『ダーク・シャドウ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

ダーク・シャドウの概要:アメリカで放送されていたドラマ「ダークシャドウ」を原作にした作品。呪いでヴァンパイアになった青年が200年ぶりに蘇り、自分の末裔たちと交流を深める様子と、呪いをかけた魔女との争いを描いた。

あらすじ

ダーク・シャドウ』のあらすじを紹介します。

1760年。
イギリスからアメリカのメイン州へ移住し、水産会社を始めたコリンズ家。
事業は成功したものの、召使でもある魔女アンジェリークの呪いによって両親を殺され、最愛の女性ジョゼットも失ったバーナバス。
彼もアンジェリークの呪いにかかってヴァンパイアとなり、永遠に葬りさられた・・・はずだった。

1972年。
家庭教師募集の広告を見たヴィクトリア・ウィンターズは、NYからメイン州の田舎町にある古い屋敷にやってきた。
屋敷の主エリザベス、エリザベスの弟ロジャー、娘キャロリン、ロジャーの息子デヴィッド、セラピーを担当しているホフマン博士、召使のウィリー、ジョンソンと一緒に生活しながら、デヴィッドの家庭教師をすることになったヴィッキー。

その夜、200年ぶりに蘇ったバーナバスが屋敷に戻ってきた。
そして、ジョゼットに瓜二つのヴィッキーに恋をするバーナバス。

自分の末裔の落ちぶれようにショックを受けたバーナバスは、コリンズ家の復興を決意する。
エンジェル・ベイという会社が商売敵だと教えられるが、その女社長アンジーの正体は、魔女アンジェリークだった。
200年前の因縁と会社がらみの駆け引きが行われる中、ヴィッキーはバーナバスに自分の秘密を打ち明ける。
だがホフマン博士やロジャーの裏切り行為が次第に明らかになり、ハーナバスもピンチに陥る。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2012年5月19日
  • 上映時間:113分
  • ジャンル:SF、ファンタジー、コメディ
  • 監督:ティム・バートン
  • キャスト:ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム・カーター、エバ・グリーン、ジャッキー・アール・ヘイリー etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ダーク・シャドウ』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

キャラクターがとにかく濃い

バーナバス(ジョニー・デップ)は、ファーストフード店の「M」のマークを悪魔の名前と勘違いするような変わり者。
もちろん、テレビの中に人が入っていると騒ぐなど予想できる行動もするので、次はどんな事をやってくれるのかとワクワクさせられる。

女当主エリザベス(ミシェル・ファイファー)は常に冷静で、バーナバスに対してナイスなツッコミ役。
アンジェリーク(エヴァ・グリーン)によって狼人間にされていたキャロリン(クロエ・グレース・モレッツ)は、反抗期のティーンエイジャーそのままだが、常に不機嫌な部分はエリザベスそっくり。

アルコール依存症の精神科医で、コリンズ家に居座っているホフマン博士(ヘレナ・ボナム=カーター)、酔っ払いの動画から多くのヒントを得たという、出来の悪い召使ウィリー(ジャッキー・アール・ヘイリー)も強烈。
エリザベスの弟ロジャー(ジョニー・リー・ミラー)の、何か悪いことを企んでいそうな嫌な奴っぷりは完璧。
母親の死を受け入れられないデイヴィッド(ガリヴァー・マグラス)は、母親の幽霊に取り憑かれた少年だが、変わり者のように描かれてはいない。

細かい部分は描かないストーリー

デイヴィッドの住み込み家庭教師になったヴィッキー(ベラ・ヒースコート)だが、彼女が家庭教師らしいことをしているシーンがひとつもないのはツッコミどころ。
また、デイヴィッドにしても、“おかしくなった部分”が表現されておらず、変わり者としての印象は無い。

ヴィッキーが突然出てきた幽霊に全く驚かないのもツッコミどころのひとつだが、実は彼女は幽霊が見える体質で、病院から脱走してきたとわかるとスッキリする。
ベラ・ヒースコートは幽霊のジョゼットと1人2役だが、雰囲気の違いからか全くの別人に見える。
ラストシーンでは、また違った一面が見え、演技の幅広さにも驚かされる。

アンジェリークも強烈な存在感を放っているが、それだけで終わっているのがもったいない。

コリンズ家再建にはほとんど触れておらず、立ち直ったのかどうかも謎のままエンディングを迎えるが、バーナバスの血を輸血していたホフマン博士が湖の中で目覚めるラストのインパクトが強く、考える暇を与えないのは良い。

まとめ

タッグを組むことが多いジョニー・デップとティム・バートン監督の作品で、ジョニー・デップの次に共演作が多く、公開時には結婚同然の付き合いだったヘレナ・ボナム=カーターも本作に出演している。
この3人は「アリス・イン・ワンダーランド」でも顔を合わせている。

変わり者一家としては「アダムス・ファミリー」に引けを取らないようなムードがあり、あまりにも存在感が薄いために誰のことなのかわからないような老女メイドのミセス・ジョンソンなど、人間とモンスターの中間のような登場人物も存在する。
人狼、ヴァンパイア、魔女、幽霊など豊富なモンスターが登場するが、コメディ要素たっぷりで面白い。

アンジェリークの下着を押し付けられて、棺桶に閉じ込められるバーナバスには笑いが止まらなくなる。

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