『ダーク・フェアリー』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

ダーク・フェアリーの概要:1973年のドラマ映画「地下室の魔物」のリメイク版で、トロイ・ニクシー監督、ギレルモ・デル・トロ製作、脚本の作品。古い屋敷の地下室に封印された”トゥース・フェアリー”の恐ろしさを描いた。

ダーク・フェアリー

ダーク・フェアリー あらすじ

映画『ダーク・フェアリー』のあらすじを紹介します。

アレックスは離婚後、年下の彼女キムと同棲中。
彼の娘サリーは母親の元で暮らしていたが、父親アレックスに引き取られる事になった。
郊外にある古い屋敷を住み込みで修復中だった2人は、そこにサリーも呼び寄せ、3人での生活を始めたが、サリーはキムに懐こうとはしなかった。

ある日、サリーは自分を呼ぶ声に導かれて地下室を発見し、封印の扉を開いてしまう。
友達になろうとサリーに近づく謎の声の主は、巧みに彼女を孤独に陥れていく。
そして、地下室を危険視していた地元住民の老人ハリスが、声の主に襲われ大怪我をする。

傷だらけのハリスを見たサリーは落ち込むが、皮肉にもそれがきっかけで、キムと打ち解けていく。
しかし声の主の姿を見てしまったサリーは怯え、家出してしまう。

アレックスはサリーを病気扱いするが、キムは彼女の話を信じる。
かつて屋敷の持ち主だった画家のブラックウッドの事を調べると、ブラックウッドの息子の行方不明事件、そして彼の遺した絵が、サリーの話と酷似しているとわかったのだ。

一刻の猶予もないとわかった3人は、屋敷を後にしようとする。
しかし、子供の歯と骨が大好物の魔物たちは、それを許さなかった。
連れ去られるサリーを、命がけで助けるキム。

だが、彼女がサリーの代わりに魔物にさらわれてしまうのだった。

ダーク・フェアリー 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:トロイ・ニクシー
  • キャスト:ケイティ・ホームズ、ガイ・ピアース、ベイリー・マディソン、ジャック・トンプソン etc

ダーク・フェアリー 批評 ※ネタバレ

映画『ダーク・フェアリー』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

フェアリーと言う名前の魔物軍団の気持ち悪さ

乳歯が抜けた時、枕の下に置いておくと、銀貨と交換してくれるという”トゥース・フェアリー”。
物語の中ではそう語られるのですが、実際に出てくるのはネズミくらいの大きさの、ちょこまかと動く化け物です。
その微妙な大きさ、襲ってくるときの数の多さ、動きの早さ、そしてなんと言っても容姿の気持ち悪さは、よく出来ています。

サリーのイラストや、自然界のものばかり絵にしてきたというブラックウッドの晩年の不気味な絵も、トゥース・フェアリーの薄気味悪い存在感を、よく表しています。
光が嫌いという弱点も、薄暗い場面になったら危険、と見ている側に緊張感を与える、良い刺激になっています。
しかし、簡単に本棚に挟まれたり、キムを失って感情的になるサリーに簡単に潰されたりと、機敏な動きが急に雑になるのは、怖いはずのフェアリー軍団の印象を残念なものに変えてしまっています。

虫食いストーリーとあまりにも救いのない展開

キムは何らかのトラウマがあって、克服したばかりだと語っているシーンがありますが、その内容に関しては全く触れていません。
ストーリー上、どうしたかったのか全く謎です。

また、屋敷のお披露目パーティーで、キムの提案で光が苦手なフェアリー軍団防止に、カメラを持って動き回るサリー。
ひとりになったところを助け出された時に、写真が撮れたと号泣しますが、今しがた本棚で潰したトゥース・フェアリーがいたはずなのに、そこには誰も気がつかないのも謎になっています。

サリーは子供なのに、母親に言われて精神安定剤を服用していますし、アレックスの話では”犬にまで同じような薬を飲ませる母親”です。
なのにアレックスも、サリーが怯える様子を気にかけるどころか、仕事ばかり気にしています。
サリーが心を開いたキムも、彼女を庇って代わりにトゥース・フェアリーの中へ落ちてしまい、ラストシーンではフェアリー軍団の一員に。
あまりにもサリーが救われない展開は、トゥース・フェアリーと同じくらい気持ちが悪いです。

ダーク・フェアリー 感想まとめ

妖精というタイトルには似つかわしいトゥース・フェアリー軍団ですが、丁寧に作られていて、漫画家でもあるトロイ・ニクシー監督ならではの視点で、不気味な妖精軍団を見ることができます。
100年前のブラックウッドが息子を取り戻すため、メイドの歯を無理矢理もらってしまう場面から始まる映画ですが、そのシーンはとてもグロテスクなので、苦手な場合は嫌なものを見てしまうことになるでしょう。

ストーリーや演出、フェアリー軍団の様子など、細部までよく出来た映画ですが、どこか物足りないホラー映画でもあります。
ギレルモ・デル・トロが製作、脚本、監督をし、ヒットしたSF映画”パンズ・ラビリンス”と今作が、どこか似た薄暗い雰囲気の妖精を登場させるせいか、不気味な妖精なら”パンズ・ラビリンス”と思わせてしまうのかもしれません。

Amazon 映画『ダーク・フェアリー』の商品を見てみる

コメント

  1. iguana600 より:

    この映画、素人作品でしょうか⁉︎。
    首を傾げてしまうシーンが多すぎて、イライラします。
    ここまで子供の事を信じてやらない親も変です。
    最後の方の展開でキムが引っ張られて地下に落ちたのに助けなかった夫も不思議でなりません。
    切りがないのでこの辺で終わります。
    後味の悪い映画でした。