『デジャヴ』あらすじとネタバレ映画批評・評価

デジャヴの概要:トニースコット監督、テンゼル・ワシントン主演で制作された2006年の作品。プロデューサは「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも有名なジェリー・ブラッカイマー。

デジャヴ

デジャヴ あらすじ

映画『デジャヴ』のあらすじを紹介します。

事故と思われたフェリー爆発事件が、ATF(アルコール・タバコ・火器・爆発物局)のダグ・カーリンの鋭い観察眼で事件と断定された。
そんな中、爆発事件に巻き込まれたと思われる、クレア・クチヴァーという女性の遺体が発見される。
調査を進める中、クレアが爆破事件の前に殺害されていた事、彼女の事件が爆破事件解決の鍵を握っていると考えられた。
そして、ダグの相棒も爆破事件の被害者だと発覚する。

FBIから、新しく設置された部署への引き抜きを打診されるダグ。
4日半前までタイムスリップして、その時の映像を見る事が出来るマシーン「白雪姫」の視点をアドバイスする事だった。

クレアが鍵だと考えるダグは、「白雪姫」で4日半前の彼女を追ってゆく。
4日半前のダグに忠告文を送るメンバーだったが、相棒のラリーが受け取ってしまう。
過去の映像とリンクしながら視点を広げられる装置「ゴーグル」を持って、現在から過去の犯人とラリーを追いかけるダグ。

結局、過去は変えられなかったものの、犯人を見つけ逮捕する事ができた。
しかし、クレアの部屋にあったメッセージを見て、自分が過去へ行けば運命を変えられると思い、ダグはタイムトラベルを願い出る。

過去に戻ったダグはクレアを救出し、爆破を止める事にも成功するが、自らの命を犠牲にしてしまう。
恩人ダグを失った悲しみに打ちひしがれるクレアの前に現れたのは、その時間に生きるダグだった。

デジャヴ 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2007年3月17日
  • 上映時間:127分
  • ジャンル:SF、サスペンス、ミステリー
  • 監督:トニー・スコット
  • キャスト:デンゼル・ワシントン、バル・キルマー、ジム・カビーゼル、ポーラ・パットン、ブルース・グリーンウッド etc…

デジャヴ 批評 ※ネタバレ

映画『デジャヴ』について、2つ批評します。※ネタバレあり

グラフィック映像や「白雪姫」と「ゴーグル」の素晴らしさ

過去を見る「白雪姫」の映像や「ゴーグル」を使って運転をするダグの視点は手が込んでいて、2006年に制作された映画とは思えないほどのCG技術です。
特に「ゴーグル」を頭に乗せて、片目は過去の映像、もう片方の目で現在の映像を見ながら運転するシーンでは、ダグ視点の映像でグラグラする感覚があり、3D作品並みの臨場感を覚えます。
「白雪姫」の映像では、壁を通り抜けて見る事が出来たり、その途中の人が半分くらい映っている映像もあるので、近未来的なかっこよさがあります。

しかし、タイムスリップ用として作られたものではないとしても、ダグを過去に送るシーンの、いかにもドラム式洗濯機の中を利用した、というフォルムのタイムマシンとの差はいかがなものかと思います。
「白雪姫」「ゴーグル」の近未来的な装置とはかけ離れすぎていて、それだけが残念です。

謎が多いストーリー展開に「?」

ミステリーで始まるストーリーですが、途中からSFがメインになります。
ダグが最初にクレアの部屋に行った際に、マグネットを並べて作られた「君は彼女を救える」というメッセージを見て直感でクレアを救おうと奮闘するのですが、そのメッセージだけに執着しているので、何度も見なければストーリーの展開についていけません。
また、「白雪姫」やタイムトラベルの説明が、簡単すぎるうえに大雑把なので、もう少しわかりやすくしても良いかと思われます。

最初は人間の移動は無理だと繰り返し否定的な事を言っているのに、最後にあっさり許可されて過去に戻るダグ。
クレアのメッセージボードの横に貼られた新聞記事や、ラリーが殺害された場所で拾ったクレアのと思しきピアスなど、回収しきれないストーリー上の展開が多く、見ていて不思議に思う場面が多いです。

テンポがとても早く進むため、気にしなければ楽しめる展開にはなっています。
ラストの感動的なダグとクレアの再会の場面にはグッときますが、ストーリーを理解しようとすると何度も見ることになるため、感動が薄れてしまう感覚もあります。

まとめ

ただのミステリーではなく、SFの要素をたっぷり取り入れたミステリー映画です。
既視感とも言われる「デジャブ」が、ストーリーの中でとても上手く使われています。

ひとつの事件の解決とひとりの女性のために、タイムトラベルをする捜査官・・・と、いろいろなものが詰まっています。
詰め込みすぎたために内容が絞りきれておらず、1度見ただけでは納得できない部分がとても多いのが難点です。
SF好きでも、何度も見てからわかる部分が多いストーリーです。

演技派俳優のテンゼル・ワシントンの演技力はやはり素晴らしく、悪徳警官も演じたことがあるとは思えないほどに「ATFのダグ」になりきっています。
タイムトラベルを扱った映画では珍しくラストがハッピーエンドなので、見終わった後にモヤモヤとする事はありません。

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