの致死率が100%という表現は、劇中一度もされていません。

  3. Sophie より:

    最後のシーン、私の記憶だと「アンダーソン社のトラックが開発に継ぐ開発で自然界の規律を乱し、その結果、森に棲息していたコウモリが都市に追いやられ…回り回って開発を進めた人間に新たな脅威=Virusとなって返ってくる」的な話だったような。日本語字幕ついてなかったから確信はないのですが。

  4. 匿名 より:

    ①とにかくリアルなストーリーと演出

    香港と日本に重要なキーワードを残し、アメリカを舞台にパンデミックの恐怖をリアルに描いた作品。
    チーヴァー医師が家族だけを内密に逃がそうとするシーンは、実際に問題になった、3.11の東日本大震災の時の電力会社社員の行動にも似ていて現実味がある。
    また、効果があるかどうか立証されていないのに「レンギョウが効く!」と偽の情報をインターネットに流し、世間を混乱させるだけさせたアランの行動も、情報が錯綜して現実と偽の情報の区別がつかなくなるというリアル感がある。
    レンギョウ売り場や配給に群がりパニックになる住民たちの姿も、その緊迫したムードから現実味があるシーンになっている。

    しかし日本のバスの中で感染者が亡くなったシーンは、純粋な日本人俳優を使うことなく中国系やアジア系の俳優を使うというアメリカ映画ならではのキャスティングがされているため、日本人から見ると全く現実味がない。
    また、感染ルートが終盤で明らかになるのだが、生肉を調理した手をエプロンで拭いただけで客と握手する料理人は、ちょっとしたツッコミどころだ。

    ②豪華キャストの演技が光る

    ケイト・ウィンスレットが演じたミアーズ医師が、隣のベッドの患者が寒がっているのを見て自分の上着を渡そうとする最期は素晴らしすぎる。
    ピープル誌で「最も美しい人々」に選ばれた過去のあるベス役のグウィネス・パルトローの、香港でのドレスアップした美しい姿から遺体になるという転落の演技もびっくり。
    マット・デイモンが演じたミッチの、娘を守りたい一心でボーイフレンドから引き離す場面や、彼がワクチンを摂取した直後に2人だけのプロムを開く場面はいい父親らしさが引き出されている。
    ジュード・ロウが演じたアランの不気味さも際立っていて、チーヴァー医師役のローレンス・フィッシュバーンといった演技派のキャストたちも、さすがと言える存在感を放っている。

  5. 匿名 より:

    主人公ひとりの視点から描く映画ではなく、ミッチやCDCのドクター・チーヴァー、ドクター・ミアーズ、ドクター・ヘックストール、誘拐されるドクター・オランテス、悪質ブロガーのアランといった登場人物それぞれの視点から描かれた作品。
    閑散とした町や道路、配給などをめぐって争う人々、情報が錯綜する世間といったリアリティもある。
    「レンギョウが効く!」とデマを流し続けたアランだが、彼が飲んでいる「レンギョウ」と呼ばれるものが何なのかは全く不明。
    現実に起こって欲しくないことを克明に描いていて、人間は毎分3回から5回ほど顔に触れ、その手でドアノブ、エレベーターボタン、他人に触れているという解説を聞いてしまうと、潔癖症になりたくなる要素もある映画だ。