『ダークマン』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

1990年のアメリカ映画、日本では1991年に公開。全身に大やけどを負った主人公が人工皮膚を身にまとい復讐を開始する。監督は「スパイダーマン」のサム・ライミ、出演はリーアム・ニーソン。

あらすじ

ダークマン』のあらすじを紹介します。

火傷を負ってしまったしまった人の為にペイトンは人工皮膚の研究をしていた。だがどうしても99分で人工細胞が崩れてきてしまう。その原因が分からないまま研究を続けていた。恋人のジュリーは弁護士、彼女は自身のクライアントの賄賂の証拠書類を見つけてしまう。それをクライアントのルイスに相談し書類はペイトンの元にある事を話してしまう。

その頃ペイトンは人工皮膚の研究を続けていた、いつものように99分まで様子をみていると突然停電になってしまった。助手は気付いていなかったが99分を超えていた、ペイトンは今何分だ?と尋ねると“100分です!”ペイトンは暗闇こそが細胞の崩壊を止めているのだと悟った。人工細胞は感光性だから・・・“闇に何がある、どんな秘密があるんだ”と悩んでいたところ突然殺し屋達に襲われてしまう。壮絶なリンチの末研究所を爆破されてしまう、その爆風でペイトンは川に投げ出されてしまった。研究所が燃えている所に駆け付けたジェリーは研究途中で事故が起きたのかと絶望してしまった。

数日後川の下流の病院である治療を受けている男がいた、男は重度のやけどを受けておりランゲベリッツ法で痛みを感じないようにしていた。意識を取り戻した男は拘束をはずして病院を抜け出していった。

評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1990年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:アクション、ホラー
  • 監督:サム・ライミ
  • キャスト:リーアム・ニーソン、フランシス・マクドーマンド、ラリー・ドレイク、ネルソン・マシタ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ダークマン』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

ペイトンが受けた治療

ペイトンは体の大部分を重度のやけどを負っていました、そのため脳に痛みを感じさせないように痛覚を遮断させるように治療をしたのです。やけどの痛みを感じなくなる画期的な治療法なのですが深刻な副作用が発生するのです。それは感覚が脳に届かなくなるため脳が精神的に飢えてしまうのです、その飢えを満たすには感情を高ぶらせることです。さらに副作用は疎外感や孤独・怒りというネガティブな感情を増幅させてしまいます。そのためアドレナリンが大量に作られ驚くべき怪力を発揮するようになります。

ペイトンの感情

病院を抜け出したペイトンは恋人のジェリーに会いに行きますが逃げられてしまいます。訳が分からないペイトンは鏡で自分の姿を見て驚愕してしまいます。そこには以前の面影のかけらもない醜い姿が映っていたのです。怒りで我を忘れるペイトンは次第にその怒りを制御し理性的に行動できるようにと感情を抑える事に努めます。そして自分の研究を思い出し密かに廃墟に研究所を作って人工皮膚を製作します。それを使って恋人に会いさらに敵になりすましてじわじわ復讐を遂げていくのです。

ジェリーに本当の姿を見られたペイトンは変わらず自分を思ってくれている彼女の元から去っていきます。人工皮膚をつけるとネガティブな感情が増幅され邪悪になってしまう、ジェリーはきっとそれに耐えられないからというのがその理由なのですがペイトンが研究途中に“闇にどんな秘密が・・・”と言っていた事につながるのかなと思いました。

まとめ

物語にはあまり関係がないのですが、ペイトンが病院で治療を受けている時の担当女医が本当に怖かったです。人を人とも思わず完全に物扱いで研修医たちに“苦痛を感じないからこんなことをしても何も感じないのよ”と言ってペイトンの足に太いピンをブスッと笑いながら刺していました。こんなことが平気でできるなんてどんな神経をしているんだと映画を見ている間ずっとそのことが引っかかって集中できませんでした。さらにペイトンが受けるリンチがとんでもなくひどいのでアメコミ調な映画ではありますがお子さんと一緒に観たりしない方がいいです。ですが正にダークヒーローという言葉がぴったりで、頭がいいペイトンが冷静かつ合理的に復讐して行く様子は感心するばかりです。今のCG技術を使えばもっとすごい映像になるはずなのでぜひリメイクしてほしい作品です。

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