『弾丸を噛め』あらすじとネタバレ映画批評・評価

弾丸を噛めの概要:1975年制作のアメリカ映画であり西部劇(原題:Bite the bullet)。主演をジーン・ハックマンが演じた作品である。

弾丸を噛め

弾丸を噛め あらすじ

映画『弾丸を噛め』のあらすじを紹介します。

舞台は1908年のアメリカ西部。
デンバー・ポスト主催で行われる人と馬による死のレースが始まろうとしていた。
レースの賞金は2000ドルという大金であったが、その内容は総距離700マイルの砂漠や谷のある酷い土地を6日半で踏破しなければならないという非情なものであった。

このレースに8組の人間と馬のペアが参加する。
それはカウボーイのサム・クレイトン(ジーン・ハックマン)、賞金稼ぎルーク・マシューズ(ジェームス・コバーン)をはじめとする個性的な男性陣7人と唯一の女性参加者、ミス・ジョーンズだった。
突然の歯痛、急流な川の横断、8時間もかかる砂漠などとにかく過酷な状況が彼らをまちうける。
事故や馬の故障等があった場合は生きてもどることができないため、参加者たちは慎重に進むが一人、また一人と亡くなるなど脱楽者がではじめる。

そんな時、最後のチェックポイントでは残り5人。
その付近で囚人が作業をしていた。
それに気がついたミス・ジョーンズはとつぜん監視員に銃をつきつけた。
実は彼女の愛人は服役しており、この場所で作業する彼を手助けするためレースに参加していたのであった。
彼女の行動により1人が射殺され、残りの3人も馬をとられてしまう。
クレイトンとルークはオートバイで後を追い、銃撃戦を繰り広げながらなんとか馬を取り返す。

そして彼らは再びレースに戻った。
ゴールにようやく到着した2人の結果は同時の1位であった。

弾丸を噛め 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1975年
  • 上映時間:133分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:リチャード・ブルックス
  • キャスト:ジーン・ハックマン、キャンディス・バーゲン、ジェームズ・コバーン、ベン・ジョンソン etc

弾丸を噛め 批評 ※ネタバレ

映画『弾丸を噛め』について、3つ批評します。※ネタバレあり

西部劇スターたちによる異色西部劇

西部劇というと銃を腰につけたカウボーイが荒野でバンバン撃ちまくる、そんなイメージをもっている方も多いのでは?
確かにこの時代の西部劇はまさにそのとおり、そのため女性には中々見づらい作品となっていて男性ファンが多いことでも知られている。
しかし本作は賞金レースに出るカウボーイや賞金稼ぎの道中を描いており、ヒューマンドラマとしての要素が非常に強い。
また、この時代の西部劇の名役者と言えばジーン・ハックマンをはじめとしたメインの3人。
この俳優が出ているだけで西部劇として成立してしまうほどの時代に作られた映画である。
レースの途中で男同士の友情を育み、迎えるラストシーンでは共に苦労をわかちあった仲間同士一緒にゴールを切るのである。
西部劇としてではなく、男性の生き様のようなものを描いてると思って鑑賞すると女性でも見やすいのではないだろうか。

「弾丸を噛め」の直訳はいかがなものか

タイトルを見てパッケージを見るといかにもドンパチ系の西部劇なのに、実際見てみるとどこが弾丸を噛めなのか全く意味がわからない。
本来は「歯を食いしばる」という意味合いで使う原題に、おかしな日本語タイトルがつけられたおかげで見る人が限られてしまったことは否めないであろう。

馬と人間の関係性がドラマティカル

この物語の主人公は、レースの出場する参加者とその相棒の馬である。
カウボーイたちにとって馬は命の次に大事なものであり、友である。
そんな馬たちに砂漠や急流の川を渡らせる酷なことを強いるのだが、その中に脱落する馬と人間の愛情の深さが良く描かれている。
そのドラマティカルな要素がこの作品に深みをあたえ、西部劇から一気にヒューマン映画に仕上げている所以である。

まとめ

1970年代の娯楽と言えば一番先に出てくるのが映画ではないだろうか。
特にこの時代人気を集めたのが西部劇である。
日本とは全く違う荒野の風景の中で、馬に乗り銃をぶっぱなすカウボーイに男性なら1度は憧れたであろう。
今でこそあまり人気がなく新しい西部劇は作られていないが、当時は誰もがテレビや劇場で観るような圧倒液な大衆娯楽であった。
特に本作はキャストの豪華さに加え、異例のヒューマン西部劇ということもあって多くのファン層を獲得したことでも知られている。
映画としてはまだ技術不足が否めず荒削りな作品であるが、だからといって薦めないかと言われるとNOである。
今だからこそ1度は見るべき素晴らしい作品であり、現代に作られても二番煎じになってしまう西部劇なのだからこの時代の本物を見るべきなのである。

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